2020.12.25

お屠蘇にならって、ハーブな健康酒をつくっちゃおう!

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
お正月にお屠蘇(とそ)を飲まれる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
「邪を屠(ほふ)り、カラダを蘇らせる」といわれるお屠蘇は、今でこそ縁起ものの側面が大きいですが、よくよく中身を見てみると、大変理に適った健康酒のようです。

日本のハーブ酒、お屠蘇

お屠蘇をつくるのに欠かせない屠蘇散(とそさん)は、薬草の入ったティーバッグ。
清酒にみりんで甘味をつけたお酒に一晩つけると、あの独特の風味になります。
もともと屠蘇散は漢方薬として使われていたもの、と聞けば、あの風味にも納得が行きそうです。

もう少し中身をよく見ていくと、西洋ハーブと共通する材料もいくつか使われており、ハーブ酒と呼んでしまっても過言ではないようです。

成分をあますことなく抽出

通常ハーブティーでは、熱湯でハーブの成分を抽出しますが、アルコールを使って抽出すると、お湯よりも多くの成分を取り出すことができます。

また、一晩しっかり漬け込んだお屠蘇には、成分がたっぷりと溶け出していることでしょう。
これは、ハーブを取り入れる方法として、マネしない手はありませんね。

お屠蘇風健康酒の作り方

【材料】
● 清酒とみりんを合わせたもの 400cc
● ブレンドハーブ
★ クローブ:小さじ1
★ シナモン:小さじ1
★ カルダモン:大さじ1
★ オレンジピール:小さじ2
★ ジンジャー:小さじ2

【つくり方】
1)清酒とみりんを合わせ、お好みの甘さのベースをつくる。
2)ブレンドハーブをお茶パックへいれ、1)に浸して一晩おいたらできあがり。

いろいろなシーンで

寝る前に少量飲めばカラダをぽかぽかとさせてくれますし、食前酒として飲めば胃もたれを防げます。
口当たりも甘く、意外と現代の女子会にもぴったりなオシャレな風味なので、お家パーティーでのおもてなしにもよいかもしれません。

今回は屠蘇散にならい、スパイスをメインにした風味ですが、ローズやカモミール、またミントをいれるなどしても美味しそう。
ぜひオリジナルの健康酒にも、チャレンジしてみてくださいね。
ページを共有する
ライフスタイル
2020.12.03

クリスマスを飾る、聖なる香りって?

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
今年もクリスマスまであとわずかとなりましたね。
世界各国で年中行事として根付いているクリスマスですが、もともとは「イエス・キリストの生誕を祝う日」というのが有力な説。
クリスマスの語源はラテン語の「クリストゥス・ミサ」と言われ、キリスト降誕の祭礼を意味しています。

今回はクリスマスと関わりの深い香りについてのお話です。

植物の香りは特別な贈りもの

以前ご紹介したフルーツポマンダーや、玄関に飾るリースなど、この時期ならではのハーブや植物の活用法が、古くから受け継がれてきました。
香りにもまた、クリスマスと関わりが深いとされるものがあります。
それは、木の樹脂から採取される「没薬(ミルラ)」と「乳香(フランキンセンス)」。

ここからは、「没薬」と「乳香」にまつわる逸話や香りの特長、クリスマスならではの楽しみ方などをご紹介します。 植物の香りに魅了され、その成分を取り出そうと工夫を凝らしてきた人類。
古代文明の中で、植物から採取した香りは病を遠ざけるものとして珍重され、神への捧げものとして活躍しました。

イエス・キリストが生まれた時、三賢人が駆け付けたエピソードが広く知られますが、その際に三賢人より捧げられたのが「黄金」の他に、「乳香」と「没薬」であったといいます。
当時の人々にとって、植物の香りは金と並ぶほど価値あるものだったことが分かりますね。

「没薬」と「乳香」は、どちらも樹脂から抽出されますが、それぞれの香りの印象や働きはまったく異なります。

没薬
優れた抗菌作用をもち、古代エジプトでミイラの防腐剤としても使われていた植物。ムスク様の深い香りで、心を穏やかに整え、正しい選択へ導いてくれます。
 
乳香
気持ちを鼓舞したい時に、そっと背中を押してくれるような、ウッディーで温もりのある香り。女性特有のお悩みの頼もしい味方としても知られています。

聖夜を包む至高のアロマ

はるか昔、古代から人々に寄り添ってきた香り。
「没薬」と「乳香」は、現代を生きる私たちも手軽に楽しむことができるんですよ。
没薬は『ミルラ』、乳香は『フランキンセンス』と書かれた精油を探してみてください。

ムスクに似た濃厚な香りの『ミルラ』と、クリアでウッディーな香りの『フランキンセンス』。
どちらも、ローズやネロリのような華やかさや、ミントやローズマリーのような爽やかさとはまた違う、深く厳かな香りが魅力です。 それぞれの香りを単独で使うのもいいですが、おすすめはシナモンとの組み合わせ。
シナモンスティックに『ミルラ』と『フランキンセンス』の精油を1~2滴ずつたらして混ぜあわせれば、香りが調和してスパイシーで温もりある雰囲気に。
束にしたシナモンスティックをクリスマスツリーやリースの飾りにして、お部屋にやさしく香りを広げましょう。

クリスマスを彩る聖なる香り『ミルラ』と『フランキンセンス』。
古代の人々もおなじ香りを感じ、神聖なものとして活用してきたのですね。ものごとの歴史や背景を知ると、より深く楽しめるもの。
今年のクリスマスは、香りにもこだわって、大切なご家族や仲間と分かちあいましょう。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
ページを共有する
ライフスタイル
2020.06.27

じんわりあったか! 自宅でできる「ハーブボール」マッサージ

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
梅雨の雲間から注ぐ陽射しは日に日に強くなり、本格的な夏が近づいています。

次第に暑さが増してくると、つい冷房や冷たいドリンクに涼を求めてしまいますが、頼り過ぎると知らぬ間に冷えを招き、さまざまな不調にもつながりやすくなります。

今年の夏を元気に乗り切るためにも、カラダを温めたり、巡りを良くする習慣を身につけておきたいですね。

今回ご紹介するのは、南国・タイの知恵「ハーブボールマッサージ」。
布でしっかり包んだハーブを蒸して温め、カラダに押し当てるマッサージです。
日本では、本格的なスパやエステなどで使われるイメージですが、意外にも、自宅で手軽に作ることができるんですよ。

タイ伝統のハーブボールマッサージ

タイのハーブボールマッサージは、昔から民間療法として人々に親しまれてきました。 日常の疲れを癒したり、産後の女性などが利用してきたそうです。 たくさんのハーブが身近に手に入る、タイならではの知恵が詰まったマッサージの方法ですね。

使うハーブはさまざまですが、レモングラスやショウガ、タマリンドやこぶみかんなど、タイの生活に密着したハーブが使われています。

現地では、ボディ用だけでなく、フェイス用の小ぶりなものなど、用途にあわせたさまざまな大きさのハーブボールがたくさん。 タイらしいオリエンタルな香りが楽しめるので、お土産用としても大人気なんです。

手軽で簡単! ハーブボールのつくり方


ハーブボールには、フレッシュハーブもドライハーブも使われますが、今回は、ドライハーブだけを使った、手軽で簡単なつくり方をご紹介します。
選んだハーブは、レモングラスと和のハーブを含めた6種類。
カラダをじんわり温めて、きれいを作るラインナップです。

材料
レモングラス、ショウガ(ジンジャー)、ニッキ(シナモン)、クワの葉(マルベリー)、スギナ(ホーステール)、ハト麦(ハトムギ)※すべてドライハーブ・各10g・ 綿やガーゼの布(30cm×30cm)・ 綿のひも(50~60cm)

1

布を被せたボウルに各ドライハーブを入れてよく混ぜ合わせる。

2

口を固くひもでしばり、持ち手をつくる。

3

軽く全体を濡らした後、ラップをかけて蒸し器や電子レンジで温めてできあがり。電子レンジを使う場合は、600Wで約1分~1分30秒を目安に。

Point
お好みのドライハーブでアレンジしても◎ 2、3回使ったらハーブの入れ替えをおすすめします。

使い方

蒸したハーブボールをほぐして香りを立たせながら、ポンポンとカラダに押し当てて、気持ちのよい箇所を探るようにマッサージしていきます。
バスルームで使うとハーブの香りが広がり、スパにいる様な優雅な気分が味わえますよ。

じんわりとした温かさとハーブの香りが魅力のハーブボール。
外出がおっくうになる梅雨時は、手づくりのハーブボールで、身も心も解けるリラックス時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
ページを共有する
ライフスタイル
2019.11.07

11月のおすすめハーブ「シナモン」

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
秋が深まり、少しずつ冬の気配が感じられるようになってきました。
肌寒い日は、温かい飲み物が恋しくなりますね。カラダをぽかぽか温めるハーブティーで、着膨れしない寒さ対策はいかがでしょうか。

そこで今回は、温めパワーで、健康と美容をサポートするハーブ、シナモンをご紹介します。

世界最古のスパイスのひとつ

コショウ、クローブとならび、旧約聖書にも登場する世界最古のスパイスのひとつ。
香り高いことから「スパイスの王様」とも呼ばれ、古くから薬用や香辛料として利用されたり、紀元前4千年頃のエジプトでは、ミイラを保存する防腐剤として重宝されました。

日本では、「肉桂(にっき)」と呼ばれ、京都名物の「八橋(やつはし)」の香りとしても有名です。
漢方では「桂皮(ケイヒ)」の名で知られています。

シナモンは樹の皮

シナモンは、クスノキ科に属する常緑樹の樹皮。人の手で樹皮を薄く剥がして乾燥させると、自然にくるんと丸くなり、あのシナモンスティックの形状になります。
学名の異なる「セイロン・ニッケイ」と区別して、「カシア」とも呼ばれますが、総称して「シナモン」と言われることが多く、どちらも似た目的で使われます。

健康、美容の強い味方

風味付けに利用されることの多いシナモンですが、その働きかけも◎
カラダを温めて巡りを良くし、カラダの機能全般を活性化してくれます。
また、冷えやゾクッと寒気がきた初期段階を緩和し、おなかの調子を整える働きも期待できます。

さらに、シナモンに含まれるケイヒエキスは、カラダの中から若々しさを保ち、見た目年齢も下げるエイジングケアの強い味方! ハリのある毎日の助けとなってくれます。

健康、美容、ダイエットの三拍子が揃った優等生ハーブ、シナモン。スパイシーで高貴な香りが、冷えたココロとカラダを、じんわり温めてくれるでしょう。
ページを共有する
季節のおすすめハーブ
2019.10.07

〈香りの魔除け〉フルーツポマンダーをつくろう

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
西洋に伝わる冬の風物詩に、フルーツポマンダーがあります。
フルーツポマンダーは、フルーツとクローブ、シナモンなどのスパイスによってつくられる香りの魔除け。
自然乾燥させて仕上げるため、空気が乾燥して寒くなる10月頃から作るのがベストです。
そこで今日は、クリスマスの飾り付けに最適な、フルーツポマンダーの作り方をご紹介します。

ポマンダーの歴史

ポマンダーはもともと中世ヨーロッパの貴族たちが持ち歩く、金や銅でできた丸い飾りでした。
ハーブやスパイスを中に詰め、その香りを魔除けとして、持ち歩いていたといわれます。
ハーブやスパイスは、抗菌作用を持つものや、免疫力を高めるものも多くあるので、病気を防ぐ意味合いがあったのでしょう。
やがて、庶民に広がる中で、果物を使って作る形に変化していったものが、フルーツポマンダーです。

くせになるポマンダーづくり

作り方は簡単で、オレンジなどの果物に、クローブをびっしりと刺していき、シナモンパウダーをまぶして、乾燥させるだけです。
本来傷んでカビてしまうはずのオレンジが、クローブの抗菌力で、腐らずに乾燥していく様子からは、ハーブのチカラを感じ取ることができます。 クローブはちょうど釘のような形をしているため、すんなりと刺すことができ、少しクセになる感触と楽しさがあります。
また、刺す度に、オレンジとクローブの香りが広がっていき、あたたかく幸せな気持ちにさせてくれるので、お友達やご家族と一緒に行う、クリスマス準備のイベントとしてもおすすめです。

早速、つくってみましょう!

【材料】
・オレンジ(お好きな柑橘でOK)
・クローブ(ホールのもの)
・シナモンパウダー

【道具】
・マスキングテープ
・竹串
・ビニール袋
・リボン、飾り


① オレンジにマスキングテープで十字をつくり、リボンをまくスペースをつくります。 ② マスキングテープ以外の部分に、竹串で穴をあけながらクローブを刺します。
この時、しっかり皮の内部までクローブが届くように、しっかりと刺すのがポイントです。 ③ クローブを刺しきったら、マスキングテープをはがし、ビニール袋の中でシナモンパウダーをよくまぶします。 ④ 2~3週間ほど風通しのよい場所で乾燥させたら、リボンを巻き、飾りをつけて出来上がりです。 クリスマスの飾りつけや健やかに1年を終えるお守りに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


 
>> ハーブのはたらき研究プロジェクト「クローブの抗菌力を検証~フルーツポマンダーができるまで」
ページを共有する
ライフスタイル