2022.08.31

9月のおすすめハーブ「ミルクシスル」

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
9月目前とはいえ残暑厳しく、初秋より晩夏の響きがしっくりきますよね。
そんな日々に、ついつい手が伸びてしまう冷たいモノ。
カラダのクールダウンにはもってこいですが、摂り過ぎてしまうと不調の原因にもなりかねません。
夏に受けたダメージをリセットし、これからやってくる〈食欲の秋〉のためにも、カラダをいたわってあげましょう。

そこで今回は、古来より清浄・保護・再生などのチカラが高く評価されているハーブ「ミルクシスル」をご紹介します。

古くは母乳を出す目的で使われていたハーブ

紫色の大きな頭花をつけるミルクシスル。
古くは母乳を出す目的で使われていたことから「ミルク(乳)シスル(アザミ)」の名が付けられたと言われています。

キク科多アザミ属の二年草で、和名をオオアザミやマリアアザミといいます。
原産は地中海沿岸でヨーロッパ全土に生育しており、日本にも帰化植物として広く分布しています。

限りない母のチカラが宿る薬草

葉には光沢とトゲがあり、乳白色の葉脈が特徴です。
これは、聖母マリアがイエスにお乳を飲ませた際に、葉にこぼれた乳が葉脈の白い縞模様となったとされ〈限りない母のチカラが宿る薬草〉として信じられていました。
セントマリーシスル(マリアアザミ)やホーリーシスルなどの別名は、このエピソードに由来しています。

お酒好きな方の健康サポートに

ヨーロッパでは、二千年以上前から薬草として用いられてきた歴史があり、中世の著名なハーバリストであるジェラードやカルペパーなどの書物の中でも、その清浄・保護・再生などのチカラが高く評価されているハーブです。
全草が食用とされ、ハーブティーでは種が使われます。 160830_3 現代では、種子に含まれる成分「シリマリン」の、お酒好きな方の健康をサポートするチカラが注目されており、ハーブティーやサプリメントとして摂りいれる方法が広く親しまれています。
生活習慣が乱れがちな方、そしてお酒を飲む機会が増える際には、カラダのお守りとして、積極的にご利用いただきたいハーブのひとつです。 

〈聖なるアザミ〉ミルクシスルは、日々の穢れを清らかなものに変え、明るく活き活きとあるために欠かせない、肝要なチカラを授けてくれるでしょう。
ページを共有する
季節のおすすめハーブ
2022.06.06

じめじめ時季を快適に過ごすハーバルライフ

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
日本気象協会による最新の梅雨入り予想では、九州から東北南部で平年より遅い見通しとなるようです。
梅雨入り前とは言え、不安定な天候が続いています。
恵みの雨に感謝しながらも、曇りがちな気候は、気分だけでなくカラダも重くなりがちに。
湿気による臭いやカビも気になります。

そこで今回は、「じめじめ時季を快適に過ごすハーバルライフ」をご紹介します。

香りを楽しみながら臭いの元を断つ

部屋干しなどで嫌なにおいがする時には、ティートゥリーをはじめ、ユーカリやペパーミント、レモンやグレープフルーツなどのエッセンシャルオイルをディフューザーで香らせて、香りを楽しみながら臭いの元を断ちましょう。
古くから浄化に使われてきたジュニパーベリーも、空気をきれいにしながら心身をクリアにしてくれます。
重曹と精油を使った除湿消臭剤や、ルームスプレーを手作りしてみるのもいいですね。

カラダに不要な水分を溜めこまない

梅雨の時期は〈水はけのよいカラダづくり〉が健康管理のポイント
良質な水分をしっかりと摂りながら、不要な水分はきちんと出しましょう。
巡りを助けるハイビスカスティーは、この時期の水分補給に特におすすめです。
レモングラスなどとブレンドして、できればホットで飲みましょう。

重たさを感じる時はアロマセラピー

ジュニパーベリーとグレープフルーツ精油を使ったオイルトリートメントは、重たさを感じる時のスペシャルケアに。
お風呂上がりに、滞りがちな脚を中心に丁寧にマッサージしてみましょう。
忙しい方は、同じブレンドのバスソルトを使って、半身浴するだけでもOKです。
入浴の前後には水分補給を忘れずに。


ハーブやアロマを活用して、じめじめ時季も爽快にお過ごしくださいね。
ページを共有する
ライフスタイル