2024.10.30

11月のおすすめハーブ「シナモン」

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秋が深まり、少しずつ冬の気配が感じられるようになってきました。
肌寒い日は、温かい飲み物が恋しくなりますね。
カラダをぽかぽか温めるハーブティーで、着膨れしない寒さ対策はいかがでしょうか。

そこで今回は、温めパワーで健康と美容をサポートするハーブ、シナモンをご紹介します。

世界最古のスパイスのひとつ

コショウ、クローブとならび、旧約聖書にも登場する世界最古のスパイスのひとつ。
香り高いことから「スパイスの王様」とも呼ばれ、古くから薬用や香辛料として利用されたり、紀元前4千年頃のエジプトでは、ミイラを保存する防腐剤として重宝されました。

日本では、「肉桂(にっき)」と呼ばれ、京都名物の「八橋(やつはし)」の香りとしても有名です。
漢方では「桂皮(ケイヒ)」の名で知られています。

シナモンは樹の皮

シナモンは、クスノキ科に属する常緑樹の樹皮。
人の手で樹皮を薄く剥がして乾燥させると、自然にくるんと丸くなり、あのシナモンスティックの形状になります。
学名の異なる「セイロン・ニッケイ」と区別して、「カシア」とも呼ばれますが、総称して「シナモン」と言われることが多く、どちらも似た目的で使われます。

健康、美容の強い味方

風味付けに利用されることの多いシナモンですが、その働きかけも◎
カラダを温めて巡りを良くし、カラダの機能全般を活性化してくれます。
また、冷えやゾクッと寒気がきた初期段階を緩和し、おなかの調子を整える働きも期待できます。

さらに、シナモンに含まれるケイヒエキスはカラダの中から若々しさを保ち、見た目年齢も下げるエイジングケアの強い味方! ハリのある毎日の助けとなってくれます。

健康、美容、ダイエットの三拍子が揃った優等生ハーブ、シナモン。
スパイシーで高貴な香りが、冷えたココロとカラダを、じんわり温めてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2024.10.23

集中力を高めたい時のハーブ3選

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何をするにも気持ちの良い秋。仕事や資格取得などの勉強も、集中して頑張りたい時ですね。

そこで今日は、ココロもカラダもシャキッと、冴えた毎日をサポートするハーブを3つご紹介します。

ゴツコーラ

インド古来の健康法(アーユルヴェーダ)において、非常に重要な薬草とされているハーブ。
珍しい成分を豊富に含んでおり、中でも記憶をサポートする働きは、うっかり予防やひらめきを活性させるエイジングケアに最適です。

マテ

1~2%(茶葉換算)のカフェインを含んでおり、頭の働きをクリアにします。
ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいるマテは、栄養補給にもなるため、肉体的な疲労による集中力ダウンにもおすすめです。

ローズマリー

「追憶」や「記憶」「思い出」といった花言葉にも表わされている通り、頭や明瞭さと関係の深いハーブ。
樟脳に似たスッキリとした香りで快い刺激を与え、記憶力や思考能力アップをサポートします。


どれも個性的な風味のハーブですが、上から大匙《0.5:1:1》の割合でブレンドすれば、爽やかな香りでモヤモヤすっきり、気分もシャキッとさせてくれるハーブティーの完成です。

カフェインが苦手な方は、マテをペパーミントにしても◎
また、ギンコウをプラスすれば、さらに仕事や勉強も捗るベストブレンドに!
……しかしながら風味は、ちょっとハーブティー上級者向きかもしれません!?
どんな風味か、ぜひお試しくださいね。
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ハーブ3選
2024.10.17

「ブルーマロウ」でティータイムに彩りを

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鮮やかなブルーから淡いピンクへ……
まるで魔法のように、次々と色が変化するハーブティーをご存じですか?
今回は、香りや味わいだけでなく、目でも楽しめる魅力あふれるハーブ「ブルーマロウ」をご紹介します。

目の覚めるような鮮やかなスカイブルー、エレガントな雰囲気を醸しだすパープル、そして、心躍る華やかなピンク。
そんなふうに、ドラマティックに移りゆく彩りから、“夜明けのハーブ”とも呼ばれているそうです。なんともロマンティックですよね。

色の変化を楽しめるティーは他にはなかなかないもの。
ウェルカムドリンクなど、おもてなしにもぴったりですよ。

ブルーマロウってどんなハーブ?

ブルーマロウは、ヨーロッパ原産のアオイ科ゼニアオイ属の多年草。
日本では古くから「ウスベニアオイ」の名で知られています。

初夏から夏にかけて赤紫色の可愛らしいお花を咲かせるブルーマロウですが、とても丈夫で、草丈が30~180cmになることもあるそう。
乾燥させると青紫に変色するのは、ブルーベリーの色素としても知られるアントシアニンによるものです。

また、ティーにするととろみがあり、香りはほのかにフルーティー。
葉や花は生でそのまま食べることができるため、サラダやお料理に添えれば、彩り豊かな一皿になりますよ。

レモン一滴でピンクに変身! ブルーマロウティーの楽しみ方

まずは、ブルーマロウティーの基本的な楽しみ方をご紹介します。 青紫色の花びらをお湯に浸してハーブティーにすると、目にも鮮やかなブルーのティーができあがります。
茶葉を入れたポットにお湯を注ぐと、鮮やかなブルーから少しずつ紫色に変化します。 レモンを加えると、やさしいピンク色に。
はちみつを少し加えると甘くやわらかな味わいになるのでおすすめです。

“青い氷”でウェルカムドリンクに!

水出ししたブルーマロウで氷を作っておくと、急な来客時にとっても便利です。
色鮮やかな氷をグラスに入れて炭酸水を注ぐだけで、おしゃれで華やかなドリンクに。
カットしたレモンをグラスの縁に添えれば、 素敵なウェルカムドリンクになりますよ。

色々なアレンジで楽しめる、シングルハーブ「ブルーマロウ」。
生活に取り入れて、楽しんでみてくださいね。

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ハーブのトリビア
2024.10.10

ゆらぎ世代のための常備ハーブ4選

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花や葉、種子や根っこなどの部位に、さまざまな成分や香りをもつハーブたち。
古くから人々はその特徴を知り、上手に使い分け、暮らしに取り入れてきました。

そこで今回は「ゆらぎ世代」の女性たちに取り入れて欲しいハーブをピックアップ。
おせち料理に欠かせない「種」やインド原産の植物の「根っこ」、クレオパトラが愛してやまなかったあの可憐な「花」など、女性ホルモンのバランスを力強くサポートしてくれる4つのハーブをご紹介します。

ハーブティー習慣が女性の美しさを強化する

一日のスタートに、食後の一服に、おやすみ前のリラックスタイムに、いつものドリンクをハーブティーに変えてみませんか。
選ぶのは「女性のためのハーブ」とも言える2つのハーブです。

女性の健やかな美しさをサポート「黒豆」

完全栄養食と言われる大豆の中でも、美容効果が抜群の黒豆。
女性美をサポートするイソフラボンやアントシアニンを豊富に含み、健康的なカラダ、たおやかなココロ、理想的なエイジングをサポートします。

女性の滋養強壮ハーブ「シャタバリ」

若返りのハーブと呼ばれる、たくましい根っこハーブ。
女性の一生を通じて節目の変化を穏やかにサポートしてくれます。
古くから、インドのアーユルヴェーダで使われているハーブの1つです。


長く飲み続けるためには美味しさも重要。
「黒豆」「シャタバリ」「お好きなハーブ」をそれぞれ用意して、ご自身でお好みのブレンドハーブティーをつくってみるのも良いかもしれません。

女性美を目覚めさせるアロマ

もう1つ欠かせなのは、ハーブが持つ香りのチカラ。
「ローズ」や「ジャスミン」といった、女性の魅力にアプローチしてくれる精油を選びましょう。
ディフューザーを活用したり、お風呂に数滴垂らしたり、お好きな方法で。
芳香浴はココロを温め、励まし、沈みがちな気分を上向きにしてくれます。

女性の華やかさを引き出す「ローズ」

香りの女王として、多くの名香に使われてきたローズ。
その華やかな香りは幸福感をもたらします。
そして、不安や繊細な気持ちを優しく包み込み、内面から輝くような笑顔を引き出してくれます。
女性に寄り添い、バランスをサポートしてくれる香りです。

媚薬として長い歴史を持つ「ジャスミン」

ローズが香りの女王なら、ジャスミンは香りの王。
白く可憐な花は月の光にたとえられ、夜が深まるほど強くなる濃厚でエキゾチックな香りを放ちます。
ジャスミンに含まれるリナロールという成分には、リラックスの働きがあり、女性リズムを健やかに整えます。


ほっこり優しい味わいのハーブティーや、華やかで心地よいアロマで、ココロとカラダを元気にキープ。
ハーブと一緒に、第二の人生も自分らしく美しく輝き続けましょう!
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ライフスタイル
2024.10.02

〈香りの魔除け〉フルーツポマンダーをつくろう

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西洋に伝わる冬の風物詩に、フルーツポマンダーがあります。
フルーツポマンダーは、フルーツとクローブ、シナモンなどのスパイスによってつくられる香りの魔除け。
自然乾燥させて仕上げるため、空気が乾燥して寒くなる10月頃から作るのがベストです。
そこで今日は、クリスマスの飾り付けに最適な、フルーツポマンダーの作り方をご紹介します。

ポマンダーの歴史

ポマンダーはもともと中世ヨーロッパの貴族たちが持ち歩く、金や銅でできた丸い飾りでした。
ハーブやスパイスを中に詰め、その香りを魔除けとして、持ち歩いていたといわれます。
ハーブやスパイスは、抗菌作用を持つものや、免疫力を高めるものも多くあるので、病気を防ぐ意味合いがあったのでしょう。
やがて、庶民に広がる中で、果物を使って作る形に変化していったものが、フルーツポマンダーです。

くせになるポマンダーづくり

作り方は簡単で、オレンジなどの果物に、クローブをびっしりと刺していき、シナモンパウダーをまぶして、乾燥させるだけです。
本来傷んでカビてしまうはずのオレンジが、クローブの抗菌力で、腐らずに乾燥していく様子からは、ハーブのチカラを感じ取ることができます。 クローブはちょうど釘のような形をしているため、すんなりと刺すことができ、少しクセになる感触と楽しさがあります。
また、刺す度に、オレンジとクローブの香りが広がっていき、あたたかく幸せな気持ちにさせてくれるので、お友達やご家族と一緒に行う、クリスマス準備のイベントとしてもおすすめです。

早速、つくってみましょう!

【材料】
・オレンジ(お好きな柑橘でOK)
・クローブ(ホールのもの)
・シナモンパウダー

【道具】
・マスキングテープ
・竹串
・ビニール袋
・リボン、飾り


① オレンジにマスキングテープで十字をつくり、リボンをまくスペースをつくります。 ② マスキングテープ以外の部分に、竹串で穴をあけながらクローブを刺します。
この時、しっかり皮の内部までクローブが届くように、しっかりと刺すのがポイントです。 ③ クローブを刺しきったら、マスキングテープをはがし、ビニール袋の中でシナモンパウダーをよくまぶします。 ④ 2~3週間ほど風通しのよい場所で乾燥させたら、リボンを巻き、飾りをつけて出来上がりです。 クリスマスの飾りつけや健やかに1年を終えるお守りに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


 
>> ハーブのはたらき研究プロジェクト「クローブの抗菌力を検証~フルーツポマンダーができるまで」
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ライフスタイル