2023.11.10

〈植物のお医者さん〉コンパニオンプランツとは?

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実りの秋。家庭菜園で育てた野菜や果実の収穫を、楽しまれている方もいらっしゃるかと思います。
一方で、これから秋植え野菜にチャレンジされる方に、ぜひ知っていただきたいのが、コンパニオンプランツ(共栄作物、共存作物)。
野菜や花と一緒に植えることで、病害虫を防いだり、生育や風味によい影響を与える植物のことを指します。

そこで今回は、一般的に相性がよいとされているハーブと植物の組み合わせを、3つご紹介します!

ローマンカモミール×タマネギ、キャベツ

「植物のお医者さん」の別名を持つカモミール。
近くに生えている植物を、健康にする働きがあるといわれるためで、タマネギやキャベツ(アブラナ科全般)などのコンパニオンプランツとして知られています。
病害虫の天敵(アブラムシやカマキリ)を呼び寄せたり、受粉に必要な昆虫(ミツバチやアブなど)を呼ぶなど、生育の助長だけでない活躍が期待されます。

ラベンダー×バラ

清々しい芳香がリラックスに最適なラベンダー。
受粉に必要な昆虫を呼ぶ一方で、この芳香が多くの害虫の忌避成分となります。
このような働きのある植物は、バンカープランツ(おとり植物、天敵温存植物)とも呼ばれます。
バラやバラ科の果樹(ラズベリーやイチゴなど)と相性がよいです。

ミント類×トマト、大根

爽快な香りで生活のあらゆるシーンで活用されるミント類。
トマトや大根(アブラナ科全般)、ブルーベリーなどと相性がよく、さまざまな害虫やネズミを遠ざけ、生育を助長します。
しかしながら、ミント類は繁殖力が旺盛なため、混植すると、肝心の植物の成長を妨げる恐れがあります。
そのため、鉢植えにしたものを、植物の近くに置くのが有効的です。


他にも、飛翔害虫を忌避する働きのあるセージや、キャベツの生育を助けるフェンネル、そしてトマトの生育を助けるレモンバーム、パセリ、バジル等など、相性のよいハーブと植物の組み合わせはたくさんあります。

家庭菜園を華やかに彩り、香りも楽しめるハーブ。
無農薬栽培の助っ人として、試してみてはいかがでしょうか。
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ハーブのトリビア
2023.11.07

木枯らしに負けないハーバルライフ

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朝晩や日ごとの寒暖差が著しく、急激に冷えるこの季節。「上着が一枚足りなかった!」という日もあるのではないでしょうか。
この寒暖差が、ココロとカラダにとって大きな負担となり、バランスは崩れがちに。
そこで今回は「木枯らしに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

リラックスして寒さを解放

寒さを感じたり緊張したとき、カラダは筋肉をこわばらせます。
逆にリラックスした状態では、手足の先まで血が巡るため、寝ている赤ちゃんのようにあたたかなカラダになります。

寒さを解放させるためにも、あくびや深呼吸、肩甲骨を上下に動かすなど、意識的にリラックスすることを心掛けましょう。

ハーブティーはそのイメージ通り、リラックスに役立つものが多くあります。
カモミールやレモンバームといったおなじみのもの以外にも、日本人に馴染みの深いジンジャーも、安心感を得られるハーブといえるかもしれません。

また、エキナセアやエルダーフラワーは、冬に負けない防衛力を高めるハーブとして知られています。
冬に体調を崩しやすい方は、この2つのハーブが「緑のくすり箱」として、大いに役立つでしょう。

柑橘の香りで活力チャージ

アロマでもリラックスに向くものは多いのですが、中でも柑橘系の香りはただリラックスするというだけでなく、同時に活力も与えてくれるのが特徴です。

寒い時期では、甘さやビターさを併せ持つマンダリンや柚子(ゆず)が特に合うでしょう。
おすすめは、天然塩とアロマを組み合わせたアロマバス。
リラックスした状態を保つためには、38~40度のぬるめのお湯に、長めに浸かるのがポイントです。

気温の変化が大きく体調にも気を使う季節ですが、あたたかなハーブティーが美味しい季節でもあります。
本格的な寒さが訪れる前にひと工夫。
縮こまらず活発に、健やかな冬を迎えましょう。
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ライフスタイル
2023.09.21

秋の夜長をゆったり過ごす、子守唄のようなハーブティー

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だんだんと日の入りが早くなり、夜が長く感じられるようになってきました。
日照時間が減ることで、ココロとカラダはとても繊細な状態になります。
美容と健康のためにも、夜は本来の自分を取り戻す時間にしましょう。

そこで今日は、秋の夜長を愉しむためのハーブティーをご紹介します。

夜の使い方

夜は、日中やることに追われ、見過ごしてしまったココロのサインが露わになる時間帯です。
しばしの間、自分のココロと向き合い、思考や気持ちを整理することはとてもよいことですが、考えすぎて眠れなくなってしまうのは困りもの。
あたたかなハーブティーでリラックスして、自分の時間を有意義なものにしていきましょう。

ハーブティーはブレンドするのが効果的!

カモミール リラックスといえばジャーマンカモミールが有名ですが、その他にもリラックスや快眠に役立つハーブは多くあります。
それぞれ少しずつ働きかけ方が違い、風味もそれぞれのよさがあります。
うまくブレンドすれば相乗効果が得られるだけでなく、風味も自分好みにすることができるので、ハーブに慣れていない方こそ、ブレンドハーブティーがおすすめと言えます。

全身をゆるめるハーブとは?

レモンバーム まず挙げられるのは、やはりジャーマンカモミールです。
ココロとカラダをゆったりとさせてくれます。
リンゴを思わせる風味で比較的飲みやすく、ブレンドハーブティーのベースにすると、風味がまとまりやすくなります。

次に、レモンバームが挙げられます。
ヒステリーやパニックに使われてきた歴史もあり、ジャーマンカモミールと同様に、全身をゆったりさせてくれます。
レモンを思わせるフレッシュな香りが特長で、安心感をもたらしてくれるハーブです。

本当に眠れるの? 臭すぎるバレリアン

バレリアン ここまでリラックスのハーブを紹介しましたが、おやすみ前用のブレンドには、もう少し加えたいものがあります。
それは、バレリアン。

バレリアンのドライハーブは、ほんの少し蓋をあけただけで、部屋中に充満するほどの強く、特徴的な香りを持っています。
おそらく、ほとんどの人は臭いと感じるでしょう。(ただし、カラダが必要としている方には、良い香りと受け止められるようです)
しかし、熱湯を注ぐとこの香りはどこへやら。
甘く芳醇な香りに、親しみを覚えます。 バレリアンは鎮静のハーブとして、強い不安感やイライラ、焦燥感などをやさしく解きほぐします。
レモンバームやカモミールといった全身をゆるめるハーブとブレンドすると、双方向からのアプローチができるため、よりしっかりと眠りに対してアプローチをしたい場合には欠かせません。

それでもやはり、この匂いを使うのは気がひけるという方は、バレリアンの働きをマイルドに、軽やかにしたようなパッションフラワーを代用しましょう。
大変穏やかな働きかけをするハーブなので、バレリアンと併用してもよいです。

ハーブティーは熱すぎない温度で楽しもう

b160726_oyasumi_680 これらをお好みの分量でブレンドしてハーブティーを入れたら、ゆっくりと冷ましながら、香りと味を楽しんで飲んでください。
熱すぎる温度は、交感神経を刺激するので、注意が必要です。

眠りの質が悪いと、カラダもココロも疲れが抜けず、悪循環を繰り返してしまいます。
自分にぴったりのブレンドハーブティーで睡眠の質をあげて、楽しい毎日を送りましょう。
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2023.09.12

夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ

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日中は蒸し暑さを感じますが、夕方以降には時折爽やかな風が感じられるようになりました。
厳しい暑さを過ごしてきたカラダも、落ち着いた気候を待ち望んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は「夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ」をご紹介します。

ハーブティーは柑橘系の風味で爽快に!

残暑の不快感や気だるさのケアには、フレッシュで快活なレモンの香りがおすすめです。
レモングラスやレモンバームといったように、レモンの名がつくハーブは多く、レモンに似た香りで飲みやすいハーブティーです。

中でもレモンバーベナは、フランスではヴェルベーヌと呼ばれ、仕事疲れを癒す夕方以降にいただくなどして親しまれているようです。
和名の「香水木(コウスイボク)」の通り、とても香りが良いのでリラックスしたい時に最適なハーブです。

暑さによる不快感を鎮める香りとは?

芳香浴でも、柑橘系のベルガモットや、柑橘系と相性のよいクラリセージの精油がおすすめです。

紅茶を思わせるクラリセージの香りは、暑さによる興奮や不快感を鎮めてくれるので、ハンカチやコットンに数滴垂らし枕にしのばせる他、バスタイムをぬるめの半身浴に切り替え、浴槽に数滴落として香りを楽しんでもよいでしょう。

またクラリセージの香りは、女性の不順なリズムを整えたり、年齢を重ねた女性のアンバランスなココロとカラダのケアも得意とします。
このように、女性特有の悩みに広く利用されているため「女性のための精油」とも言われています。 ハーブティーやアロマを取り入れることで、リラックスしてゆったりと過ごす時間をつくりながら、心身共に冴えた軽やかな状態で、秋への移り変わりを楽しみましょう。
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2023.06.07

毎年大好評!南阿蘇からお届け のびのび育った力強いハーブで夏も元気に!

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「ハーブで日本を元気にしたい」私たちの創業から変わらない想いに共感いただいた熊本県南阿蘇村の契約農家さまのご協力のもと、大自然の中でのびのびと育った生命力あふれるハーブを、今年もお届けします。
大いなる自然のチカラをカラダに取り入れ、暑い夏こそ、元気にお過ごしくださいね。

毎年大好評! 南阿蘇のハーブが味わえる夏!

毎年ご好評いただいている南阿蘇村産ハーブ。
第1弾は7月、2日間限定で生ハーブ販売会。
第2弾は8月、摘みたてのドライハーブ3種を販売いたします。
ぜひ楽しみにしていてくださいね!

【第1弾】店舗限定! 南阿蘇村育ちの生ハーブ販売会 

ハーブを五感で最大限楽しめる、摘みたてフレッシュな生ハーブ。
農薬を一切使用せず、自然のチカラで育ったハーブは味も香りも別格です!



◆ 南阿蘇村育ちの「生ハーブ販売会」 概要

【発売日】2023年7月8日(土)、7月15日(土)
 
【内容量 / 税込価格】
・「摘みたて生レモングラス」1パック / 980円
・「摘みたて旬のハーブアソート」1パック / 1,300円
「摘みたて旬の生ハーブアソート」は、以下ハーブ*の中からアソートで1パックに3~4種のハーブが入ります。
*レモンバーム、イングリッシュミント、パイナップルミント、グレープフルーツミント、ミントマリーゴールド、レモンマリーゴールド


※数量限定、各回無くなり次第終了です。
※希少のためおひとりさま各種お一つまでとさせていただきます。

【販売店舗】enherb 28店舗限定(銀座三越店を除く)

※この先の天候、生育状況により発売が中止になる場合があります。
詳しくは各店舗またはWEBサイトや、公式SNSにてご確認ください。

暑い夏を元気に過ごして欲しい! そんな想いから選んだハーブ

enherbが提携している南阿蘇村の農園では、高冷地の特性を活かしハーブと野菜を無農薬で育てています。
農園は、阿蘇山・阿蘇カルデラのふもとにあり、虫がよりづらく、気温の寒暖差がとてもある土地柄、ハーブの生産に最適です。 また村内には、平成の名泉百選にも登録されている南阿蘇村湧水群や白川水源などがあり「水の生まれる里」と言われるほど、天然の清流に恵まれています。 カルデラの肥沃な土壌と豊富な水資源で、ひときわ力強く美味しいハーブが育つのです。

厳しい環境化で力強く、そして阿蘇の清らかな水で育ったハーブは、香りも味も良く、植物の恵みがギュッと詰まっています。

色々と奪われがちな夏、その恵みを身体に取り入れることで植物のエネルギーを感じ、暑い夏でも元気に過ごしていただけたらと思い、今年もハーブを選びました。

太陽に向かって力強く伸びるレモングラス

毎年大好評ですぐ完売してしまうレモングラス。
南阿蘇のレモングラスは青々と張りがあり、とても立派です!

レモングラスは、レモンのような爽やかさと力強さを併せ持つ香りで、バテがちな時期に大活躍! ココロとカラダをシャキッと目覚めさせてくれます。
虜になるほどの美味しさなので、ぜひ味わっていただきたいです。

今年新登場、旬の生ハーブ

昨年は、ミントのアソートパックを販売しました。
爽快感のある香りは夏にピッタリで、珍しいミントも楽しんでいただけました。
今年は、珍しいミントに加え、店舗でも日頃人気の高いレモンバームなども一緒に詰め合わせています。


■ レモンバーム レモンバームはレモンの様な爽やかな香りが特長的で、夏の寝苦しい夜にもピッタリのハーブです。


■ イングリッシュミント

甘くくせのない爽やかなミントの香り。
ニンニク系のトマトパスタに刻んで入れても相性のいいミントです。


■ パイナップルミント

白い斑入りが美しく、パイナップルのような甘い香りがするミントです。


■ グレープフルーツミント

シャープな香りとグレープフルーツ風味のある葉が魅力のハーブ。
アイスの上に飾りつけとしてもおすすめです。


■ レモンマリーゴールド

6月現在の写真のため、まだ花が咲いていない状態ですが、ミントマリーゴールドのような可愛らしい黄色いお花が咲くそうです。
別名レモニーという可愛らしい名前のハーブで、葉のレモンのような爽やかな香りが気分を明るくしてくれます。
7月までにお花が咲く事を期待!


■ ミントマリーゴールド

アニスのような甘い香りが特徴的なミントです。
リラックスや食欲がない時にも役立ちます。

「旬の生ハーブアソート」には上記ハーブの中から、3~4種の生ハーブが入る予定です。

市場ではなかなかお目にかかれない珍しいハーブもこの機会に楽しめますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

植物の恵みと生産者の皆さまに感謝

ハーブを取り扱う私たちは、空気、水、土、太陽といった自然の恵みを理解し、植物への愛情はどこよりも深いと自負しています。
それは、契約農家の南阿蘇オーガニック社の皆さまも同じです。

ハーブを見慣れている私たちでさえ、南阿蘇村で育つハーブの力強さには、惚れ惚れする魅力があります。 enherbでは、日頃ハーブティー茶葉の多くを日本だけでなく世界各国から調達しています。
信頼できる生産者さまと、enherbが求める品質基準を共有し、理解いただき、生育から収穫までを任せています。
そして、収穫時期を中心に定期的に生育現地の視察を行い、生育環境や生育状況、収穫から乾燥行程などをこの目で確認し、パートナー、生産者の方々との信頼を築いています。

この先も、生産者の想いと共に、この植物のチカラを多くの人に届け、皆さまの日常の一瞬一瞬が豊かな時間になるよう心から願っています。

【第2弾】ドライなのにフレッシュのような魅力の初摘みハーブ

8月2日(水)より店舗とWEBにて、熊本県南阿蘇村産の「初摘みレモングラス茶」「初摘み日本ハッカ茶」「初摘みカモミール茶」を販売いたします。 こちらはレモングラス。
カットする度に清々しい香りが広がり、秒速でリフレッシュできます。
現地ですぐに乾燥させるので、南阿蘇村の澄んだ空気ごとパッケージしてお届けします! 初摘みだからこそ堪能できる、ドライハーブなのに、まるでフレッシュハーブのような茶葉の色と香りが楽しめます。

本来持っている旨みや香りをしっかりと感じられる彩り豊かなハーブティーで、暑さ厳しい毎日も健やかにお過ごしくださいね。



◆ 南阿蘇村育ちの「2023年初摘みハーブ茶」3種 概要

【発売日】8月2日(水)~
※限定数がなくなり次第終了いたします

【内容量 / 税込価格】
「初摘みレモングラス茶」茶葉20g / 1,100円
※購入制限なくお求めいただけるようになりました

「初摘み日本ハッカ茶」茶葉20g / 1,400円
※希少のためおひとりさま100gまでの販売

【販売店舗】enherb 全29店舗およびWEBサイト

【内容量 / 税込価格】
「初摘みカモミール茶」茶葉15g / 1,800円
※希少のためおひとりさま30gまでの販売

【販売店舗】大丸大阪梅田、アトレ恵比寿、東武百貨店池袋、伊勢丹新宿、JR名古屋タカシマヤ、大丸京都、エスパル仙台、ルミネ北千住、高島屋横浜、ルミネ大宮、ルミネ荻窪およびWEBサイト
*「初摘みカモミール茶」は上記店舗のみで販売いたします。全店販売ではございませんのでご注意ください

>> 初摘み茶葉の詳細は、お知らせをご覧ください。
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取材舞台裏
2023.03.09

新たなスタートを彩るハーバルライフ

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色とりどりの花が咲き誇り、春の喜びを知らせてくれます。
環境の変化が目まぐるしい時季ではありますが、花の香りや穏やかな日差し、心地よい春風が、ほっと安らぎを与えてくれますね。

そこで今回は、周囲の変化に順応できるよう気分をリフレッシュして、新しい始まりをサポートしてくれるハーバルライフをご紹介します。

マイナスの感情をプラスに変える

春に受けるさまざまな刺激は、新鮮な気持ちにさせてくれますが、一方でストレスを感じることも多くなります。
そんなココロとカラダの変調を整えるには、ベルガモット、スイートオレンジ、グレープフルーツ、レモンなど柑橘系の精油がおすすめ

環境や季節など周囲の変化に不安や戸惑いを感じる時に、弾けるような元気な香りがマイナスの感情をプラスに変え、明るさや幸福感を与えてくれます。

お部屋に香らせるには、ディフューザーで焚く他、無水エタノールと精製水で希釈するとルームスプレーとしても使えます。

レモンのような香りがするハーブ

ハーブティーでシトラスの香りを楽しみたい時には、レモンの香りのするハーブ〈レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナなど〉を使ったブレンドを選びましょう
食後のティーとしてはもちろん、気分転換や目覚めの1杯にもおすすめです。

ココロに活力を与えてくれるレモングラス

中でもレモングラスは、心身をシャキッとさせてるような爽快感があり、ブレンドティーの風味調整としても使いやすいハーブです。
また、エッセンシャルオイルとしても人気が高く、力強い草の香りがココロに活力を与え、元気を回復してくれると言われています。

シトラスの香りが気持ちを高め、1日の爽やかなスタートを後押ししてくれますよ!
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ライフスタイル
2022.10.28

センチメンタルな秋は「メリッサ」の香りを味方に

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「人を喜ばせるハーブ」として、古代ギリシャ・ローマ時代から重宝されてきた「メリッサ」。
小さな葉を軽くこすると、あたりにはレモンとミントを合わせたような爽やかなシトラス調の香りが広がります。

秋のはじまりに感じる、淋しいような切ないような、なんとなくセンチメンタルな気分… メリッサの香りは、そんなデリケートなココロの状態を、明るく前向きな気持ちへ導いてくれると言われています。

今回は、香り高いメリッサの特徴や楽しみ方、数千年も前から伝承され、人々に愛され続けるその魅力に迫ります。

1mlで〇千円!? 貴重で高価なメリッサの精油

メリッサ自体は良く育つハーブで、決して珍しいものではありません。
ただ、その花や葉に含まれる精油成分がとても少なく、精油ひと瓶分を抽出するためには大量のハーブが必要。
数ある精油の中でも、メリッサが貴重で高価な理由がわかります。

それでも、アロマセラピーの世界ではとてもポピュラーな精油。
ストレスや不安を穏やかにやわらげ、気持ちを上向きにしてくれる万能さと、一度嗅いだらやみつきになってしまうほどのいい香りが、セラピストからの信頼をよせているのではないでしょうか。

人とミツバチに愛されるハーブ

メリッサという名前は、ギリシャ語で「ミツバチ」の意味。
その香りがミツバチを引きよせ、養蜂植物として重宝されたことからこの名がつけられました。
昔は、つぶしたメリッサの葉を空の巣箱にすり込んで、ミツバチをおびきよせていたのだとか。

養蜂植物として栽培される他、料理の香りづけや薬草として使われていたのは2000年以上も前の話。
当時の記録では、ギリシャやローマの人々は、メリッサを漬け込んだワインを飲んで健康に役立てていたと書かれています。

欧米では、ハーブ療法に用いられるなど、今もなお人気の実力派ハーブです。

レモンバームのハーブティーで気分をアップリフト!

ところで、「レモンバーム」というハーブはご存知でしょうか?

じつは、メリッサとレモンバームは、まったく同じもの。 ハーブティーではレモンバームの名で良く知られています。

レモンバームのハーブティーもメリッサの精油のように、不安定なココロを穏やかに落ちつかせてくれる働きがあります。
気持ちをリセットしたい時や、よく眠れないと感じた時には、このハーブティーを飲んで、ひと息つきましょう。

レモンのような爽やかな香りを持ちながらも、酸味のないグリーンの風味でとても飲みやすいハーブティーです。

美味しいレモンバームティーのいれ方

ティーポットにドライのレモンバームを入れ(大さじすりきり1杯が目安)、沸騰したら火を止め、ひと呼吸置いたくらい(95~98℃)のお湯を注ぎます。
蓋をして3~5分置き、ハーブのエキスが十分に抽出されたらできあがり。
カップに注ぎ、甘みを足したい場合ははちみつをプラス。
ハニーレモンのような、ほっとする味わいです。

気分がなんとなく沈みがちな秋の夜長は、メリッサの香り&レモンバームのハーブティーを用意して、本を読んだり、映画を観たり、ココロに栄養をチャージするひとときを過ごしてみませんか。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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季節のおすすめハーブ
2022.05.24

6月のおすすめハーブ「レモンバーム」

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そろそろ、梅雨入りが気になる頃です。
雨が降ったり止んだり。そんな曇天模様に、ココロまで沈んでしまいがちです。

そこで今回は、不安定なココロを穏やかにしてくれる「レモンバーム」を、ご紹介します。

養蜂にも重宝される「生命のエリキシル」

ギリシャ語で、ミツバチに由来する「メリッサ」の異名をもつレモンバームは、ミツバチが好む、甘いレモンのような香りのするハーブ。
そのため、養蜂にも重宝されています。

16世紀にはスイス人医師のパラケルススが「若さがよみがえり、脳が強くなり、活力の衰えを解消する」と紹介し、ヨーロッパだけでなく中東でも活用されました。
また、レモンバームを「生命のエリキシル(万能薬)」と呼び、治療に用いていたと伝えられています。

高価なアロマ「メリッサ」

アロマセラピーでは、コントロールを失ったココロのバランス回復に用いられます。
ほのかに甘いシトラス調の香りが楽しめるのですが、1キロの精油を得るのになんと約7トンの葉が必要と言われ、高価な精油としても知られます。
つまり、精油の量1グラムに対し、約7キロもの葉が凝縮されているのです。

※enherbでは、エッセンシャルオイルは「メリッサ」、ハーブティーは「レモンバーム」でご案内しております。

ハーブティーを飲みながら深呼吸を

ハーブティーでも、ほのかに香りを味わうことができるので、リラックスしたい時は飲みながら大きく深呼吸してみましょう。
女性特有の気分の揺れやおやすみ前、緊張をほぐしたい時に役立ちます。
そして、落ち込みがちなココロに活力を取り戻したい時にもおすすめです。


抽出方法が異なると貴重さも働きかけも変わってしまうレモンバーム。
落ち着きのあるグリーンの香りと甘みのあるレモンの香りがココロとカラダの緊張をやわらげ、新しい季節に向けて背中を押してくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2022.03.25

ハーブと眠りのいい関係

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なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める、目覚めがすっきりしない…。
そんな日々の眠りに悩んでいる方は、多いのではないでしょうか?

「たいしたことはない」と放っておくと、毎日のわずかな睡眠不足が知らず知らずのうちに積み重なり、ココロとカラダに様々な影響をおよぼすことに。
その結果、生活や仕事の質を下げてしまいかねません。

良質な睡眠を取り戻す方法はいくつかありますが、今回はハーブやアロマのチカラで解決する方法をご紹介します。

重要なのは、おやすみ前の1時間

皆さんは、おやすみ前の1時間をどのように過ごしていますか?

睡眠研究で有名なスタンフォード大学では、「眠り始めの90分間をいかに深く眠るか」が良い睡眠を得るための条件だと提唱しています。

だからこそ意識したいのが「眠りへの入り方」。
おやすみ前の時間を使って、ココロとカラダをおやすみモードへ切り替えていくことが大切です。

まずは、光のコントロールから

おやすみ前のリラックス時間は、暖色系のやわらかな光の部屋で過ごすのがおすすめ。
テレビやパソコン、スマートフォンの明るい光は見ないように心がけましょう。

さらに、寝室にアロマを焚くと、より入眠がスムーズに。
ラベンダーやベルガモット、パチュリなどの穏やかな香りは脳の疲れを癒やしてくれます。

温かいハーブティーで、眠りのスイッチをいれましょう

人は、一時的に上昇した体温が下がり始めるときに眠気を覚え、眠りに入っていくと言われています。
シャワーだけで済ませずに湯船に浸かること、温かいお茶でカラダを中から温めることは、良い眠りへの第一歩。

さらに、リラックスをサポートしてくれるハーブや、ココロとカラダの緊張をやわらげてくれるハーブがブレンドされたハーブティーなら、それぞれのハーブの相乗効果で、快眠を力強くサポートしてくれます。

おやすみ前のおすすめハーブ



〈ジャーマンカモミール〉 リラックスの代名詞的なハーブ。イライラや興奮、緊張、不安を鎮め、穏やかな眠りをもたらしてくれます。
甘くやわらかな香りとともにリラックス時間を楽しみましょう。


〈レモンバーム〉 不安、緊張、イライラなどに役立つハーブ。
気分を落ち着かせたいときには、レモンバームのハーブティーを飲みながら大きく深呼吸してみましょう。


〈バレリアン〉 「眠りのハーブ」として知られるバレリアンは、深い樹木のような独特の風味。
心身を緊張や不安から解放してくれます。
独特な風味が特徴ですので、カモミールやシトラス系ハーブとのブレンドがおすすめです。


皆さんも、1日が終わったら明かりを落とし、温かいハーブティーでリラックスする習慣を取り入れてみませんか?
朝までぐっすり、そしてすっきり目覚める、自然な睡眠サイクルを取り戻しましょう。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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