2023.12.28

お屠蘇にならって、ハーブな健康酒をつくっちゃおう!

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お正月にお屠蘇(とそ)を飲まれる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
「邪を屠(ほふ)り、カラダを蘇らせる」といわれるお屠蘇は、今でこそ縁起ものの側面が大きいですが、よくよく中身を見てみると、大変理に適った健康酒のようです。

日本のハーブ酒、お屠蘇

お屠蘇をつくるのに欠かせない屠蘇散(とそさん)は、薬草の入ったティーバッグ。
清酒にみりんで甘味をつけたお酒に一晩つけると、あの独特の風味になります。
もともと屠蘇散は漢方薬として使われていたもの、と聞けば、あの風味にも納得が行きそうです。

もう少し中身をよく見ていくと、西洋ハーブと共通する材料もいくつか使われており、ハーブ酒と呼んでしまっても過言ではないようです。

成分をあますことなく抽出

通常ハーブティーでは、熱湯でハーブの成分を抽出しますが、アルコールを使って抽出すると、お湯よりも多くの成分を取り出すことができます。

また、一晩しっかり漬け込んだお屠蘇には、成分がたっぷりと溶け出していることでしょう。
これは、ハーブを取り入れる方法として、マネしない手はありませんね。

お屠蘇風健康酒の作り方

【材料】
● 清酒とみりんを合わせたもの 400cc
● ブレンドハーブ
★ クローブ:小さじ1
★ シナモン:小さじ1
★ カルダモン:大さじ1
★ オレンジピール:小さじ2
★ ジンジャー:小さじ2

【つくり方】
1)清酒とみりんを合わせ、お好みの甘さのベースをつくる。
2)ブレンドハーブをお茶パックへいれ、1)に浸して一晩おいたらできあがり。

いろいろなシーンで

寝る前に少量飲めばカラダをぽかぽかとさせてくれますし、食前酒として飲めば胃もたれを防げます。
口当たりも甘く、意外と現代の女子会にもぴったりなオシャレな風味なので、お家パーティーでのおもてなしにもよいかもしれません。

今回は屠蘇散にならい、スパイスをメインにした風味ですが、ローズやカモミール、またミントをいれるなどしても美味しそう。
ぜひオリジナルの健康酒にも、チャレンジしてみてくださいね。
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2023.11.07

木枯らしに負けないハーバルライフ

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朝晩や日ごとの寒暖差が著しく、急激に冷えるこの季節。「上着が一枚足りなかった!」という日もあるのではないでしょうか。
この寒暖差が、ココロとカラダにとって大きな負担となり、バランスは崩れがちに。
そこで今回は「木枯らしに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

リラックスして寒さを解放

寒さを感じたり緊張したとき、カラダは筋肉をこわばらせます。
逆にリラックスした状態では、手足の先まで血が巡るため、寝ている赤ちゃんのようにあたたかなカラダになります。

寒さを解放させるためにも、あくびや深呼吸、肩甲骨を上下に動かすなど、意識的にリラックスすることを心掛けましょう。

ハーブティーはそのイメージ通り、リラックスに役立つものが多くあります。
カモミールやレモンバームといったおなじみのもの以外にも、日本人に馴染みの深いジンジャーも、安心感を得られるハーブといえるかもしれません。

また、エキナセアやエルダーフラワーは、冬に負けない防衛力を高めるハーブとして知られています。
冬に体調を崩しやすい方は、この2つのハーブが「緑のくすり箱」として、大いに役立つでしょう。

柑橘の香りで活力チャージ

アロマでもリラックスに向くものは多いのですが、中でも柑橘系の香りはただリラックスするというだけでなく、同時に活力も与えてくれるのが特徴です。

寒い時期では、甘さやビターさを併せ持つマンダリンや柚子(ゆず)が特に合うでしょう。
おすすめは、天然塩とアロマを組み合わせたアロマバス。
リラックスした状態を保つためには、38~40度のぬるめのお湯に、長めに浸かるのがポイントです。

気温の変化が大きく体調にも気を使う季節ですが、あたたかなハーブティーが美味しい季節でもあります。
本格的な寒さが訪れる前にひと工夫。
縮こまらず活発に、健やかな冬を迎えましょう。
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2023.09.19

インドカレーで午後の仕事も効率アップ! カルダモンのスパイスパワー

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ランチを食べると満腹になって気だるさが…と考えてしまいますが、やる気を後押ししてくれるランチメニューを食べるというのはいかがでしょう。
ぜひ食べて頂きたいのはインドカレー。
理由は、カルダモンをはじめとする豊富なスパイスです。

スパイスから活力をもらう!

スパイス類の多くは、刺激的な香りで精神的な活力を与えてくれます。
特にインドカレーに欠かせないカルダモンは、清涼感のある爽やかかつピリリとした風味が特長で、活力アップが期待できます。

日本人の生活はスパイスに身近とはいえませんが、カレーなら手軽にたっぷりと取り入れることができますよね。

香りを楽しみながら食べる

インドカレーには、カルダモンがそのまま入っているので、気づかずに噛んでしまい驚くことがありますが、あの風味こそが活力の素。
もし噛んでしまったら、目が覚めるような刺激的な風味を、思い切り楽しんでしまいましょう。

セットメニューにチャイがあれば言うことなし!
ジンジャーやシナモン、クローブなど、チャイにもたっぷりとスパイスが使われています。

お会計時のひとつまみにフェンネルを

さらにスパイスがお好きな方は、インドカレー屋さんのレジ横に置いてあるカラフルなつぶつぶにも注目してください。
フェンネルを糖衣状にしたもので、ガリっと噛むと口の中に香りが広がり、カレーを食べた後の口の中をさっぱりとさせ、口臭予防効果が期待できます。
ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね!
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2023.01.19

もっとハーブが楽しくなる! シングルハーブティーの楽しみ方

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2月1日(水)より、1回のお買い物で税込7,700円以上お買い上げの方に、簡単にセルフアレンジが楽しめるトッピングにおすすめのシングルハーブティー4種から、お好みの1種をプレゼントいたします。
シングルハーブティーの魅力は、ハーブの働きかけだけでなく、甘味、酸味、渋味、旨みなどをダイレクトに実感できるため、オリジナルのブレンドハーブティーを作る際に、大いに活かされます。

そこで今回は、この時期おすすめのシングルハーブティー4種の特長と、もっとハーブが楽しくなるシングルハーブティーの楽しみ方をご紹介します。

安らぎをもたらす「ジャーマンカモミール」

甘いりんごのような香りが特長。黄色い部分〈筒状花〉も実はお花なんです。
細かくなった花に美味しさが隠れているので、大切に飲んでくださいね。

Point
休憩中や一日の終わりに飲む、まろやかで優しいカモミールティーは格別です!

芯からぽかぽか「ジンジャー」

その優れた働きは古くから知られ、紀元前の書物にも記されているほど。
乾燥や加熱することで、成分が変化しぽかぽか度がアップ!

Point
寒い朝や外から帰って来た時の一杯に。おやすみ前にもおすすめです。

美容のお守り「ヒース」

アルブチンを含むハーブで、まるで飲む美容液のようなハーブティーと称されています。
明日のきれいのために、気持ちもあがる優れものです。

Point
ピンクの小花は水玉のようなかわいらしさで、ハーブティーをいれる度に思わず笑顔にしてくれます。


憂うつな気分もリフレッシュ「ペパーミント」

実はリフレッシュとリラックス、どちらも兼ね備えた多様な働きを持つハーブです。
アイデアが欲しい時、清涼感のある香りでインスピレーションが湧くことも!

Point
むずむず、もやもやが気になる時は、湯気を鼻に当てながら飲むと、スーッと晴れやかに。

基本のトッピング

気分や季節に合わせて、味や働きをかんたんにアレンジできます。
ブレンドハーブティーにトッピングするだけで、いつものブレンドがちょっと特別なものになりますよ。

1)ブレンドするハーブを全部で大さじ1程度になるように調節
お好きなブレンドティー1杯分(200cc)大さじ1杯弱に、シングルハーブを小さじ1杯程度トッピング。

2)抽出する
カップに蓋をして3~5分蒸らし、最後に茶こしを揺らして成分を十分に抽出してできあがり。

トッピングの量はお好みで調整してくださいね。

シングルハーブティーでも味わってみよう
カップ1杯分(200cc)に、茶葉大さじ一杯程度が目安。どんな味や香りがするか、試してみましょう。

かんたんアレンジ! ハーバルミルクティーの作り方

牛乳とハーブは意外にも相性抜群!
寒さがいっそう厳しくなるこれからの季節は、温めて美味しい牛乳や豆乳を組みあわせれば、いっそうぽかぽかに! ほっとひと息つきたい時に、アレンジしてみてくださいね。
お好みではちみつを加えると美味しさもアップしますよ。

【つくり方】
1. カップ1杯分(200cc)に、ハーブ大さじ1杯を使います。ジンジャーの場合は大さじ1/2杯が適量です。
2. お湯を注いでフタをし、3分蒸らします。
3. 温めた牛乳(または豆乳)を適量加えたら出来上がり。

なおenherb 店舗では、カウンセリングさせていただきながら、お客さまだけのハーブティーをおつくりするサービス「フルオーダーメイド調合」と、ブレンドハーブティーに追加したい目的に合わせシングルハーブティーをトッピングする「セミオーダーメイド調合」を承っております。

この機会に、自分だけのスペシャルなハーブティーをお楽しみくださいね!



■ 「簡単セルフアレンジにTRY! 選べるトッピングハーブプレゼント」概要

【期間】2月1日(水)~2月下旬予定
※お1人様1回までのご利用とさせていただきます。
※なくなり次第、終了いたします。

【内容】上記期間中、1回のご購入金額が税込7,700円以上の方に、トッピングも楽しめる下記シングルハーブティー4種からお好みの1種をプレゼントいたします。

【お選びいただけるシングルハーブティー】
「ジャーマンカモミール」15g、「ジンジャー」25g、「ヒース」15g、「ペパーミント」15g
※数量限定のため種類をお選びいただけない場合がございます。

>> 詳細は お知らせ をご覧ください。
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季節のおすすめハーブ
2022.12.20

冬を元気にのりきる! あったかハーブドリンク ~前編~

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寒さがいっそう厳しくなるこれからの季節は、スパイシーなハーブを選んだり、温めて美味しい豆乳や牛乳を組みあわせたりと、「ポカポカ感」や「元気チャージ」にポイントをしぼってハーブティーをアレンジするのがおすすめです。

寒さに負けない元気のモト! あたためハーブの基礎知識

まずは、冬の元気やきれいに役立つハーブやスパイス類をご紹介しましょう。
寝覚めやリラックスタイム、お食事の際に取り入れれば、お布団が恋しくなるこの季節でも、朝から元気に過ごすことができるはずですよ! たとえばジャーマンカモミールは、リラックスしたい時に頼りになるハーブ。
寒さで寝つきが悪いときの救世主となってくれます。 また、エキナセアやエルダーフラワーは、冬に負けないチカラをサポートするハーブの代表格として知られています。 寒さが本格化してきたら積極的に取り入れたいのがジンジャーなどのポカポカ系ハーブ。
ショウガの辛味成分「ジンゲロール」は、乾燥や加熱によって「ショウガオール」に変化。
ポカポカパワーがさらにアップすると言われています。 クローブやシナモン、フェンネルなどのスパイスとして使われるハーブも、じんわり温まりたい時に活躍します。

それでは早速、これらのハーブを手軽に取り入れた、カラダを温めるハーブドリンクづくりにチャレンジしてみましょう!

カフェインレスな黒豆チャイ

黒豆茶を使ったチャイは、カフェインレスだから家族みんなで楽しめます。
カラダに優しいだけでなく腹もちも良いので、ダイエット中のおやつにもぴったり。
お好みでシナモンスティックをプラスすると、よりスパイシーで風味豊かになりますよ。

【材料/分量(2人分)】
● 黒豆チャイミックス
・ 黒豆茶:大さじ1
・ シナモン、カルダモン、ジンジャー、クローブ:各小さじ1
※ 上記材料をすべて混ぜる。しっかり味を出したい場合はミルサーで粉砕する。
※ 「黒豆ごぼう茶」で代用してもOK!

● 水 300cc
● 牛乳 200cc
● ブラウンシュガー お好みで

【つくり方】
1. 鍋に水と黒豆チャイミックスを入れて火にかける。
2. 沸騰したら弱火にして3分ほど煮出す。
3. 牛乳を入れ、弱火~中火で3分ほどなじませる。(ブラウンシュガーを入れる場合はこのタイミングで加える)
4. 仕上げに火を強め、沸騰したら茶こしで濾しながらカップに注ぐ。

ナイトキャップドリンクにも! カモミールミルクティー

童話『ピーターラビット』にも登場する、優しい香りと味わいのナイトキャップドリンク。
ジャーマンカモミールだけでなく、清涼感あふれるスペアミントもリラックスに役立つことをご存知でしたか?
おやすみ前の一杯で、ポカポカしながら眠りにつきましょう。

【材料/分量(2人分)】
● カモミールティー 1/2カップ
※ ジャーマンカモミール(ドライ) 大さじ1を  熱湯で3分間抽出する。

● 牛乳 1/2カップ
● スペアミントの葉(生)2~3枚
● ブラウンシュガー お好みで

【つくり方】
1. カモミールティーに温めておいた牛乳を注ぐ。
2. スペアミントの葉を飾ってできあがり。

「後編」では、ハーブティーを「お出汁」として活用したスープのつくり方をご紹介します!

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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2022.11.30

「しょうが」を味方に! ハーブで温活レシピ

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冷え込みが一気に増しています。寒さでこわばったカラダをほぐすには、温めることが一番!
カラダを温めるハーブと言えば、なんといっても「しょうが」。
料理に、薬味に、ドリンクにとアレンジしやすく、毎日手軽に取り入れられる、とても便利なハーブです。

そこで今回は、知られざる「しょうが」のぽかぽかパワーの秘密や、手軽な温活メニューをご紹介します。

加熱や乾燥で成分が変わる!?

〈あたためハーブ〉として知られる「しょうが」ですが、ぽかぽかパワーを賢く取り入れたいなら、加熱や乾燥させることがおすすめです。

ぽかぽかパワーの源は、その独自の辛味成分。
加熱や乾燥させることで、辛味成分である「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化し、ぽかぽかパワーが、一層アップするんです。

すでに、乾燥した状態で売られている乾燥しょうがを使うのは、とっても効率的。
すりおろした生しょうがを使うときでも、お鍋やスープなど、温かいお料理に入れて加熱すると良いですよ。

朝のしょうが習慣で体温&代謝をUP

乾燥しょうがは、ハーブティーとしてはもちろん、スープの素としても使えて便利。
ここからは、乾燥しょうがを使った、寒い朝に美味しい温活レシピをご紹介します。

家族想いのぽかぽかジンジャースープ

【材料】
・乾燥しょうが
・根菜(ごぼう、にんじん、れんこん、かぶ等)
・コンソメ

【作り方】
鍋に水と出汁パックに入れた乾燥しょうが、コンソメを入れ、根菜を加えて、柔らかくなるまで煮る。
最後に豆乳を加えて、アレンジしても◎

スイーツ感覚のあったかチャイ風ジンジャーティー

【材料】
・ブレンドハーブティー「最強のアタシ」または「黒豆シナモンしょうが茶」
・ホットミルク
・ブラウンシュガー

【作り方】
しょうがベースのハーブティー「最強のアタシ」を濃い目にいれ、ホットミルクで割るだけ。
お好みでブランシュガーやはちみつで甘味をつけたり、シナモンなどのあたため系スパイスを添えてもOK。


どちらも、とても手軽にしょうがを取り入れることができますので、ぜひお試しくださいね!

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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2021.12.20

冬景色も気分は南国! ハーブボールづくり

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冷たい北風に吹かれると、カラダが縮こまってしまいますね。
しかし、背中をまるめても、カラダは温まりません。
冷えを改善するには、巡りを整えることが肝心です。
巡りを良くすることで、カラダの末端までぽかぽかが行き渡り、しっかり温まります。
ハーブティーで芯から温めるだけでなく、外からも温めてほぐしてあげましょう。

そこで、おすすめなのが南国・タイに古くから伝わる自然療法のひとつ、ハーブボール。
3年前、店頭ディスプレイではスタッフ手作りのハーブボールが並びましたが、今回はその模様を改めてご紹介します。

1.ハーブを用意する

ハーブボールは、布でしっかり包んだハーブを蒸して温め、カラダに押し当てるマッサージに使われます。
今回はデトックスを目的としたハーブ〈シナモン、ジンジャー、カルダモン、レモングラス〉をブレンドしました。 1個分のハーブは約80g。布をかぶせたボウルに、よく混ぜ合わせたハーブを入れます。

2.布の口を麻紐でしばる

ハーブが出てこないように、口を固く麻紐でしばり、持ち手を作ります。 ぐるぐる麻紐でしばっていくのですが、ここで作り手の個性が出てきます。
ぎっちりしばる派、ゆったりしばる派で、見た目も持った感じも、まったく違ってきます。 ぎっちりしばっていると持ち手がへたることなく、マッサージもしやすそうです。
そこで今回は、こちらに合わせて、ぎちぎちしばっていきました。

ぽってりフォルムのハーブボールが完成!

ハーブを用意したり、布を切ったりする手間はありますが、工程はとてもかんたん!
だんだん持ち手がちょんまげに見えて、顔を描きたくなってくるかわいさです。
(肉まんに見える派もいました)

ハーブの香りがエキゾチックで、作っているだけで南国気分を味わえます♪
何かと気忙しい年末ですが、ココロもカラダもぽかぽか温まって、健やかに新年をお迎えくださいね。

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取材舞台裏
2021.10.29

11月のおすすめハーブ「ジンジャー」

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日に日に寒さが増し、ぬくもりが恋しくなる季節。
温かいハーブティーや鍋などでカラダを芯から温めて、着膨れせずに外出を楽しみたいものですね。

そこで今回は、冷え切ったココロとカラダをスパイシーな風味で温めてくれる、東洋発のハーブ「ジンジャー」をご紹介します。

紀元前から重宝されてきた歴史のあるハーブ

ジンジャー=しょうが(生姜)は何世紀にもわたり、人々の生活に役立てられてきた植物のひとつです。
インドや中国・東南アジアが原産とされ、その歴史は紀元前に遡ります。
ジンジャーは、古代ギリシャやローマを経て、ヨーロッパに伝えられたのは10世紀以降といわれており、当時から薬草として活用されていました。

船酔いにも効果あり!?

日本では古くから、しょうがのおろし汁を入れた温かいくず湯や、蜂蜜を入れたしょうが湯などが、寒い冬にカラダを温める飲み物として親しまれてきました。
一方、中国では、船乗り達が船酔いの吐き気止めに、しょうがの根をくわえていたと伝えられ、今でも海外のクルーズ船内には、酔い止めのジンジャータブレットが常備されています。

弾けるようなスパイシーな香りは、冷え切ったココロを温めてくれるといわれ、アロマテラピーでは元気をなくしたココロに刺激を与え、感覚を鋭敏にしたい時に使われます。

生しょうがと乾燥しょうがで異なる効能

実は、生のしょうがと乾燥しょうがでは、カラダへの働きかけが異なります。
生のしょうがは、末端をすばやく温めますが、その分、深部の熱が奪われるので、カラダの芯が冷えます。

一方の乾燥しょうがは、加熱による成分変化(ジンゲロール→ショウガオール)で、深部にも熱を作り出して、全身を芯から温めることができます。
乾燥しょうがをブレンドしたハーブティーは、温活にぴったりと言えますね。

ジンジャーのピリリとした風味が、やがて訪れる厳しい季節に備えて、ココロとカラダにパワーをチャージしてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2020.06.27

じんわりあったか! 自宅でできる「ハーブボール」マッサージ

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梅雨の雲間から注ぐ陽射しは日に日に強くなり、本格的な夏が近づいています。

次第に暑さが増してくると、つい冷房や冷たいドリンクに涼を求めてしまいますが、頼り過ぎると知らぬ間に冷えを招き、さまざまな不調にもつながりやすくなります。

今年の夏を元気に乗り切るためにも、カラダを温めたり、巡りを良くする習慣を身につけておきたいですね。

今回ご紹介するのは、南国・タイの知恵「ハーブボールマッサージ」。
布でしっかり包んだハーブを蒸して温め、カラダに押し当てるマッサージです。
日本では、本格的なスパやエステなどで使われるイメージですが、意外にも、自宅で手軽に作ることができるんですよ。

タイ伝統のハーブボールマッサージ

タイのハーブボールマッサージは、昔から民間療法として人々に親しまれてきました。 日常の疲れを癒したり、産後の女性などが利用してきたそうです。 たくさんのハーブが身近に手に入る、タイならではの知恵が詰まったマッサージの方法ですね。

使うハーブはさまざまですが、レモングラスやショウガ、タマリンドやこぶみかんなど、タイの生活に密着したハーブが使われています。

現地では、ボディ用だけでなく、フェイス用の小ぶりなものなど、用途にあわせたさまざまな大きさのハーブボールがたくさん。 タイらしいオリエンタルな香りが楽しめるので、お土産用としても大人気なんです。

手軽で簡単! ハーブボールのつくり方


ハーブボールには、フレッシュハーブもドライハーブも使われますが、今回は、ドライハーブだけを使った、手軽で簡単なつくり方をご紹介します。
選んだハーブは、レモングラスと和のハーブを含めた6種類。
カラダをじんわり温めて、きれいを作るラインナップです。

材料
レモングラス、ショウガ(ジンジャー)、ニッキ(シナモン)、クワの葉(マルベリー)、スギナ(ホーステール)、ハト麦(ハトムギ)※すべてドライハーブ・各10g・ 綿やガーゼの布(30cm×30cm)・ 綿のひも(50~60cm)

1

布を被せたボウルに各ドライハーブを入れてよく混ぜ合わせる。

2

口を固くひもでしばり、持ち手をつくる。

3

軽く全体を濡らした後、ラップをかけて蒸し器や電子レンジで温めてできあがり。電子レンジを使う場合は、600Wで約1分~1分30秒を目安に。

Point
お好みのドライハーブでアレンジしても◎ 2、3回使ったらハーブの入れ替えをおすすめします。

使い方

蒸したハーブボールをほぐして香りを立たせながら、ポンポンとカラダに押し当てて、気持ちのよい箇所を探るようにマッサージしていきます。
バスルームで使うとハーブの香りが広がり、スパにいる様な優雅な気分が味わえますよ。

じんわりとした温かさとハーブの香りが魅力のハーブボール。
外出がおっくうになる梅雨時は、手づくりのハーブボールで、身も心も解けるリラックス時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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2019.12.10

ズキズキ、イライラを和らげるハーブ3選

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突然やってくるズキズキ、そしてイライラ……。
薬に頼る前に、痛みを和らげるハーブを飲んでみてはいかがでしょうか?
巡りの悪さが原因なら、カラダを温めるハーブが役立つはず!

そこで今日は、ズキズキ、イライラを和らげるハーブを、3つご紹介します。

1. フィーバーフュー

アスピリンと似た働きが得られる、鎮静作用のあるハーブ。
古くから女性特有のお悩み対策にも用いられています。

2. ホワイトウィロウ

和名「セイヨウシロヤナギ」。
この樹皮に含まれるサリシンは、アスピリン開発のきっかけとなった成分で「天然のアスピリン」として知られています。
鎮静作用があるため、さまざまなカラダの不調緩和に用いられます。

3. レモングラス

レモンに似た爽やかな香りが気分をリフレッシュさせ、痛みの軽減にも有用。
抗菌の働きもあるので日々の予防にもなり、風邪の痛みにも役立ちます。

この3種を、上から大匙《0.5:0.5:2》の割合でブレンドすれば、痛みを和らげるハーブティーの完成です!

フィーバーフューもホワイトウィロウも強い苦味がありますので、割合にはご注意ください。

さらに、ジンジャーを《0.5》プラスすれば、巡りの悪さが原因の痛みを和らげてくれます。
また、ペパーミントを《1》プラスすれば、イライラが募るときのリフレッシュに最適!
風味も爽やかで、飲みやすくなりますよ。

習慣的なズキズキ、イライラも続けて飲むことで、実感いただけると思います。
ぜひお試しくださいね。
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ハーブ3選