2026.05.28

6月のおすすめハーブ「ローズマリー」

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初夏の季節感を表すイメージ

初夏の陽射しに汗ばむ日があれば、ぐずついた空模様に湿気を感じる日もある――。
そんな移ろいやすい季節のなかで、虹や紫陽花の彩りにふとココロが和らぐことがあります。

雨音をBGMに、少し感傷的な気分に浸るのもこの時季ならではの楽しみ。
自然が見せてくれる多彩な表情に目を向けながら、気持ちは軽やかに過ごしたいものですね。

今回ご紹介するのは、すっきりとした清々しい香りで親しまれているハーブ、ローズマリーです。

01

シェイクスピアの戯曲にもたびたび登場

ローズマリーのイメージ

ローズマリーは、日本でも広く親しまれている、針のように細い葉をもつシソ科の常緑低木です。
地中海沿岸を原産とし、学名の「Rosmarinus」は、ラテン語の「海(marinus)の露(ros)」に由来するとされています。

葉には、すっきりとした印象のある香りがあり、その長く続く香りは「追憶」や「思い出」といった花言葉にも重ねられてきました。

「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」など、シェイクスピアの作品にもローズマリーが登場し、〈忘れないで〉という想いを託すモチーフとして印象深く描かれています。

ROSEMARY MEMO

地中海沿岸を原産とする、香り豊かなハーブ

花言葉には「追憶」「思い出」などが知られています

文学や伝承の中でもたびたび語られてきました

02

『ハンガリアンウォーター』にまつわる有名な逸話

ハンガリアンウォーターを想起させるイメージ

ローズマリーは、古くから薬草としてだけでなく、食や香りの文化の中でも幅広く親しまれてきました。
ヨーロッパには、ローズマリーにまつわるさまざまなエピソードが残されています。

なかでもよく知られているのが、最古の香水のひとつともいわれる『ハンガリアンウォーター』の逸話です。

14世紀、70歳を過ぎたハンガリーの女王エリザベートが、献上されたローズマリー水を用いたところ、隣国ポーランドの若い王子から求婚された――そんな伝承が語り継がれています。

真偽を超えて、ローズマリーの香りが当時の人々に特別な印象を残していたことがうかがえる、興味深いエピソードです。

03

古くから学びや記憶の象徴として親しまれてきたハーブ

ローズマリーと学びをイメージさせるビジュアル

古代ギリシャでは、学者や学生たちが、ローズマリーの枝で作った冠を身につけていたと伝えられています。
そうした背景から、ローズマリーは古くから学びや記憶を象徴するハーブとして語られてきました。

現在でも、その印象的な香りから、シャンプーやヘアトニックなどに用いられることがあります。

ハーブティーやエッセンシャルオイルでも感じられる、すっきりとしたシャープな香りは、季節のゆらぎで気分が重たくなりがちな時にも、暮らしの中に心地よいアクセントを添えてくれます。

長雨が続く季節、気分を切り替えたい時の身近なハーブとして、ローズマリーの香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

季節の移ろいを感じやすいこの時季に、香りや物語とともに楽しめるローズマリー。
お茶や香りのアイテムなど、暮らしに合うかたちで取り入れてみるのも素敵です。

気になるローズマリーのアイテムをぜひご覧ください。

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季節のおすすめハーブ
2026.05.20

すぐ飲みたい時のアイスハーブティーの作り方

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アイスハーブティー

少しずつ汗ばむ日が増えてきましたね。
冷たい飲み物が恋しくなるこれからの季節におすすめしたいのが、アイスハーブティーです。

私もお出かけの時には、アイスハーブティーを家から持参することが増えてきました。
今回は、朝の忙しい時間でも手早く作れる「アイスハーブティーの作り方」をご紹介します。

美味しさとハーブの恵みを手軽に楽しめる一杯を、これからの水分補給にぜひ取り入れてみてくださいね。

ポイントは、少し濃い目に淹れること

ハーブティーをポットで淹れる様子

※PEANUTS柄ハッピーポットは販売終了しています

アイスハーブティーは、温かい時に比べて香りや甘みを感じにくくなります。
そのため、いつもより少し濃い目に淹れるのが美味しく仕上げるポイントです。

1)ポット1本分、約600ccに対して大さじ3~4杯のハーブを入れます

さっぱりとした味わいの「ストレスでキリキリしちゃう時に」は大さじ3杯、
甘みのある「グレフル美巡茶」や「檸檬カミツレ茶」は大さじ4杯がおすすめです。

ポットにハーブを入れる様子

2)お湯を400ccほど静かに注ぎ、すぐにフタをします

香りを逃がさないように、注いだら素早くフタをするのがコツ。
茶葉のかさがあるため、500ccの目盛りあたりまでお湯を注ぐイメージです。

3)3~5分ほど蒸らします

花や葉が中心のブレンドは3分、実や種が多いブレンドは5分が目安です。
蒸らし終えたら、えぐみが出ないようストレーナーを取り出してください。

4)氷を入れて軽く混ぜたら、できあがり!

たっぷりの氷で一気に冷やすと、すぐに飲めるアイスハーブティーに仕上がります。

▼ 動画で見る「急冷アイスハーブティー」の作り方

完成したアイスハーブティー
すぐ飲みたい時は、氷をたっぷりと!
今回は「すぐに飲める」作り方として、氷で一気に冷やす方法をご紹介しました。
時間に余裕がある時は、粗熱をとってから冷蔵庫でじっくり冷やすのもおすすめです。
ライフスタイルにあわせて、作りやすい方法でお楽しみください。
アレンジしたアイスハーブティー

冷たい飲み物は甘みを感じにくくなるため、少しはちみつを加えるのもおすすめです。
また、オレンジジュースや乳酸菌飲料などで割ると、気分を変えて楽しめるアレンジドリンクに。
お子さまやハーブティー初心者の方にも飲みやすい味わいになります。

ハーブティー氷

さらに、ハーブティーを製氷皿で凍らせて「ハーブティー氷」を作っておくのも便利です。
アイスハーブティーに入れても味が薄まりにくく、炭酸水やジュースに加えても爽やかに楽しめます。

ボトルに入れたアイスハーブティー

これからの季節は、こまめな水分補給が大切になってきます。
飲みたい時にすぐ楽しめるよう、ポットで作って冷蔵庫に入れておくと便利です。

ハーブのやさしい香りと味わいを取り入れて、初夏から夏にかけての毎日を心地よくお過ごしくださいね。

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ちょこっとテクニック
2026.05.11

デスクアロマで仕事の効率アップ

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デスクでアロマを楽しむイメージ

新年度のバタバタがひと段落して、ようやく自分のペースが見えてくる5月。
一方で大型連休明けは、「集中できない」「気持ちが追いつかない」そんな小さな不調を感じやすい時期でもあります。

「もっと効率よくこなしたい」「ココロにゆとりを持ちたい」。
そんなONタイムに、香りのチカラで頭と気分の切り替えをサポートしてくれるハーブがあるんです。

この記事でわかること

・ONタイムを支える代表的な香り(4種)
・デスクでの取り入れ方(すぐできるコツ)
・香りを心地よく楽しむための注意点

ONタイムのサポートアロマ

香りのあるワークシーン

さまざまなハーブが持つ香りを活用し、ココロやカラダを整えるアロマセラピー。
「リラックス」や「癒し」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は 「クリア」や「シャープ」など、冴えをもたらす香り もあるんです。

さっそく、代表的なアロマをご紹介します。

ローズマリー

ローズマリーのイメージ

突き抜けるような、すっきりとした香り。
ここぞという時や、集中したい時、学習のお供にもおすすめです。

・こんな時に:作業前のスイッチ入れ/勉強時間のはじまりに
・香りの印象:クリア/ハーバルでキリッとした雰囲気

レモン

レモンのイメージ

気分をリフレッシュしてくれる、みずみずしく爽快感あふれる香り。
すっきりしたい時や、発想力が欲しい時に。

・こんな時に:午前のスタート/気分を切り替えたい合間時間に
・香りの印象:明るい/軽やかで前向きなムード

パイン

パイン精油のイメージ

深呼吸したくなるような、クリーンな森林の香り。
ココロにゆとりとやる気を取り戻したい時におすすめです。

・こんな時に:気持ちが詰まりそうな時/リセットして進みたい時に
・香りの印象:森/清潔感/のびやか

ペパーミント

ペパーミントのイメージ

スーッとした清涼感のある香り。
クールダウンしたい時や、眠気を払って頭をシャキッとさせたい時に。

・こんな時に:午後の眠気対策/頭を切り替えたい場面に
・香りの印象:清涼感/シャープ/軽快

香りの使い分け(目安)

ローズマリー
集中したい/学習のお供に

レモン
気分を切り替えたい/ひらめきが欲しい時に

パイン
ゆとりを取り戻したい/前向きになりたい時に

ペパーミント
眠気を払いたい/クールダウンしたい時に

デスクでの取り入れ方(ONタイムのコツ)

香りを取り入れるイメージ

香りは、ほんの短い時間でも気分の切り替えを助けてくれます。
忙しい日こそ、まずは“深呼吸ひとつ分”からはじめてみましょう。

作業前の合図に:香りを嗅いでから始めると、頭のスイッチが入りやすくなります。
途中のリセットに:3分だけ席を立って香り+深呼吸。集中が戻るのがスムーズになります。
香りは「弱め」が正解:強すぎると疲れることも。ほのかに香る程度が心地よい目安です。

アロマを楽しむための注意点

香りの感じ方には個人差があります。体調に合わせて、無理のない範囲で取り入れてください。
精油は原液を肌につけない/換気をする/小さなお子さま・妊娠中の方・持病のある方は使用前に専門家へ相談する、など基本の注意を守りましょう。

ますます注目を集めるアロマのチカラ

香りに関する研究イメージ

嗅覚は五感の中でも本能に近い感覚といわれ、気分や記憶などに影響を与えることが知られています。

研究の報告のひとつとして、昼に「ローズマリー」と「レモン」を、 夜に「ラベンダー」と「オレンジ」をそれぞれ2:1の比率でブレンドした香りを嗅ぎ分けることで、 生活リズムを整えるサポートが期待できるという内容が発表され、注目を集めました。

ハーブのある暮らしのイメージ

私たちの暮らしをサポートするチカラを秘めたハーブたち。
いまだ明らかになっていないことも多く、日々、世界中で研究が重ねられています。

5月は、がんばり方を少しだけ調整したくなる季節。
なんだか頭がぼんやりする日や、気持ちが追いつかない日があったら、香りでそっとスイッチを入れてみてください。
五感で味わう小さな整え時間が、あなたらしいペースを取り戻すきっかけになりますように。

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ライフスタイル
2026.05.01

菖蒲湯のはじまりとは? ルーツを知って端午の節句を楽しもう

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端午の節句と菖蒲湯のイメージ

5月5日は端午の節句。端午の節句といえば、菖蒲湯(しょうぶゆ)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
年に一度親しまれてきたこの日本ならではのハーブバスには、どのような由来があるのでしょう。

そもそも端午の節句とは?

端午の節句のイメージ

端午の節句は、男の子のお祝い、あるいは「こどもの日」として広く知られていますが、もともとは季節の節目を祝う行事のひとつです。
日本では古くから、奇数が重なる日を縁起のよい日として大切にする風習があり、3月3日の上巳の節句(桃の節句)や、7月7日の七夕なども、節句として親しまれてきました。

なかでも端午の節句は、別名「菖蒲の節句」とも呼ばれます。
これは、菖蒲(しょうぶ)と尚武(しょうぶ/武をたっとぶ)が同じ音であることにちなみ、武を重んじる節日として広まったことが背景にあるといわれています。
そうした流れの中で、のちに男の子の成長を祝う行事として定着していったと考えられています。

なぜ菖蒲をお風呂に入れるのか

菖蒲湯のイメージ

現在ではお風呂に菖蒲を入れる風習として親しまれている端午の節句ですが、もともとは香りのある植物を飾ったり、身近に取り入れたりして、季節の節目を清々しく過ごすための行事だったといわれています。
菖蒲もそのひとつとして用いられ、日本の暮らしの中に受け継がれてきました。

少し話はそれますが、古くは『枕草子』にも「薬玉」が登場します。
これは、菖蒲などの植物を袋や彩りのよい糸でつくった玉に詰めたもので、季節のしつらえや贈り物として楽しまれていたそうです。
ちなみに、これが「くす玉」の原型ともいわれています。

菖蒲の特徴

菖蒲のイメージ

菖蒲の魅力のひとつは、すっと立ちのぼる印象的な香りです。
端午の節句に菖蒲が用いられてきた背景には、こうした香りや佇まいが、季節の節目のしつらえとして親しまれてきたこともあるのかもしれません。

そういえば、西洋にも、香りを楽しむアイテムとして知られる「ポマンダー」があります。
日本のくす玉と西洋のポマンダー。
由来や形は異なりますが、香りを暮らしに取り入れるという点では、どこか通じるものがあるように感じられます。

香りを楽しむ読みもの

「〈香りの魔除け〉フルーツポマンダーをつくろう」もあわせてどうぞ

記事を見る

菖蒲湯とご一緒にいかがですか

菖蒲湯とくつろぎのバスタイムのイメージ

端午の節句には、やはり菖蒲湯を楽しみたくなるもの。
そんなひとときに、エッセンシャルオイルを少し加えて、和と洋それぞれの香りを楽しむバスタイムにしてみるのも素敵です。
凛とした印象の菖蒲に、ラベンダーのやわらかな香りや、フランキンセンスの落ち着いた香りを合わせれば、心地よいバスタイムを演出してくれそうです。

※5ml程度の無水エタノールに精油1~5滴を混ぜ、自然塩やバスソルトに馴染ませてからすぐに浴槽に入れると、お湯と混ざりやすくなります。

ハーブティーのイメージ

また、お風呂あがりには、湯上がりのひとときを楽しむ一杯としてハーブティーを取り入れてみるのもおすすめです。
バードックやジンジャー、ネトル、クリーバーズなど、風味に個性のあるハーブを選べば、季節の行事に寄り添うティータイムを楽しめます。

人の歴史に植物あり。 ハーブというと少し敷居が高く感じられることもありますが、日本にもこうして植物を暮らしに取り入れてきた習慣が数多くあります。
これを機に、日本のハーブの魅力をあらためて見つめてみてはいかがでしょうか。

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