2023.04.28

摘んで、飲んで、気分もあがる! フードドライヤーでつくるカモミールティー

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
風が爽やかで、清々しい季節になりました。
花は咲き、緑は濃くなり、少し歩くだけでも、さまざまな植物が楽しめますね。
ハーブを学ぶと、これまで気にも留めなかった道端の草花が、宝物のように見えてきます。

近所の土手には、ハルジオンやヨモギなどにまじって、カモミールが群生している穴場があります。
誰にも気づかれていないのか、気にも留められていないのか、皆さん素通りされていますが、私は小躍りするほど楽しい場所です。
毎年この時期は、家族を誘ってカモミール摘みが恒例行事になっています。
ご覧ください、見事な咲きっぷり。
やはり、香りが素晴らしい!
風が吹くたび、はちみつりんごのような香りに包まれて、気持ちが穏やかになります。 カモミール摘みは、指の間にやさしく花を挟んで持ち上げると、花だけ収穫することができます。
南阿蘇村でのカモミール収穫体験が毎年活かされます。 ほんの数分でたくさん収穫できました。

カモミールをフードドライヤーで乾燥させてみる

毎年、フレッシュで飲んでいたのですが、今年はフードドライヤーで乾燥させて、ドライのカモミールをハーブティーで楽しんでみよう思います。

まずはしっかり水洗い。
今回のカモミールは、人の手入れ、管理が一切されていないので、汚れや虫を落とすためによく洗います。
洗いながら、この水にカモミールの養分が溶け出しちゃっていないかな、と不安が脳裏によぎります。 水気を切ったらフードドライヤーで低温乾燥(約40℃)させます。
寝る前にセットして、朝一で確認することに。ドキドキです!

自作のカモミールティーを飲んでみる

10時間でセットしましたが8時間の時点で、カモミールが完全に乾燥していたので取り出しました。
乾燥直後のカモミールは、生とは比較にならないくらい香りが強く、部屋中がカモミールの香りに包まれるほど!
花びらの白色と花托の黄色が映えて、見た目も香りも100点! さて風味はどうでしょう… びっくりするくらい黄色、いや黄金色のカモミールティーが出来上がりました!
香りの印象そのままのコク深い風味で、リラックスより活力がわくような味わいでした。
これが野生の力強さでしょうか。
なにより近所でカモミールを見つけて、収穫して、ひと手間かけて飲む、という体験が、いつものカモミールティーとは違うエッセンスとして、愛おしく感じました。

春から夏へ、季節が巡り、また新たな植物が芽吹き、花咲きます。
皆さんも、思いがけないハーブとの出会いを、楽しんでくださいね。
ページを共有する
雑記
2023.04.10

4月のおすすめハーブ「カモミール」

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
新入学の小学生や新社会人を見ると、初々しい気持ちになれますよね。
新たな一歩を踏み出す彼らだけでなく、私たちも新しい仕事や人間関係など、4月は環境の変化にとまどう場面が多々あります。
ここでストレスを抱えこんでしまうと、慌しさがひと段落する5月頃にココロがスランプ状態へと陥ってしまいます。

そこで今日は、心身のストレス対策に欠かせない、リラックスハーブの代表格「カモミール」をご紹介します。

ココロとカラダにやさしい万能ハーブ

世界で最も親しまれているハーブのひとつ、カモミール。
紀元前から栽培され、薬草としても古くから活用されてきました。
現在でも万能ハーブとして、様々な心身の不調に用いられています。

和名の「カミツレ(加密列)」は、オランダ語の「kamille(カミッレ)」を語源とし、日本には江戸時代にオランダ医学の薬の一つとして、渡来したといわれています。

〈植物のお医者さん〉コンパニオンプランツ

カモミールは別名の多いハーブでもあり、甘いリンゴの香りをもつことから古代ギリシア人は「大地のリンゴ」(カマイメロン)と名づけました。

また「植物のお医者さん」の呼び名は、近くに生えている植物を健康にする働きがあるといわれるためで、キャベツやタマネギなどのコンパニオンプランツとしても知られています。

女性リズムのトラブル対策にも活躍

代表的なカモミールの種類には、主にティーで用いられるジャーマンカモミールと、主にアロマテラピーなど香りの目的で用いられるローマンカモミールがあります。
どちらも甘いやさしい香りが、穏やかな気持ちへと導いてくれます。 ストレスを和らげるだけでなく、安眠や美肌づくり、女性リズムのトラブル対策にも有用で、その働きかけの幅広さは、まさに万能。
カモミールティーで気持ちを楽にして、環境の変化を楽しむ余裕をお持ちくださいね!
ページを共有する
季節のおすすめハーブ