2023.03.29

春のハーブな散歩道

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桜に見惚れて、見上げてばかりのこの頃ですが、ふと足下を見ると、春の植物がすくすくと芽吹いています。
中には、ハーブティーにもなる植物が!
そこで今日は、街で見かけた身近なハーブをご紹介します。

セイヨウタンポポ(ダンディライオン)

桜の名所、千鳥ヶ淵。
皆さん桜を撮っていますが、足下ではタンポポが満開(?)です。
薄紅色の桜の絨毯に、タンポポの鮮やかな黄色が映えて、とってもきれいでした。

ハーブティーでは、タンポポの葉と根を利用します。
地中深く真っ直ぐに伸びる根は、苦みが最も強くなる6月頃に収穫するのがよいとされ、煎った根のティーはとても香ばしく、ノンカフェインの「タンポポコーヒー」として知られます。
外用で使われることもあり、根・葉ともに、クレンジングのイメージのハーブです。

ヒース(エリカ)

駅近くの歩道には、立派なヒース、ジャノメエリカが植えられていました。
このヒースは背丈もあり、密集して咲き誇る小花は圧巻でした!

ヒースにはたくさんの園芸種があり、繁殖能力に優れたハーブのひとつです。
ハーブティーに利用するのは花の部分。
この花には、メラニン色素の合成を抑制する成分アルブチンを含むので、肌を明るくする働きが期待できますよ。

ツクシ(スギナ/ホーステール)

路肩ではツクシを見つけました。
そしてあちこちに、スギナも顔を出しています。
ツクシは食用に、スギナは飲用に最適です。
欧米では馬のしっぽに似ていることから「ホーステール」と呼ばれています。

スギナは根が深いことから「地獄草」とも言われる難防除雑草。
しかし、葉や茎には、二酸化ケイ素(シリカ)を豊富に含み、爪や髪、骨などの発育をサポートしてくれる優れもの!
爪がもろく割れやすい方は、ホーステールの補修力が、カラダの中から頑丈な基盤づくりをサポートしてくれますよ。

どれも春のビューティーケアにおすすめなハーブですので、ぜひブレンドに取り入れてみてくださいね。
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雑記
2023.01.10

ハーブティーで生活習慣を見直そう

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お正月気分も抜け、忙しい日常が戻ってきました。
しかし、年末年始で増えた体重はなかなか元には戻らない…。

普段どんなに節制していても、一度乱れた生活リズムを元に戻すのは大変なもの。
そこで今回は、美味しいものを食べすぎてしまったカラダをリセットする、ハーブティーの取り入れ方をご紹介します。

ハーブを味方に、食べすぎ・飲みすぎ・運動不足で鈍ったカラダを整えて、今年も軽やかに過ごしましょう!

カラダのお掃除をサポートする4つのハーブ


カラダに溜め込んでしまったモノをお掃除してくれる、4つの代表的なハーブをご紹介。
それぞれの特長を知り、ご自分に合うハーブを選んでみましょう。


〈ダンディライオンリーフ〉
セイヨウタンポポの葉。フランスでは、「おねしょ草」を意味する「Pissenlit(ピサンリ)」の名で市場に並びます。
カリウムが豊富で、要らないモノを押し出すパワーに優れたハーブです。


〈バードック〉
根菜として親しまれている“ごぼう”のこと。欧米ではおもに健康サポートハーブとして活用されてきました。
水溶性の食物繊維を豊富に含むため、要らないモノを押し出してくれる、お助けハーブです。


〈ミルクシスル〉
紫色の花を咲かせるアザミの一種で、使用部位は小さな種子。
ヨーロッパで中世から伝わる植物誌にも関連記述が多くみられる伝統的なハーブです。
種子に含まれるシリマリンが、お酒の飲みすぎでくたびれたカラダを、やさしくいたわってくれます。


〈フェンネル〉
ハーブティーに使われるのは種子。インドでは、食後にローストされたフェンネルシードがよく出されますが、これは消化をサポートする働きがあるため。
食べすぎてしまったときに摂ると、す~っとすっきり感が得られます。

いつものドリンクをハーブティーに置きかえて


ハーブのチカラを効率よく摂り入れるコツは、常にハーブティーがカラダを巡っている状態を保つことです。
ヒトが1日に必要とする1Lの水分をハーブティーに置きかえるだけで、軽やかなカラダとココロを取り戻すサポートにつながります。
理想的な食事、毎日の運動時間にハーブティーをプラスしてみませんか?


〈野菜メインの朝食とフェンネルやミルクシスルのハーブティーでリセット〉
糖質や脂質を控え、サラダやスープなど野菜中心の食事にしてみてください。
ドリンクはジュースや牛乳から、フェンネルやミルクシスルのハーブティーにチェンジ。
カラダのお掃除をサポートします。


〈和食中心のお弁当とバードックティーで溜め込みをブロック〉
和食中心のお弁当は、脂質の摂りすぎや食べすぎを防ぐことができます。
バードックのハーブティーは、要らないモノを押し出してくれるので、食生活を調整したいときにぴったり。
甘味と旨味のバランスがよく和食との相性も良いので、ぜひ常備しておきましょう。


〈ウォーキングとダンディライオンリーフティーで巡りをケア〉
酸素をたくさん取り入れる有酸素運動で、ココロもカラダもすっきり!
普段運動する機会の少ない人は、ウォーキングで十分です。
無理せず楽しみながら続けてみましょう。
運動中の水分補給には、ダンディライオンリーフのハーブティーを。
巡りをサポートしてくれます。


【シングルでもブレンドでもOK!】
4つのハーブはシングルハーブティーでもいただけますが、いくつかを組み合わせたブレンドハーブティーにすると相乗作用が期待でき、さらに、美味しく飲みやすくなるんです。
シングルで飲み比べたり、ブレンドして味の違いを感じてみたり。
楽しみながら、無理なく生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。



※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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ライフスタイル
2022.04.28

5月のおすすめハーブ「ダンディライオン」

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街路樹には新緑が生い茂り、あぜ道には色とりどりの花が咲いています。
中でも、最も身近な野草として親しまれているタンポポは、寒い冬を越すために地中深くまで根を張り養分を蓄えています。
そんな生命力、繁殖力に優れたタンポポは「ダンディライオン」と呼ばれ、古くから根も葉もハーブとして利用されてきました。

そこで今回は、厳しい冬を乗り越え春を待つ、大地と太陽のチカラをしっかりと蓄えた「ダンディライオン」をご紹介します。

由来はライオンの歯?

日本でもお馴染みの野草であるセイヨウタンポポ。
ダンディライオンの名はその葉の形状から、フランス語で「ライオンの歯」を意味する「dent de lion」に由来します。 セイヨウタンポポは明治時代に日本に帰化した種で、在来種のカントウタンポポが春にのみ花をつけるのに対し、こちらは一年を通して全国各地で花が見られます。

排出をサポートしたい時に◎

古くから、花を含む全草がサラダなど食用にされてきました。
フランスでは、葉が野菜として「おねしょ草」を意味する「Pissenlit(ピサンリ)」の名で市場に並びます。

ヨーロッパで薬草として用いられるようになったのは15世紀頃といわれ、漢方でも「蒲公英(ぼこうえい)」の生薬名で根が使われるなど、世界中で役立てられてきた薬草のひとつ。

カラダに溜まった不要なモノを排出するチカラがあり、特に根に含まれる苦味成分が消化を助けるため、消化不良のときにも役立ちます。

カラダの中をすっきりきれいに!

ハーブティーでは、根(ルート)と葉(リーフ)を用います。
外用で使われることもあり、根・葉ともにクレンジングのイメージのハーブです。 地中深く真っ直ぐに伸びる根は、苦みが最も強くなる6月頃に収穫するのがよいとされ、煎った根のティーはとても香ばしく、お子さまや妊娠中の方にもお楽しみいただけるカフェインレスの〈タンポポコーヒー〉として親しまれています。


大地と太陽の力を蓄えたダンディライオンは、ココロの奥まで軽くクリアにし、活動的な日々を力強くサポートしてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ