2025.10.27

11月のおすすめハーブ「シナモン」

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秋が深まり、少しずつ冬の気配が感じられるようになってきました。
肌寒い日は、温かい飲み物が恋しくなりますね。
カラダをぽかぽか温めるハーブティーで、着膨れしない寒さ対策はいかがでしょうか。

そこで今回は、温めパワーで健康と美容をサポートするハーブ、シナモンをご紹介します。

世界最古のスパイスのひとつ

コショウ、クローブとならび、旧約聖書にも登場する世界最古のスパイスのひとつ。
香り高いことから「スパイスの王様」とも呼ばれ、古くから薬用や香辛料として利用されたり、紀元前4千年頃のエジプトでは、ミイラを保存する防腐剤として重宝されました。

日本では、「肉桂(にっき)」と呼ばれ、京都名物の「八橋(やつはし)」の香りとしても有名です。
漢方では「桂皮(ケイヒ)」の名で知られています。

シナモンは樹の皮

シナモンは、クスノキ科に属する常緑樹の樹皮。
人の手で樹皮を薄く剥がして乾燥させると、自然にくるんと丸くなり、あのシナモンスティックの形状になります。
学名の異なる「セイロン・ニッケイ」と区別して、「カシア」とも呼ばれますが、総称して「シナモン」と言われることが多く、どちらも似た目的で使われます。

健康、美容の強い味方

風味付けに利用されることの多いシナモンですが、その働きかけも◎
カラダを温めて巡りを良くし、カラダの機能全般を活性化してくれます。
また、冷えやゾクッと寒気がきた初期段階を緩和し、おなかの調子を整える働きも期待できます。

さらに、シナモンに含まれるケイヒエキスはカラダの中から若々しさを保ち、見た目年齢も下げるエイジングケアの強い味方! ハリのある毎日の助けとなってくれます。

健康、美容、ダイエットの三拍子が揃った優等生ハーブ、シナモン。
スパイシーで高貴な香りが、冷えたココロとカラダを、じんわり温めてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.09.29

東洋発のスーパーハーブ「マルベリー」

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カラッとした秋晴れが続き、外出や運動が心地よい季節ですね。
そうなると、ついつい食事の量が増えてしまい、ボディラインが気になる…食べ過ぎをなかったことに! ……はできませんが、カラダに蓄えないようサポートするハーブをご存知でしょうか。

そこで今回は、東洋にルーツを持つスーパーハーブ、マルベリーをご紹介します。

絹を生み出す蚕の飼料

マルベリーは、蚕(カイコ)の飼料として知られる桑の葉のこと。
桑はラズベリーのような実をつけ、年に3~4回、多い時には6回も収穫が可能なほど、生命力にあふれた植物です。

葉はハーブティーなどに、実はジャムや果実酒に、根皮は「桑白皮(そうはくひ)」として古くから漢方に用いられてきました。

蚕とともに日本へ伝来

桑は2~3世紀頃に蚕とともに中国から日本へ伝わったとされ、明治から昭和初期にかけて養蚕業が日本の重要な産業として発展しました。
富岡製糸場の世界遺産登録を通じて、当時の繁栄がうかがえます。

また、中国最古の薬物書『神農本草経』や、日本の『喫茶養生記』にも桑の葉が登場し、古くから人々の暮らしに寄り添ってきたことがわかります。

生活習慣予防の注目成分「デオキシノジリマイシン」

桑の葉には、カルシウムや鉄分、食物繊維など、日々の健康を支える栄養素が含まれています。
さらに、桑の葉特有の成分「デオキシノジリマイシン(DNJ)」も含まれており、健康維持を目的とした食品などに活用されています。

このDNJは、糖質に関わる酵素に働きかけることが研究されており、食生活を見直したい方のサポート素材として注目されています。
ハーブティーとしてはもちろん、フェイスパックなどの美容アイテムにも使われることがあります。

おすすめの飲用シーン
マルベリーのハーブティーはノンカフェインで、食事と一緒に楽しめます。
甘いものが気になる時にも、すっきりとした味わいが満足感を高め、自然と食後のリズムを整えてくれます。
健康を意識する毎日に、無理なく取り入れられる一杯です。
 
蚕の成長に欠かせない必要な栄養素を豊富に含み、その蚕は美しい高級素材のシルク(絹)を生み出す。
捨てるところがなく、それぞれ多様な働きをする、まさに東洋発のスーパーハーブとも言えますね。
食欲の秋、美容の秋に、ぜひお役立てください。
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ハーブのトリビア
2025.09.22

「ブルーマロウ」でティータイムに彩りを

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鮮やかなブルーから淡いピンクへ……
まるで魔法のように、次々と色が変化するハーブティーをご存じですか?
今回は、香りや味わいだけでなく、目でも楽しめる魅力あふれるハーブ「ブルーマロウ」をご紹介します。

目の覚めるような鮮やかなスカイブルー、エレガントな雰囲気を醸しだすパープル、そして、心躍る華やかなピンク。
そんなふうに、ドラマティックに移りゆく彩りから、“夜明けのハーブ”とも呼ばれているそうです。なんともロマンティックですよね。

色の変化を楽しめるティーは他にはなかなかないもの。
ウェルカムドリンクなど、おもてなしにもぴったりですよ。

ブルーマロウってどんなハーブ?

ブルーマロウは、ヨーロッパ原産のアオイ科ゼニアオイ属の多年草。
日本では古くから「ウスベニアオイ」の名で知られています。

初夏から夏にかけて赤紫色の可愛らしいお花を咲かせるブルーマロウですが、とても丈夫で、草丈が30~180cmになることもあるそう。
乾燥させると青紫に変色するのは、ブルーベリーの色素としても知られるアントシアニンによるものです。

また、ティーにするととろみがあり、香りはほのかにフルーティー。
葉や花は生でそのまま食べることができるため、サラダやお料理に添えれば、彩り豊かな一皿になりますよ。

レモン一滴でピンクに変身! ブルーマロウティーの楽しみ方

まずは、ブルーマロウティーの基本的な楽しみ方をご紹介します。 青紫色の花びらをお湯に浸してハーブティーにすると、目にも鮮やかなブルーのティーができあがります。
茶葉を入れたポットにお湯を注ぐと、鮮やかなブルーから少しずつ紫色に変化します。 レモンを加えると、やさしいピンク色に。
はちみつを少し加えると甘くやわらかな味わいになるのでおすすめです。

“青い氷”でウェルカムドリンクに!

水出ししたブルーマロウで氷を作っておくと、急な来客時にとっても便利です。
色鮮やかな氷をグラスに入れて炭酸水を注ぐだけで、おしゃれで華やかなドリンクに。
カットしたレモンをグラスの縁に添えれば、 素敵なウェルカムドリンクになりますよ。

色々なアレンジで楽しめる、シングルハーブ「ブルーマロウ」。
生活に取り入れて、楽しんでみてくださいね。

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ハーブのトリビア
2025.09.10

夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ

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日中は蒸し暑さを感じますが、夕方以降には時折爽やかな風が感じられるようになりました。
厳しい暑さを過ごしてきたカラダも、落ち着いた気候を待ち望んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は「夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ」をご紹介します。

ハーブティーは柑橘系の風味で爽快に!

残暑の不快感や気だるさのケアには、フレッシュで快活なレモンの香りがおすすめです。
レモングラスやレモンバームといったように、レモンの名がつくハーブは多く、レモンに似た香りで飲みやすいハーブティーです。

中でもレモンバーベナは、フランスではヴェルベーヌと呼ばれ、仕事疲れを癒す夕方以降にいただくなどして親しまれているようです。
和名の「香水木(コウスイボク)」の通り、とても香りが良いのでリラックスしたい時に最適なハーブです。

暑さによる不快感を鎮める香りとは?

芳香浴でも、柑橘系のベルガモットや、柑橘系と相性のよいクラリセージの精油がおすすめです。

紅茶を思わせるクラリセージの香りは、暑さによる興奮や不快感を鎮めてくれるので、ハンカチやコットンに数滴垂らし枕にしのばせる他、バスタイムをぬるめの半身浴に切り替え、浴槽で香りを楽しんでもよいでしょう。


お風呂で精油を楽しむ際は、5ml程度の無水エタノールに精油1~5滴を混ぜ、浴槽または洗面器などの湯に入れます。または、5ml程度の無水エタノールに精油1~5滴を混ぜ、自然塩やバスソルトに馴染ませてからすぐに浴槽に入れると、お湯と混ざりやすくなります。

またクラリセージの香りは、女性の不順なリズムを整えたり、年齢を重ねた女性のアンバランスなココロとカラダのケアも得意とします。
このように、女性特有の悩みに広く利用されているため「女性のための精油」とも言われています。 ハーブティーやアロマを取り入れることで、リラックスしてゆったりと過ごす時間をつくりながら、心身共に冴えた軽やかな状態で、秋への移り変わりを楽しみましょう。
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ライフスタイル
2025.09.02

9月のおすすめハーブ「ミルクシスル」

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9月とはいえ残暑厳しく、初秋より晩夏の響きがしっくりきますよね。
そんな日々に、ついつい手が伸びてしまう冷たいモノ。
カラダのクールダウンにはもってこいですが、摂り過ぎてしまうと不調の原因にもなりかねません。
夏に受けたダメージをリセットし、これからやってくる〈食欲の秋〉のためにも、カラダをいたわってあげましょう。

そこで今回は、古来より清浄・保護・再生などのチカラが高く評価されているハーブ「ミルクシスル」をご紹介します。

古くは母乳を出す目的で使われていたハーブ

紫色の大きな頭花をつけるミルクシスル。
古くは母乳を出す目的で使われていたことから「ミルク(乳)シスル(アザミ)」の名が付けられたと言われています。

キク科多アザミ属の二年草で、和名をオオアザミやマリアアザミといいます。
原産は地中海沿岸でヨーロッパ全土に生育しており、日本にも帰化植物として広く分布しています。

限りない母のチカラが宿る薬草

葉には光沢とトゲがあり、乳白色の葉脈が特徴です。
これは、聖母マリアがイエスにお乳を飲ませた際に、葉にこぼれた乳が葉脈の白い縞模様となったとされ〈限りない母のチカラが宿る薬草〉として信じられていました。
セントマリーシスル(マリアアザミ)やホーリーシスルなどの別名は、このエピソードに由来しています。

お酒好きな方の健康サポートに

ヨーロッパでは、二千年以上前から薬草として用いられてきた歴史があり、中世の著名なハーバリストであるジェラードやカルペパーなどの書物の中でも、その清浄・保護・再生などのチカラが高く評価されているハーブです。
全草が食用とされ、ハーブティーでは種が使われます。 160830_3 現代では、種子に含まれる成分「シリマリン」の、お酒好きな方の健康をサポートするチカラが注目されており、ハーブティーやサプリメントとして摂りいれる方法が広く親しまれています。
生活習慣が乱れがちな方、そしてお酒を飲む機会が増える際には、カラダのお守りとして、積極的にご利用いただきたいハーブのひとつです。 

〈聖なるアザミ〉ミルクシスルは、日々の穢れを清らかなものに変え、明るく活き活きとあるために欠かせない、肝要なチカラを授けてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.08.22

猛烈な残暑に、チョコっとご自愛しませんか?

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連日の猛暑で、ココロもカラダもお疲れ気味ではありませんか?
そんな夏の不調に、そっと寄り添ってくれるのがチョコレート。
食欲がない日でも、カカオの豊かな香りとほどよい甘さが、元気をチャージしてくれます。 さらに、良質な水分とミネラルを補給するなら、ハーブティーがぴったり。
心地よい香りと風味に包まれながら、穏やかにカラダを整えてくれます。

左:エンハーブ ブレンダー 右:メリーチョコレート ショコラティエール

そこで今回は、日本を代表する高級チョコレートメーカー「メリーチョコレート」さんと一緒に、夏におすすめのチョコレートとハーブティーのペアリングをチョコっとご紹介します!
たとえば…

🍫 ミルクチョコレートには、ミントやレモングラスの爽やかなハーブティー
🍫 ビターチョコレートには、スパイスやベリー系のハーブティー

など、チョコの種類に合わせて選ぶハーブティーの楽しみ方を、エンハーブのブレンダーがご提案。 詳しくは、メリーチョコレートの特集ページ「メリーズラボ」をぜひご覧ください!
チョコレートとハーブティーの新しい愉しみ方が、きっと見つかりますよ。

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取材舞台裏
2025.08.04

熱帯夜、どう乗り切る? 快眠のための眠りの準備

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眠りの重要性は言うまでもなく、最近では睡眠時間だけでなく睡眠の質に対しても、目が向けられてきました。
普段は「どこでも寝られちゃう」「ベッドに入って1分」というような方でも、ちょっとした心理状態の変化や環境の変化で、いつものように眠れないということもあります。

気候の変化で変わる睡眠

快適な睡眠時間を確保するためには、季節によって変化していく気候に合わせ、環境を整えていく必要があるでしょう。
冬の寒さや夏の暑さを意識していないと、いつものように眠れているつもりでいながら、実は浅い眠りで、しっかりと疲れがとれていないなんていうことも。

特に夏は、日中の体力消耗や、食欲不振によって夏バテを起こしやすい季節ですので、しっかりと寝て回復することが、望ましい季節。
しかし、熱帯夜が続くと、十分な睡眠がとれず、なんだか慢性的に、眠気やだるさがとれないというスパイラルに、ハマってしまったことはないでしょうか。

寝る前に、ぬるめのハーブティー

快眠に欠かせないハーブは何種類かありますが、中でもパッションフラワーとバレリアンは、特におすすめ
カモミールとの相性もいいので、ブレンドしたお茶を、ベッドに入る1時間前位からゆっくりと飲むのが、いいでしょう。

熱帯夜対策の場合は、アツアツのものを短時間で飲むと、むしろその温度で暑くなり、眠れなくなってしまいます。
そのため、少し前に入れておいて、ぬるめに冷まし、時間をかけて飲むようにしましょう。
この場合、アイスのハーブティーは、あまりおすすめではありません。

体感温度を下げるペパーミントの香り

熱帯夜対策としては、アロマも向いています。
ベルガモットやラベンダーといった精油は、リラックスさせてくれる香りでありながら、とても爽やかなので夏向き。
これらをメインにして、ディフューザーなどで、部屋に香らせましょう。 さらに、体感温度を4℃下げると言われるペパーミントの香りをプラスするのが、熱帯夜対策のポイントです。
一見、すっきりとして目が覚めてしまうと思われがちなペパーミントですが、実はリラックスとリフレッシュのどちらにも使える、不思議なチカラを持っています。
多様な成分を含むハーブならではですね。

ハーブやアロマとの合わせ技で、無理のない程度に工夫を取り入れて、涼やかで心地よい夜をお過ごしくださいね。
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ライフスタイル
2025.07.29

8月のおすすめハーブ「レモングラス」

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カンカン照りの太陽と、モコモコ膨らんだ雲。
夏を象徴する青空が広がる日も多くなってきました。
本格的な夏を迎え、海や山へ、繰り出される方も多いのではないでしょうか。
お出掛けの際には、熱中症対策や日焼け対策を万全にして、大自然を満喫してくださいね。
あと忘れてはならないのは、虫除け対策! 

そこで今回は、虫が嫌いな香りとしても知られ、その力強い爽快な香りがココロに活力を与えてくれる「レモングラス」を、ご紹介します。

タイ料理の味付けに欠かせないハーブ

すーっと伸びる長い葉と、レモンのように甘く爽やかな香りが特徴のイネ科のハーブ。
インドでは「チューマナ・プールー(赤い茎)」と呼ばれ、数千年も前から親しまれてきました。 茎や葉の部分はハーブティーとして用いる他、世界3大スープの1つ、トムヤムクンに代表されるように、タイ料理やベトナム料理では、香辛料としても欠かせない存在です。

フレッシュな香りでリフレッシュ!

そのフレッシュなシトラス系の香りは、暑さでダレがちなココロとカラダをシャキッと目覚めさせ、リフレッシュに最適です。
また、おなかの調子を整える働きがあり、脂っぽい食事の消化をサポートします。

「ドライバーの精油」とも呼ばれる香り

レモングラスはエッセンシャルオイルとしても人気が高く、力強い草の香りがココロに活力を与え、元気を回復してくれるといわれます。
そのリフレッシュと適度に落ち着きをもたらす働きが、車の運転に向いていることから「ドライバーの精油」とも呼ばれています。 また、虫除けの香りとしても知られ、ディフューザーなどで芳香浴を楽しむほか、ユーカリなどとブレンドして、手作りの虫除けスプレーなどにも使われています。



レモングラスの爽快な香りが、暑い夏を快適に過ごすサポートをしてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.07.08

夏の水分補給に最適! ハイビスカスで元気をチャージ

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夏になるとより飲みたくなる真っ赤なハイビスカスティー。
季節限定「夏に負けない シャキッと梅ハイビスカス茶」や、定番人気の「すっきりキュッと グレフル美巡茶」も、ハイビスカスを中心とした液色で夏に映えますよね。

そこで、なぜ夏にハイビスカスティーを飲みたくなるのか、今一度、ハイビスカスのエピソードとその実力を、おさらいしましょう!

美しいルビー色は、現代人に必要な健康成分

ハイビスカスと聞くと、南国調の赤い花を思い浮かべますが、実はその多くは、観賞用に改良された種。
ハーブティーに用いられるのは、白や薄ピンクの花をつけるローゼル種が一般的です。
ローゼル種は、茎や花苞が濃赤になるのが特徴で、ティーには花が落ち実が膨らんだ時期の萼(がく)の部分を使用します。

この美しいルビー色は、アントシアニン系色素によるもので、光に囲まれた現代人には必要な成分。
また最近では、生活習慣に対する働きも注目されています。

クレオパトラが愛した、美容維持のハイビスカスティー

古代エジプトの時代から、健康のために食されてきた歴史をもつハイビスカス。
絶世の美女クレオパトラが、その美しさと若さを保つために飲んでいたとも伝えられ、今でもエジプトでは「Karkade(カルカデ)」の名で、健康茶として日常的に愛飲されています。

クレオパトラ御用達(?)のハイビスカスは、ビタミンやポリフェノール類を含むため、美容やエイジングケアにも大活躍の、女性に嬉しいハーブティーなのです。

金メダリストを陰で支えた? ハイビスカスの元気パワー

かつて世界の頂点に君臨した伝説的なマラソン選手が、スポーツドリンクの代わりにハイビスカスティーを愛飲していたという興味深い逸話があります。
これはとても理にかなっており、ハイビスカスティーの爽やかな酸味(クエン酸やハイビスカス酸)には、くたくたになったカラダに活を入れる働きが期待できるのです。

汗で失われた水分とミネラル補給に、そして元気チャージもできるハイビスカスは、夏の水分補給にうってつけ。
気分も上がる赤色のハーブティーで、暑い夏を乗り切りましょう!
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季節のおすすめハーブ
2025.06.30

7月のおすすめハーブ「フェンネル」

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食欲不振になりがちな夏。
冷たい飲み物や食べ物ばかりで、胃腸も弱りがちです。
香辛料で食欲をかき立てて、機能が低下しがちな夏のカラダに活を入れてくださいね。
そこで活用したいのが、スパイシーなハーブ。
中でも沖縄料理において、胃腸の調子を整える島野菜「イーチョーバー(胃腸葉)」として親しまれている、あるハーブをご存知でしょうか。

今回は、甘くスパイシーな香りで軽快な日々をサポートする、食材としても大活躍のハーブ「イーチョーバー」こと「フェンネル」をご紹介します。

「フェンネルがあるのに摘まないのは愚かだ」と記されるほどの万能さ

地中海沿岸原産のセリ科の多年草。
古代エジプトの医学書には「フェンネルがあるのに摘まないのは愚かだ」と記されているほど多くの働きを持つ、最も古くから栽培されていたハーブのひとつです。
羽毛のように細く軽やかな葉と、傘状に咲き広がる黄色い小花が特徴です。

邪気を祓う薬草として呪術などにも使われた歴史があり、今も欧米では6月24日、聖ヨハネの日の前夜に、フェンネルやセントジョンズワートなどを束ねた魔除けのリースが玄関に飾られます。

臭くなった肉の香りを回復するパワーが!?

ハーブティーでは、芳香に富んだ果実を用います。
和名の「茴香(ウイキョウ)」は「香りを回復する」の意で、臭くなった肉の香りをよくすることから名付けられました。
同様に、芳香の強いハーブのスターアニスは「大茴香(ダイウイキョウ)」、ディルやキャラウェイは「姫茴香(ヒメウイキョウ)」と呼ばれ、いずれも料理では香りづけに使われます。

とくに、甘く優しい香りのフェンネルは、ドイツの小児科において、フェンネルシロップやフェンネルハニー(はちみつ漬け)が活用されています。
どちらも、ガラガラやゴホゴホ予防など、季節の変わり目の体調管理に最適です。

ダイエットの強い味方! 語源は「細くなる」

古代ギリシャ語では、フェンネルを「Marathon(マラトン)」といいますが、これは「細くなる」を意味する「maraino(マライノ)」に由来します。
また、かつての清教徒たちはフェンネルの香りが空腹を紛らわせてくれるとして、教会の説教の時間に果実を噛んでいたと伝えられています。


甘さとスパイシーさを持ち合わせたフェンネルの香りは、邪悪なものをやんわりと振り払い、その葉のような繊細さと軽快さを与えて、颯爽とした躍動する日々へと導いてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.05.29

【スタッフのアイデア帖】アイスハーブティーで広がる夏のハーバルライフ

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昨夏、多くの方に楽しんでいただいたアイスハーブティー。
「ハーブティーはホットの飲み物」と思われていた方も、その軽やかな喉ごしと爽やかな風味を通じて、ホットとはひと味違う夏ならではの新たな魅力を、発見していただけたのではないでしょうか。

まだアイスハーブティーをお試しでない方も、この夏は新たな一杯に挑戦してみませんか?

そこで今回は、エンハーブスタッフがおすすめするアイスハーブティーの取り入れ方アイデアをご紹介します。
今夏新発売の水出しアイスハーブティー「グレフルピール&バタフライピー」のアレンジ方法も紹介しておりますので、ぜひご注目ください!

〈店舗スタッフ Sさん〉ジンジャーシロップと合わせる

水出しアイスハーブティーとジンジャーシロップ「生姜と8種のハーブの濃縮シロップ」の組み合わせがとても手軽で美味しいです。
ジンジャーシロップにはルイボスやハイビスカスが入っているので、ブレンドハーブが被っていない「レモンピール&レモンマートル」がおすすめ。
「グレフルピール&バタフライピー」との組み合わせは、色の変化も楽しめるのでイチ押しです!

〈店舗スタッフ Iさん〉クリームソーダ風にアレンジ

「グレフルピール&バタフライピー」を濃いめに抽出して炭酸水で割り、そこにアイスクリームを乗せてクリームソーダ風に!
さくらんぼを添えれば、よりご褒美感がアップした喫茶風クリームソーダが楽しめます。

〈店舗スタッフ Mさん〉水出しでも冷え対策?!

シナモンをお湯出しで少量出した後に水を足してぬるま湯にし、その後、水出しアイスハーブティーのスティックを1包入れて一晩抽出。
クーラーで冷えてしまうので水出しでも冷え対策がしたいのと、シナモンが好きなので飲んでいます。
シナモンをラベンダー、ペパーミントにしても風味が良いです。


Mさんの夏のハーバルライフ
日中はハーブティーをアイスか常温で、夜はホットで飲んでいます。
コーヒーはブラック派なのにハーブティーは甘い物派の私は、一日中甘いハーブティーで間食も減って一石二鳥!
日中は「グレフル美巡茶」や「ライムレモングラス茶」を。
夜は「凛として輝く毎日に苺とローズ茶」にラベンダーをトッピングしています。


〈店舗スタッフ Nさん〉水出しで青色ゼリーに

水出しアイスハーブティー「グレフルピール&バタフライピー」は色味を活かして、濃く抽出してゼリーにアレンジ!
炭酸をいれてフルーツポンチも美味しそうです。


今年新発売の水出しアイスハーブティー「グレフルピール&バタフライピー」に関しては、ゼリーで楽しむ声が多くありました。
紫陽花のように青やピンク、紫と色の変化が楽しめるので、ぜひ試してみてくださいね!

・「グレフルピール&バタフライピー」でつくったゼリーに、黄色系のジュースを寒天で固めて星型に型取り合わせたら七夕ゼリーにみたいになりそう! (店舗スタッフ Kさん)


・「グレフルピール&バタフライピー」をゼリー状にし、ヨーグルトやラムネにいれて一緒に食べてみました。
夏にぴったりなさっぱりした甘味で食間もアクセントになり、とても美味しかったです。 (店舗スタッフ Iさん)


・「グレフルピール&バタフライピー」のゼリーをつくる段階で、レモン汁を入れると紫ががり、重曹をいれると緑ががった色になるので、青色と合わせて3色それぞれ作成し、グラスに入れたら涼しげなグラデーションのゼリーになりました。 (お客さまサポート担当 Kさん)


・「グレフルピール&バタフライピー」や赤や黄色系のフルーティーなハーブティーをゼリーにするときれい。
ヨーグルトゼリーと二層にしたり、クラッシュゼリーにして飲むヨーグルトに入れたりすると涼を感じる見た目と面白い食感で、楽しみながら飲めます。 (店舗スタッフ Kさん)


・「グレフルピール&バタフライピー」のゼリーをつくる段階で、そのままの青色とレモンを加えたピンク色にして、丸型製氷器で固めれば透明で美しいビー玉のようなゼリーの完成。
ゼリーの中にスイカやキウイを中にいれると、より美しく美味しい!  (EC担当 Yさん)


・「グレフルピール&バタフライピー」をジュレにして細かくクラッシュしてから、冷やした「元気充電!したい時に」を注いで飲むのが美味しかったです。
ジュレがほんのり甘く、食感が加わり楽しめました!
色は少し白いブルーになってしまいますが、きらきらジュレで可愛く仕上がりました。(店舗スタッフ Gさん)


〈店舗スタッフ Aさん〉ホットでもアイスでも楽しめる

アイスハーブティーはグビグビ飲めるのでお風呂上がりの水分補給として飲むことが多いです。
最近お客さまにおすすめしてるのは「檸檬カミツレ茶」とジンジャーシロップ「生姜と8種のハーブの濃縮シロップ」の組み合わせ。
ホットならはちみつレモンのように、アイスで楽しむなら濃いめに抽出して冷やした後、炭酸水とシロップで割るとレモネードのような味わいが楽しめます。

〈I店舗スタッフ一同〉水出し×水出しで広がる可能性?!

水出しアイスハーブティー「グレフルピール&バタフライピー」×「ハイビスカス&レモングラス」の組み合わせはよりフルーティーな味わいに。
「グレフルピール&バタフライピー」×「ルイボス&ネトル」は紅茶のような飲み心地が楽しめます。
また「グレフルピール&バタフライピー」「レモンピール&レモンマートル」「ハイビスカス&レモングラス」それぞれでゼリーをつくり、サイダーや果物を加えれば涼しげなフルーツポンチの完成!


実験のように楽しめるティータイム
ティーバッグを使えば手軽にさまざまな組み合わせを試すことができ、自分だけの風味や目的にぴったりのブレンドを見つけることができます。
そのプロセスはまるで化学実験のようで、ワクワクしますよ!
まずは、お手持ちのティーバッグを自由に組み合わせて、新しい発見を楽しんでくださいね。



おすすめの飲み方や取り入れ方のアイデアは、他にもまだまだありますよ!

・アイスキャンディーをつくるケースに冷凍のブルーベリーやラズベリーを入れて、そこにハイビスカスティーを流し入れてハーブティーアイスに! (店舗スタッフ Iさん)

・水出しアイスハーブティー「ハイビスカス&レモングラス」にブルーベリーはちみつシロップを入れると美味しいです (販促担当 Yさん) ・水出しアイスハーブティー「ハイビスカス&レモングラス」にひとつまみの塩を入れて、スポーツドリンク風に (研修担当 Oさん)

・「グレフルピール&バタフライピー」を濃いめに出して炭酸水で割って飲むのが最高に◎ (店舗スタッフ Hさん)

・抽出して凍らした「グレフル美巡茶」に炭酸水を入れて、フレッシュミントとフルーツをトッピングしてサングリア風にして飲みます (店舗スタッフ Eさん)

・日中も冷えたものを飲みたい時は、前日にハーブティーを凍らせて持ち歩きしています (店舗スタッフ Nさん)

・夜に「ライムレモングラス茶」をハッピーポットでつくって冷蔵庫で冷やし、朝の目覚めの一杯に。
汗をかいたカラダに染み渡り、良いスタートがきれる気がします! (店舗スタッフ Mさん)

・基本的にほっとしたいけどリフレッシュもしたい時は朝晩はホット、それ以外はアイスか常温で飲むことが多いです (店舗スタッフ Iさん) ・水出しアイスハーブティーは、前日の夜につくって大学に持って行っています。
ホットの場合は、お風呂上がりの寝る前に飲んでいます。
最近は夜に「グレフル美巡茶」をハッピーポットでつくって、まずホットで飲んだ後に冷蔵庫に入れて、その日のお風呂上がりと次の日の朝にアイスで飲んだりもします (店舗スタッフ Tさん)

・「ノンアルモヒート風アレンジ」おすすめです!
【作り方】① きび砂糖でシロップを作る ② フレッシュミントとカットレモンと氷入れる ③ シロップと「グレフルピール&バタフライピー」を注ぐ ④ フレッシュミントやカットレモンをよく潰して飲む (店舗スタッフ Yさん)

・特別な日は、甘酸っぱい茶葉(ハイビスカスブレンドなど)を濃いめにつくって(大さじ2で200cc)、冷蔵庫保管。
その後、炭酸水と割ってシャンパングラスに入れて乾杯! (店舗スタッフ Yさん)



最後は、新商品の水出しアイスハーブティー「グレフルピール&バタフライピー」で今夏スタッフがトライしたいことを紹介します!

・果物も一緒に入れてデザートのように楽しみたい (店舗スタッフ Hさん)

・乳酸飲料と割ったら青紫×白で涼し気だなと思いました (商品開発担当 Hさん)

・濃いめに抽出して真夏のシャーベット用として活用したい! (店舗スタッフ Fさん) ・休日のゆったりとしたい時に、グレープフルーツジュースと割ったり、炭酸と割ったりして楽しみたいです (お客さまサポート担当 Sさん)

・程よく甘みがあるので、シャーベットにしてみても美味しそう! (お客さまサポート担当 Kさん)

・他の水出しよりもあっさりとしていて、でもほんのり甘みのあるハーブティーだと感じたので、強めの味が苦手かもというお客さまにおすすめしたいです。
あっさりとした風味は、一日の始まりの水分補給として良いと思いました (店舗スタッフ Yさん) ・色のきれいなお茶なので、中味が見えるボトルに入れて持ち歩きたいです。
旅行先などでは、光にかざして写真を撮りたい! (役員 Mさん)



自由な発想でアレンジを楽しみながら、ココロもカラダもリフレッシュして、この夏を乗り切りましょう!

お試しになった感想や新しいアイデアがございましたら、ぜひスタッフにお声がけいただくか、シェアして教えてくださいね。
皆さまからの素敵なアイデアをお待ちしております♪
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ライフスタイル
2025.05.26

6月のおすすめハーブ「ローズマリー」

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初夏の陽射しに汗ばんだり、ぐずついた空模様にじめじめしたり。
そんな移り気な天気の中、七色に輝く虹や紫陽花。
雨音をBGMに、センチメンタルな気分に浸るのもこの時季の醍醐味ですが、自然が持つ多彩な表情を楽しめる機会と思って、気持ちは晴れやかに過ごしたいものですね。

そこで今回は、樟脳に似たスッキリとした香りで快い刺激を与え、明日へと闊歩するチカラを与えてくれるハーブ「ローズマリー」をご紹介します。

シェイクスピアの戯曲にもたびたび登場

ローズマリーは、日本でもよく見られる針状の葉を持つシソ科の常緑低木。
地中海沿岸を原産とし、学名の「Rosmarinus」は、ラテン語の「海(marinus)の露(ros)」に由来します。

葉には樟脳に似たすっきりとした香りがあり、長く続く残り香の強さは「追憶」や「思い出」といった花言葉にも表わされています。
「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」など、シェイクスピアの著作にも〈わたしを忘れないで〉というメッセージを込めてローズマリーが登場し、〈記憶〉のモチーフとしての存在を印象づけています。

ローズマリー水で50歳年下の王子様から求婚も!

ローズマリーは薬草として、食用や化粧品など幅広い用途で活用された歴史があり、ヨーロッパでは様々なエピソードが残されています。
最も有名なものは最古の香水ともいわれる『ハンガリアンウォーター』の逸話です。

14世紀、70歳を過ぎたハンガリーの女王エリザベートが、献上されたローズマリー水を使ったところ、なんと隣国ポーランドの20代の王子から求婚されたと伝えられています。
このエピソードからローズマリー水は『ハンガリアンウォーター』、別名『若返りの水』とも呼ばれているのです。

頭や明瞭さと関係の深いハーブ

また、古代ギリシャの学者や学生達は、頭脳明晰を願い、ローズマリーの枝で作った冠をかぶっていたといいます。
今でもシャンプーやヘアトニックの原料として用いられるなど、頭や明瞭さと関係の深いハーブです。

ハーブティーやエッセンシャルオイルでも感じられる目の覚めるような鋭い芳香は、漫然とした日常に快い刺激となってくれます。

長雨で気分も塞ぎ込みがちな時、活き活きとした鋭敏な感覚を与えながらココロを解き放ち、明日へと闊歩するチカラを与えてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.05.09

穏やかなバランスを保つためのハーバルライフ

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爽やかで気持ちのよい気候の中、新しい生活のリズムに少し慣れてくるこの頃。
しかし、大型連休でリフレッシュされた方もいれば、逆に疲れてしまった方も。
そうなると休み明けは、カラダはダルいし、気も重いですよね。

そこで今回は、穏やかなバランスを保つためのハーバルライフを、ご紹介します。

心身のバランスが崩れがちな5月

どちらにしても嬉しいイベントであるこの連休をきっかけに、ココロとカラダのバランスを崩してしまう方がいらっしゃるのはご存じでしょうか。
特に、この数ヶ月を忙しく過ごしてきた方が、急ブレーキを踏むように休みモードへ突入すると、生活の変化と気候の変化のダブルパンチで、予想外の大きな歪み〈ストレス〉を、もたらすことがあります。
このような歪みを防ぐために試して頂きたいのが、ハーブティーを使った生活リズム調整です。

ハーブティーで〈ON/OFF〉のスイッチを!

例えば、だらだらと過ごさないために、ローズマリーやハイビスカスのすっきりクリアなハーブで、頭の中を〈ON〉にする。
寝すぎてしまっても、いつもの就寝時間には、パッションフラワーやバレリアンを使ったハーブで、しっかりと〈OFF〉に切り替えて眠りにつく。
このように、ハーブティーをスイッチ代わりに、〈ON〉と〈OFF〉の切り替えを心がけてあげることで、休み明けも無理なく生活リズムを戻すことができます。

ハーブとアロマで女性バランスをコントロール

特に女性の場合、生活リズムの変化で、女性バランスが崩れると、落ち込みやイライラにはじまり、美容にまで大きく影響します。
そのため、女性バランスを保つチカラを高める、ラズベリーリーフやシャタバリのハーブティーを、普段から取り入れるのもおすすめです。 コントロールがうまくいかずに、バランスの悪さを感じてしまった時には、エッセンシャルオイルも頼りになります。
フランキンセンスやカモミールなど、バランスコントロールに向いた香りのオイルを洗面器に垂らし、手浴などをして、自分をみつめる時間をつくるとよいでしょう。

バランスを崩しやすい季節も、少しの工夫で、穏やかに過ごすことができます。
休み明けのパワーを持続できるよう、ご自愛くださいね。
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ライフスタイル
2025.04.28

5月のおすすめハーブ「ダンディライオン」

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街路樹には新緑が生い茂り、あぜ道には色とりどりの花が咲いています。
中でも、最も身近な野草として親しまれているタンポポは、寒い冬を越すために地中深くまで根を張り養分を蓄えています。
そんな生命力、繁殖力に優れたタンポポは「ダンディライオン」と呼ばれ、古くから根も葉もハーブとして利用されてきました。

そこで今回は、厳しい冬を乗り越え春を待つ、大地と太陽のチカラをしっかりと蓄えた「ダンディライオン」をご紹介します。

由来はライオンの歯?

日本でもお馴染みの野草であるセイヨウタンポポ。
ダンディライオンの名はその葉の形状から、フランス語で「ライオンの歯」を意味する「dent de lion」に由来します。 セイヨウタンポポは明治時代に日本に帰化した種で、在来種のカントウタンポポが春にのみ花をつけるのに対し、こちらは一年を通して全国各地で花が見られます。

排出をサポートしたい時に◎

古くから、花を含む全草がサラダなど食用にされてきました。
フランスでは、葉が野菜として「おねしょ草」を意味する「Pissenlit(ピサンリ)」の名で市場に並びます。

ヨーロッパで薬草として用いられるようになったのは15世紀頃といわれ、漢方でも「蒲公英(ぼこうえい)」の生薬名で根が使われるなど、世界中で役立てられてきた薬草のひとつ。

カラダに溜まった不要なモノを排出するチカラがあり、特に根に含まれる苦味成分が消化を助けるため、消化不良のときにも役立ちます。

カラダの中をすっきりきれいに!

ハーブティーでは、根(ルート)と葉(リーフ)を用います。
外用で使われることもあり、根・葉ともにクレンジングのイメージのハーブです。 地中深く真っ直ぐに伸びる根は、苦みが最も強くなる6月頃に収穫するのがよいとされ、煎った根のティーはとても香ばしく、お子さまや妊娠中の方にもお楽しみいただけるカフェインレスの〈タンポポコーヒー〉として親しまれています。


大地と太陽の力を蓄えたダンディライオンは、ココロの奥まで軽くクリアにし、活動的な日々を力強くサポートしてくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2025.03.28

つくしとスギナと春の散歩道

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今週は春を通り越し初夏の陽気となりましたね。
桜の開花も進み、来週は各地でお花見が楽しめそうです。
桜に見惚れて見上げてばかりのこの頃ですが、ふと足元を見ると春を告げる植物、つくしが顔を出しています!

春の山菜として親しまれるつくし

つくしを見ると、なんだかのんびりとした気持ちになれます。
そのそばには…

スギナことホーステール

つくしの傍に生えているのは、欧米ではホーステールと呼ばれるスギナです。
形が馬の尻尾に似ていることからこの名前がついたそう。
つくしは食用に、スギナは飲用に最適です。

スギナは根が深いため「地獄草」とも呼ばれ、除草が難しい植物として知られています。
しかし、葉や茎には二酸化ケイ素(シリカ)が含まれており、美容ケアに役立つ成分とされています。
そのため、ネイルケアやヘアケアの心強い味方としておすすめです。

春のお手入れにぴったりのハーブとして、スギナことホーステールのハーブティーをぜひ試してみてくださいね。
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雑記
2025.03.17

ハーブ生活はじめよう ~初心者必携の基本アイテム~

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春の心地よい日差しを受けると、何か新しい気分になってきませんか?
少し違った服を買ってみたり、模様替えをしたり、ヘアスタイルを変えてみたり。
生活の些細な部分を変えてみるだけでも、春のウキウキを楽しむことができます。
そんな中のひとつとして、生活にハーブを取り入れるというのは、いかがでしょうか。

無理せず使えるものからやってみる

とはいえ、これまであまりハーブを取り入れていなかった方は、何からやっていいのか分からないですよね。
メディカルハーブの検定を受けるのもいいかもしれませんが、まずは生活に必要なものを、ハーブで行ってみるというのはどうでしょう。
体感していくことで、生活が少しずつ心地よく変わる実感は、とても楽しいものです。

1日に飲むコーヒーの3杯に1杯をハーブティーに変える、入浴剤をドライハーブや精油で代用する、スキンケアをオイルで行ってみる、などです。

初心者にマストなハーブアイテム

初心者が持っておくとよいのは、たった2種のとてもメジャーなハーブです。
使い方を知っていれば、この2種で十分に、ハーブを楽しむことができますよ。

その1. カモミールのハーブティー

まずは、ジャーマンカモミールのハーブティー
品質のよいカモミールは、香りとコクのバランスがよく、さまざまなハーブとも合います。
リラックスティーとして有名ですので、おやすみ前に飲むのもよいですが、食べすぎのもたれや、緊張で調子がいまいちの時にも役立ちます。
また、ズキズキや女性リズムの予兆からくるチクチクにも、使うことできます。

意外かもしれませんが、カモミールのフラボノイドは、カラダをゆるめて温めるので、冷えてしまっている時にもおすすめです。 温かいミルクと割って、カモミールのミルクティーにすれば、やさしい風味で、ココロもぬくぬくになりますよ。

ティーとして飲むだけではなく、お風呂に入れてハーブバスにしたり、温湿布として使うこともできます。
外用では、荒れたお肌のケアにも使える、まさに万能なハーブです。

その2. ラベンダーのエッセンシャルオイル

もう1つはラベンダーのエッセンシャルオイル
こちらもリラックスアロマとして有名ですが、寝る前に香らせるだけでなく、イライラやストレスを受けた時の気分転換などに、アロマストーンにオイルを垂らして、お守り代わりに持ち歩くのもよいでしょう。

実は、抗菌のはたらきも持っているので、空気清浄のような使い方や、美容ケア、シューキーパーに垂らすことで、靴の匂い対策などにも使えます。
皮膚刺激が緩和なので、アロマバスやお肌にも使いやすいエッセンシャルオイルです。

美容ケアのすべてをまかなうホホバオイル

トリートメントやスキンケアに使うなら、希釈用にキャリアオイルも一緒に揃えておきたいところ。
どんな肌質にも合いやすく、酸化しにくいホホバオイルなら、デイリーのスキンケアにボディトリートメント、簡単なクレンジングやヘッドスパなど、幅広く役立てることができるので、しっかり使い切ることができるでしょう。
とても手に入りやすい代表的なハーブ2種ですが、使い方を覚えておけば、寝る前に飲んだり香らせたりするだけでなく、こんなにも汎用性があります。

この2種を、使える限り使いながら、必要に応じて増やしていけば、ハーブの魅力を余すことなく使えるようになるはず。

いろいろ揃える勇気が出ない方は、この2種からスタートしてみては、いかがでしょうか。
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ちょこっとテクニック
2025.03.10

備えあれば憂いなし! ハーブで春のお悩みケア

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そろそろ寒さで縮こまっていたココロとカラダをぐーんとのばして、新しい季節を楽しみたいところですが、春はストレスやムズムズなど、さまざまな不調が出やすい悩ましい時期ですね。
優しくも頼もしいハーブのチカラを味方につけて、健やかに春を迎える準備を始めましょう。

カラダの中からスーッと爽快! 春のムズムズ対策ハーブティー

ムズムズ、ショボショボ、そしてボンヤリ感。毎年春がやってくるのが憂鬱に感じてしまう人も少なくないはずです。

今年はハーブティーのチカラを借りて、からだの内側からやさしくケアしてみませんか?
春特有の不快感には、ペパーミント、エルダーフラワー、ネトルの3つのハーブがおすすめ。
シングルはもちろん、ブレンドしてもおいしくいただけます。

ペパーミント

メントールの香りとポリフェノールでムズムズもすっきり。

エルダーフラワー

ムズムズやショボショボの不快感を健やかに。

ネトル

いらないものを出して内側から晴れやかに。

ブレンドハーブティーの淹れ方とポイント
3つのドライハーブを1:1:1の割合で混ぜます。 カップ1杯(150~180ml)に対し大さじ1杯分の茶葉を入れ、沸騰からひと呼吸おいた熱湯を注ぎ、蓋をして3分抽出していただきます。

アロマはつらい季節の救世主

春本番のつらい時には、ペパーミントやユーカリの精油を取り入れてみましょう。
ペパーミントのすっきりとした香り、ユーカリの清潔感のある香りがグズグズ、ムズムズの不快な気分をリフレッシュしてくれます。

つらい毎日から卒業するためにも、ハーブで早めに対策を。
ティーやアロマを上手に取り入れて、春を思いっきり楽しみましょう!
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ライフスタイル
2025.02.12

冬を元気にのりきる! あったかハーブドリンク ~後編~

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冬の寒さに負けないカラダづくりをサポートするハーブを使ったハーブドリンク。
「前編」に続き「後編」でも、カラダを温めるハーブドリンクのつくり方をご紹介します!

ハーブティーがお出汁に! ハーブオニオンスープ

バードック(ごぼう)やネトルなど、栄養たっぷりのハーブをたっぷりと取り入れられる、寒い朝にぴったりのスープです。
バードッグに含まれる旨み成分が、美味しい「お出汁」として存在感を発揮。
パスタやリゾットにもアレンジできる本格的な味わいを楽しめます。

【材料/分量(4人分)】
● ブレンドハーブティー 800cc
・ フェンネル、バードック、ネトル 各大さじ1
※ 鍋に熱湯を沸かし、茶葉をお茶パックにセットして入れ、3分間蒸らす。

● バター 10g
● たまねぎ 1個
● コンソメ 大さじ1
● 塩、ブラックペッパー、パセリ 少々

【つくり方】
1. たまねぎの皮をむいて、薄切りにする。
2. フライパンにバターをひいてたまねぎを入れ、飴色手前まで炒める。
3. ハーブティー、コンソメを入れて煮込む。
4. 塩、ブラックペッパーで味をつけ、お好みでパセリをふってできあがり。

カラダを守るハーバルハニーレモン

冬のお守りハーブであるエキナセアとエルダーフラワーをブレンドした、ハーブの自然な香りと味わいを贅沢に楽しめるドリンクです。
レモンバーベナのアクセントで、飽きのこないすっきりとしたあと味に。
乾燥シーズンに負けないカラダづくりをサポートします。

【材料/分量(1人分)】
● ブレンドハーブティー 1杯分
・ エルダーフラワー、エキナセア、レモンバーベナ 各小さじ1
※ フィルター付きカップなどを使い、上記茶葉を熱湯で3分間抽出する。
※ 「柚子しょうが茶」や「天使の休息 檸檬カミツレ茶」で代用してもOK!

● スライスレモン 1切れ
● はちみつ お好みで

【つくり方】
1. ブレンドハーブティーにはちみつを入れて溶かし、スライスレモンを浮かべる。


カラダの中からポカポカになれるハーブドリンク、ぜひ試してみてくださいね。
アレンジを楽しみながらハーブのチカラを取り入れて、寒い冬を元気いっぱいに乗り切りましょう!
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ライフスタイル
2025.02.12

冬を元気にのりきる! あったかハーブドリンク ~前編~

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寒さがいっそう厳しくなるこの時期は、スパイシーなハーブを選んだり、温めて美味しい豆乳や牛乳を組みあわせたりと、「ポカポカ感」や「元気チャージ」にポイントをしぼってハーブティーをアレンジするのがおすすめです。

寒さに負けない元気のモト! あたためハーブの基礎知識

まずは、冬の元気やきれいに役立つハーブやスパイス類をご紹介しましょう。
寝覚めやリラックスタイム、お食事の際に取り入れれば、お布団が恋しくなるこの季節でも、朝から元気に過ごすことができるはずですよ! たとえばジャーマンカモミールは、リラックスしたい時に頼りになるハーブ。
寒さで寝つきが悪いときの救世主となってくれます。 また、エキナセアやエルダーフラワーは、冬に負けないチカラをサポートするハーブの代表格として知られています。 寒さが本格化してきたら積極的に取り入れたいのがジンジャーなどのポカポカ系ハーブ。
ショウガの辛味成分「ジンゲロール」は、乾燥や加熱によって「ショウガオール」に変化。
ポカポカパワーがさらにアップすると言われています。 クローブやシナモン、フェンネルなどのスパイスとして使われるハーブも、じんわり温まりたい時に活躍します。

それでは早速、これらのハーブを手軽に取り入れた、カラダを温めるハーブドリンクづくりにチャレンジしてみましょう!

カフェインレスな黒豆チャイ

黒豆茶を使ったチャイは、カフェインレスだから家族みんなで楽しめます。
カラダに優しいだけでなく腹もちも良いので、ダイエット中のおやつにもぴったり。
お好みでシナモンスティックをプラスすると、よりスパイシーで風味豊かになりますよ。

【材料/分量(2人分)】
● 黒豆チャイミックス
・ 黒豆茶:大さじ1
・ シナモン、カルダモン、ジンジャー、クローブ:各小さじ1
※ 上記材料をすべて混ぜる。しっかり味を出したい場合はミルサーで粉砕する。
※ 「黒豆シナモンしょうが茶」や「黒豆ごぼう茶」で代用してもOK!

● 水 300cc
● 牛乳 200cc
● ブラウンシュガー お好みで

【つくり方】
1. 鍋に水と黒豆チャイミックスを入れて火にかける。
2. 沸騰したら弱火にして3分ほど煮出す。
3. 牛乳を入れ、弱火~中火で3分ほどなじませる。(ブラウンシュガーを入れる場合はこのタイミングで加える)
4. 仕上げに火を強め、沸騰したら茶こしで濾しながらカップに注ぐ。

ナイトキャップドリンクにも! カモミールミルクティー

童話『ピーターラビット』にも登場する、優しい香りと味わいのナイトキャップドリンク。
ジャーマンカモミールだけでなく、清涼感あふれるスペアミントもリラックスに役立つことをご存知でしたか?
おやすみ前の一杯で、ポカポカしながら眠りにつきましょう。

【材料/分量(2人分)】
● カモミールティー 1/2カップ
※ ジャーマンカモミール(ドライ) 大さじ1を熱湯で3分間抽出する。

● 牛乳 1/2カップ
● スペアミントの葉(生)2~3枚
● ブラウンシュガー お好みで

【つくり方】
1. カモミールティーに温めておいた牛乳を注ぐ。
2. スペアミントの葉を飾ってできあがり。

「後編」では、ハーブティーを「お出汁」として活用したスープのつくり方をご紹介します!

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ライフスタイル
2025.01.31

2日は節分、カラダを衣替え!? 季節の変わり目を軽やかに過ごすハーバルライフ

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2025年2月2日(日)は季節の分かれ目を意味する「節分」。
翌日は春の始まりとされる「立春」です。
暦の上では春になりますが、三寒四温のこの時期。
暖かい時は、カラダの流れもスムーズですが、寒いときは縮こまって滞りがちに。
気候の変化は、カラダの流れにも大きく影響を与えています。

そこで今日は、冬から春へ、季節の変わり目をスムーズに過ごすためのハーバルライフをご紹介します。

芽吹きの春。カラダも衣替えの時期

春は新しい命が芽吹き、大自然が装いを新たにする季節。
そんな春の陽気が盛んになるにつれて、私たちの体内も活発になり、エネルギー消費量も増加します。
冬の間に貯えたものをいよいよ使い始めようと、カラダの衣替えが行われる時期です。

しかし、冬の不調で蓄積されてた余分なモノも、一気に溶け出してきます。
カラダの働きが悪いと浄化が追いつかず不調の原因に。
だるさやむくみなどを感じやすい人はクリーニングハーブ(ネトルやダンディライオンなど)を活用し、しっかりケアしてあげましょう。

春は寒暖差に要注意!

花咲くポカポカ陽気に誘われて、急に薄着になるのは要注意!
寒の戻りや花冷えで途端にバランスが乱れトラブルの原因に。
着るものを少しずつ減らして、ゆっくり春を迎えるようにしましょう。
上半身は薄着でも、下半身を冷やさないようにすることも大切です。

また暖かくなると、脳に送られる血液量が減って、何となく頭がぼーっとするのも春の特徴です。
ハーブやアロマを生活に取り入れ、季節対策をしましょう。

シャキッとしたい時のハーブとアロマ

仕事や勉強に集中できない、あくびがとまらない、物忘れやミスが多くなるなど、ぼーっとしてしまう時は、気だるい気分を吹き飛ばすハーブティーやアロマで、すっきりクリアになりましょう。

ハーブティーでは、ローズマリー、ギンコウ、ゴツコーラ、ペパーミント、レモングラス
アロマも同じくローズマリー、ミント、そしてハニーマートル、オレンジなどがおすすめです。 ぽかぽか気持ちの良い春も、不安定な気候でバランスが乱れ、気持ちも不安定になりがちです。
そんな時は、ハーブティーやアロマを日常に取り入れて、生活のリズムを整えるよう心掛けてくださいね。
好きな香りを嗅ぐだけでもリフレッシュでき、春を楽しく過ごせますよ!
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ライフスタイル