お正月にお屠蘇(とそ)を飲まれる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。「邪を屠(ほふ)り、カラダを蘇らせる」といわれるお屠蘇は、今でこそ縁起ものの側面が大きいですが、よくよく中身を見てみると、大変理に適った健康酒のようです。
日本のハーブ酒、お屠蘇
お屠蘇をつくるのに欠かせない屠蘇散(とそさん)は、薬草の入ったティーバッグ。清酒にみりんで甘味をつけたお酒に一晩つけると、あの独特の風味になります。
もともと屠蘇散は漢方薬として使われていたもの、と聞けば、あの風味にも納得が行きそうです。
もう少し中身をよく見ていくと、西洋ハーブと共通する材料もいくつか使われており、ハーブ酒と呼んでしまっても過言ではないようです。
成分をあますことなく抽出
通常ハーブティーでは、熱湯でハーブの成分を抽出しますが、アルコールを使って抽出すると、お湯よりも多くの成分を取り出すことができます。また、一晩しっかり漬け込んだお屠蘇には、成分がたっぷりと溶け出していることでしょう。
これは、ハーブを取り入れる方法として、マネしない手はありませんね。
お屠蘇風健康酒の作り方
【材料】● 清酒とみりんを合わせたもの 400cc
● ブレンドハーブ
★ クローブ:小さじ1
★ シナモン:小さじ1
★ カルダモン:大さじ1
★ オレンジピール:小さじ2
★ ジンジャー:小さじ2
★ シナモン:小さじ1
★ カルダモン:大さじ1
★ オレンジピール:小さじ2
★ ジンジャー:小さじ2
【つくり方】
1)清酒とみりんを合わせ、お好みの甘さのベースをつくる。
2)ブレンドハーブをお茶パックへいれ、1)に浸して一晩おいたらできあがり。
いろいろなシーンで
寝る前に少量飲めばカラダをぽかぽかとさせてくれますし、食前酒として飲めば胃もたれを防げます。口当たりも甘く、意外と現代の女子会にもぴったりなオシャレな風味なので、お家パーティーでのおもてなしにもよいかもしれません。
今回は屠蘇散にならい、スパイスをメインにした風味ですが、ローズやカモミール、またミントをいれるなどしても美味しそう。
ぜひオリジナルの健康酒にも、チャレンジしてみてくださいね。





ランチを食べると満腹になって気だるさが…と考えてしまいますが、やる気を後押ししてくれるランチメニューを食べるというのはいかがでしょう。
スパイス類の多くは、刺激的な香りで精神的な活力を与えてくれます。
インドカレーには、カルダモンがそのまま入っているので、気づかずに噛んでしまい驚くことがありますが、あの風味こそが活力の素。
さらにスパイスがお好きな方は、インドカレー屋さんのレジ横に置いてあるカラフルなつぶつぶにも注目してください。



冷たい北風に吹かれると、カラダが縮こまってしまいますね。
ハーブボールは、布でしっかり包んだハーブを蒸して温め、カラダに押し当てるマッサージに使われます。
1個分のハーブは約80g。布をかぶせたボウルに、よく混ぜ合わせたハーブを入れます。
ハーブが出てこないように、口を固く麻紐でしばり、持ち手を作ります。
ぐるぐる麻紐でしばっていくのですが、ここで作り手の個性が出てきます。
ぎっちりしばっていると持ち手がへたることなく、マッサージもしやすそうです。
ハーブを用意したり、布を切ったりする手間はありますが、工程はとてもかんたん!


