2024.06.26

ハーブ香るヘッドスパで極上リラックス! ~セルフヘッドスパ編~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
じわじわと汗ばむ季節になってきました。臭いも気になりませんか?
振り返れば、自分の残り香がふわり…。
そこで、頭皮を清潔に保ちながら、極上のリラックスを味わいましょう!

前回の〈おすすめ精油編〉に続き、今回は、自宅でできるセルフヘッドスパの簡単な手順〈セルフヘッドスパ編〉をご紹介します。

ハーブのチカラを借りてヘッドスパ

ヘッドスパといえば、美容院などで、プロが施すものを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ハーブのチカラを借りて、自宅でも手軽にケアすることができます。

「暑さと湿気でイライラした気分を和らげたい」
「今日は疲れたからゆったり癒されたい」
「大切な日に向けて髪の調子を整えたい」


そのときどきの気分にあわせて、精油を使い分けるのもポイント。
ハーブの香りを存分に感じながら、ココロ満ちるリラックスタイムを過ごしましょう。

思い立ったらすぐできる! 簡単セルフヘッドスパ

ここからは、セルフヘッドスパの簡単な手順をご紹介します。
シャンプー前、髪が乾いている状態ではじめましょう。
ケア剤がしっかりと行き渡り、頭皮の汚れをしっかり落とすことができますよ。

ヘッドスパの4STEP

1. ケア剤を指先にとり、地肌にまんべんなくつけていきます。


《ケア剤のつくり方》
10mlほどのホホバオイルに、お好みの精油を1~2滴混ぜ合わせます。


2. 指の腹を使って、生え際、頭頂部、側頭部の順に、頭皮をもみほぐすようにマッサージ。
かたまった頭皮を、はがすようなイメージで行ってください。

3. 両手のひらで、頭全体を挟み込んで、圧をかけたら、仕上げに頭皮を持ち上げるようにリフトアップ。

4. タオルで包んで、約5分キープ。オイルが浸透し、汚れが浮き上がります。

その後は、いつも通りシャンプーを。予洗いをしっかりしておけば、べたつきが気になることはありません。
ゆっくりと深呼吸し、精油の香りも楽しんでくださいね。 合わせて使うシャンプーやコンディショナーも、自然の香りや生命力あふれるハーブのチカラを活かしたものがいいですね。
毎日の心地よいヘアケア習慣で、ハリやコシのある髪を育む健やかな頭皮をキープしましょう。

ハーブの清々しい香りに包まれるヘッドスパは、気分が冴えない梅雨の時期にこそ体感していただきたいリフレッシュ法です。
ぜひ一度、お試しください。
ページを共有する
ちょこっとテクニック
2024.06.26

ハーブ香るヘッドスパで極上リラックス! ~おすすめ精油編~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
じわじわと汗ばむ季節になってきました。臭いも気になりませんか?
振り返れば、自分の残り香がふわり…。そこで、頭皮を清潔に保ちながら、極上のリラックスを味わいましょう!

それは、ハーブの香りを存分に感じながら施すヘッドスパ。

頭皮や髪を健やかに保つことはもちろん、疲れや凝りを感じる時や気分が晴れない時にも、極上のリラックスを与えてくれます。
髪の広がりや頭皮のベタつきに悩まされるこれからの季節に、ぜひ試していただきたいハーブ術です。

ハーブのチカラで爽やか頭皮に

ヘアケアの基本は、頭皮の汚れや余分な皮脂を落とすこと。
いらないものが溜まった状態だと、どんなにいいシャンプーを使っても、念入りにトリートメントしても、狙ったとおりの効果は得られません。
健やかな髪や地肌を育てるため、ぜひ基本を覚えておきましょう。

まずは、ヘッドスパに使うケア剤を用意しましょう。 使うのは、ホホバオイル(キャリアオイル)とお好みの精油(エッセンシャルオイル)。
10mlほどのホホバオイルに、精油を1~2滴混ぜ合わせるだけです。
保存料を含まないので、使うたびにつくるのがベターですが、これなら手間もかからず簡単にできますよね。

その日の気分に合わせて選べるよう、いくつか精油を揃えておくのがおすすめです。
それでは、なりたい気分で選ぶおすすめの精油をご紹介します!

肩のチカラを抜いてリラックス。ココロに潤いが欲しい時

【ラベンダー】
リラックス系ハーブの代表格。フローラル調の甘くやさしい香りが、ココロを穏やかに導きます。 【ネロリ】
華やかさと爽やかさが調和したオレンジの花の香り。明るく前向きな気持ちになりたい時にぴったりです。

すっきりと生まれ変わったように、リフレッシュしたい時

【ローズマリー】
初夏にぴったりのクールで爽やかなグリーンの香り。集中力を高めたい時にもおすすめです。 【ティートゥリー】
すっきりとしたシャープなウッディ調の香り。疲れたアタマをクリアにしてくれます。

女性らしく華やかな雰囲気に包まれたい時

【イランイラン】
濃厚な甘さをもつエキゾチックな香り。喜びと幸せに溢れた気分に導きます。 【ローズ】
美しさを引き立てるエレガントな香り。うっとりするほど深く、甘い芳香が、女性らしさと自信を与えます。


なお、柑橘系の精油には光毒性作用を持つものがあるので、日中の使用は避けましょう。
次回は、〈セルフヘッドスパ編〉をご紹介します!
ページを共有する
ちょこっとテクニック
2024.04.01

ハーブ生活はじめよう 初心者必携の基本アイテム

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
春の心地よい日差しを受けると、何か新しい気分になってきませんか?
少し違った服を買ってみたり、模様替えをしたり、ヘアスタイルを変えてみたり。
生活の些細な部分を変えてみるだけでも、春のウキウキを楽しむことができます。
そんな中のひとつとして、生活にハーブを取り入れるというのは、いかがでしょうか。

無理せず使えるものからやってみる

とはいえ、これまであまりハーブを取り入れていなかった方は、何からやっていいのか分からないですよね。
ハーブを飾ったり、メディカルハーブの検定を受けるのもいいかもしれませんが、まずは生活に必要なものを、ハーブで行ってみるというのはどうでしょう。
体感していくことで、生活が少しずつ心地よく変わる実感は、とても楽しいものです。

1日に飲むコーヒーの3杯に1杯をハーブティーに変える、入浴剤をドライハーブや精油で代用する、スキンケアをオイルで行ってみる、などです。

初心者にマストなハーブアイテム

初心者が持っておくとよいのは、たった2種のとてもメジャーなハーブです。
使い方を知っていれば、この2種で十分にハーブを楽しむことができますよ。

その1. カモミールのハーブティー

まずは、ジャーマンカモミールのハーブティー
品質のよいカモミールは、香りとコクのバランスがよく、さまざまなハーブとも合います。
リラックスティーとして有名ですので、おやすみ前に飲むのもよいですが、食べすぎのもたれや、緊張で調子がいまいちの時にも役立ちます。
また、ズキズキや女性リズムの予兆からくるチクチクにも、使うことできます。 意外かもしれませんが、カモミールのフラボノイドはカラダをゆるめて温めるので、冷えてしまっている時にもおすすめです。
温かいミルクと割って、カモミールのミルクティーにすれば、やさしい風味でココロもぬくぬくになりますよ。

ティーとして飲むだけではなく、お風呂に入れてハーブバスにしたり、温湿布として使うこともできます。
外用では、荒れたお肌のケアにも使える、まさに万能なハーブです。

その2. ラベンダーのエッセンシャルオイル

もう1つはラベンダーのエッセンシャルオイル
こちらもリラックスアロマとして有名ですが、寝る前に香らせるだけでなく、イライラやストレスを受けた時の気分転換などに、アロマストーンにオイルを垂らして、お守り代わりに持ち歩くのもよいでしょう。 実は、抗菌のはたらきも持っているので、空気清浄のような使い方や美容ケア、シューキーパーに垂らすことで、靴の匂い対策などにも使えます。
皮膚刺激が緩和なので、アロマバスやお肌にも使いやすいエッセンシャルオイルです。

美容ケアのすべてをまかなうホホバオイル

トリートメントやスキンケアに使うなら、希釈用にキャリアオイルも一緒に揃えておきたいところ。
どんな肌質にも合いやすく、酸化しにくいホホバオイルなら、デイリーのスキンケアにボディトリートメント、簡単なクレンジングやヘッドスパなど、幅広く役立てることができるので、しっかり使い切ることができるでしょう。 とても手に入りやすい代表的なハーブ2種ですが、使い方を覚えておけば、寝る前に飲んだり香らせたりするだけでなく、こんなにも汎用性があります。

この2種を使える限り使いながら、必要に応じて増やしていけば、ハーブの魅力を余すことなく使えるようになるはず。

いろいろ揃える勇気が出ない方は、この2種からスタートしてみてはいかがでしょうか。
ページを共有する
ちょこっとテクニック
2024.03.22

カラダも陽気に♪ 春のハーブなお手入れ

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
春は寒暖差やストレスからココロとカラダのバランスが乱れ、なんとなく調子が悪いと感じることが多くなります。
さらに、日照時間が長くなることで、紫外線量も増加。
陽気な気候を晴れやかに楽しむためにも、春に向けたカラダづくりをはじめましょう!

春の紫外線量は、冬の時期の3倍!

b170220_uv 春一番にも代表されるように風の強い時期。
花粉やほこり、紫外線などの刺激もあり、お肌のトラブルも気になりますよね。
中でも春の紫外線量は、冬の時期の3倍とも言われています。
油断しがちな紫外線対策は、外からのケアだけでなく、内からのケアもお忘れなく。 b170220_beauty フェイシャルトリートメントには、キャリアオイルのローズヒップに、エッセンシャルオイルのローズとゼラニウムのブレンドがおすすめ。
ワントーンアップし透明感のあるたまご肌へ導いてくれます。
他にもエッセンシャルオイルをラベンダーに変えても◎

ハーブティーでは、ビタミンCの宝庫・ローズヒップや、天然のアルブチンを含むヒース、粘膜質を豊富に含むブルーマロウ、紫外線トラブルをケアするカモミールなどがおすすめです。

春の食材には、ちょっぴりの苦味

菜の花やふきのとう、小松菜、かぶ、たけのこ、ふき、わらびなど、春の食材には、ちょっぴり苦味のあるものが多いですよね。
この苦味〈植物性アルカロイド〉には、カラダをサビさせない働きや紫外線対策、要らないモノを出す働きなど、すぐれたチカラを秘めています。 ハーブでは、ダンディライオン(たんぽぽ)やミルクシスルなどが、春のハーブです。
苦味成分が含まれ、二日酔い防止や要らないモノの排出を促してくれます。
旬の食材は栄養価も高く、冬の厳しい寒さを耐え抜いただけに、生命力にあふれています。
苦味でカラダを目覚めさせ、冬に溜め込んだ要らないモノをすっきりさせましょう。

気持ちのいい春を過ごすために

中医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』には「この季節には少し早起きし、楽な格好で外に出てゆったりと歩き、春に芽生えた万物と同じように、心身ともに活き活きと活動的な気持ちで過ごすと良い」とされています。

暖かくなり草花が芽吹くこの季節は、ウォーキングにも最適です。
春の息吹を感じつつ明るい景色を眺めながらカラダを動かし、心身ともにのびのび過ごしましょう!
そして水分補給にはミネラル豊富なハーブティーを、どうぞお忘れなく。
ページを共有する
ライフスタイル
2024.02.19

春先のゆらぎをケアするハーバルライフ

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
梅が見頃を迎え、春の訪れを少しずつ感じ始めるこの時季。
しかし、乾燥や寒暖差、花粉など外からの刺激が一層高まるため、普段と同じように過ごしていても何となく不安定で、いつもとは違った不調を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、そんな春先にゆらぎがちなココロときれいをケアするハーバルライフをご紹介します。

花のハーブでゆらぐきれいをケア

季節の変わり目のさまざまな外的ストレスに刺激され、不安定になっている〈ゆらぎ〉のケアには、優しくいたわってくれる花のハーブやフローラルな香りのハーブがおすすめです。
中でも、ローズやゼラニウムなどの甘い香り はバランスを整え、ゆったりと落ち着きのあるリズムを取り戻してくれます。

ローズをトッピングしてきれいをプラス

ティーで楽しむなら、リラックス系や美肌のブレンドにローズをトッピングしてみましょう。
ローズには渋みがあるため、ほんのりと心地よく、ローズの香りを感じる程度の量を入れるのがよいでしょう。
さらに、ブルーマロウを加えると潤いや味の深みが増し、茶葉の色合いも一層華やかになります。

華やかな芳香で笑顔満開に!

ゼラニウム、ローズ、ベルガモットなどの華やかな芳香は、バランスを崩して、うつむきがちな女性に笑顔を与えてくれる香り。
キャリアオイルで希釈し、入浴剤やトリートメントオイルとして使いましょう。
オイルケアが初めての方は、気軽にできるハンドトリートメントから初めてみるのもよいでしょう。


お肌など外側に現れる不調も内側からケアすることで、より根本的な改善につながります。
インナービューティーを心がけて、春先のストレスにもゆらがない、安定感のある美しさを手に入れてくださいね!
ページを共有する
ライフスタイル
2024.01.31

ハーブの香りで、もやもや気分にさよなら! ~アロマバーム編~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
今年もムズムズやショボショボが気になる季節が到来。
しばらくはマスクが手放せないという方も多いのでは?
長時間マスクをつけていると、呼気がこもったりニオイが気になったり「煩わしいなあ」と感じることもありますよね。

クリアに導く爽快アロマバーム

アロマバームは植物オイルとミツロウでつくる、練り香のように塗って楽しむアロマ活用術。
子どもの頃、スーっとする香りのバームを、お母さんに塗ってもらったという人も多いのではないでしょうか。

そんなバーム、ご自宅でも手軽につくることができるんですよ!
そこで今回は「香るマスク」と併せて、ぜひ試していただきたい「アロマバーム」の作り方を、ご紹介します。

爽快感のあるユーカリの精油を混ぜてつくった手作りバームは、気分をすっきりとリフレッシュさせたい時にもおすすめです。
さっそくご紹介しましょう。

【用意するもの】
・耐熱ガラス容器(容量50ml) ・湯煎のためのボウル ・混ぜ棒 ・遮光瓶


【材料】
・ミツロウ(無精製のもの)8g ・ユーカリ精油 5滴 ・ホホバオイル 30ml

1

ミツロウとホホバオイルを湯煎にかけ、ミツロウの粒がなくなるまで、棒でかき混ぜながら良く溶かす。

2

ミツロウが溶けて液状になったら遮光瓶に移して粗熱をとり、精油を垂らし混ぜる。

3

バーム状に固まったらできあがり。
冷暗所で保管して、6ヶ月を目安に使い切りましょう。
小さな瓶に入れて持ち歩いておけば、おでかけ時にも安心ですね。
首や胸元など、香りを感じやすいところに塗れば、ムズムズやショボショボで気分が沈みがちな季節でも、きっと快適に過ごせるはずですよ。
ページを共有する
ライフスタイル
2022.10.11

アクティブな日のハーバルケア ~取り入れ方編~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
ぐっと過ごしやすくなる10月は、カラダを動かすにもぴったりの季節。
ウォーキングやランニングといった有酸素運動から、軽いストレッチやヨガといったスローなトレーニングまで、健康のためにさまざまな運動を心がけている方は多いと思いますが、しかし、毎日のこととなると、ついついサボりたくなってしまうことも…

そんな時におすすめなのが、やる気をアップさせてくれるハーブティーや、疲れを優しくほぐしてくれるアロマ。

今回は、前回ご紹介した〈スポーツアロマ編〉に続き、アクティブに過ごしたいときに最適な、お手軽な方法をご紹介します。

ハーブティーで水分補給

運動時の水分補給を、水やスポーツドリンクではなくハーブティーにしてみましょう。
数々の伝説を残したマラソンランナー、アベベ選手は、ハイビスカスティーを補給しながら走っていたのだとか。

ハイビスカスティーは、エジプトで「カルカデ」と呼ばれ、広く親しまれています。
また、アルゼンチンやブラジルなど、南米のサッカー強豪国では、マテ茶が日常的に愛飲されており、これが強健な体力の秘密なのではないかと言われています。

アロマタオルで手軽にリフレッシュ

あとひと息、という時にチカラをくれるのがハーブの香り。
タオルやウェアに精油を垂らしておけば、運動中でも手軽に嗅ぐことができるので、おすすめです。
気になる汗のにおいもケアできるので、一石二鳥ですね!


ご注意ください
柑橘系の精油には、光毒性作用を持つものもあるので、日中の肌への直接の使用は避けましょう。

運動後のアロママッサージで筋肉疲労をケア

運動後の疲労を残さないよう、その日のうちにアロマトリートメントを。
キャリアオイル(ホホバ)に、ローズマリーやマジョラム・スイートの精油を数滴混ぜた手作りマッサージオイルで、全身をしっかりケアしましょう。
疲れが和らぎ、気分もほぐれます。

カラダだけでなく、ココロまで健やかに整えてくれるハーブのチカラ。
運動前後のさまざまなシーンで取り入れることができるので、無理なく続けられる、自分にぴったり合った方法で、ぜひ試してみてくださいね。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
ページを共有する
ライフスタイル
2021.10.22

女性の味方! ローズヒップの魅力

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
ローズヒップときくと、「カラダに良さそう」「女性に良いのよね」といった〈なんとなく〉のイメージをお持ちの方が、多いのではないでしょうか。
そこで今いちど、ローズヒップの魅力に触れ、日々の生活に取り入れて、健やかで美しい毎日を過ごしませんか?

自然の恵みいっぱいの小さな実、ローズヒップとは?

ローズヒップとは、バラの花が咲いたあとにつく赤い実のこと。
ハーブティーや化粧品には、ドッグローズという野バラから採れるローズヒップが、主に使われています。
赤い色素成分であるリコピン、カロテンをはじめ、レモンの40倍とも言われるビタミンCやビタミンE、フラボノイドなどを含んでおり、栄養価の高いハーブ。
そのため、物資が乏しかった第二次世界大戦中のイギリスでは、ビタミン補給のためにローズヒップシロップが、子供たちに配られていたそうです。

キャリアオイルでローズヒップの恵みをお肌に

紫外線が気になる時は、ローズヒップのキャリアオイルがお手入れにおすすめ。
ローズヒップからできたキャリアオイルは、α-リノレン酸を豊富に含み、肌の再生、保湿、炎症を抑える働きがあり、幅広くスキンケアオイルとして使えます。
実の中のカロチノイドのため、美しい黄金色をしています。

一見とろりとした重みのあるオイルを、肌にのせてトリートメント。
その馴染みのよさと、最初の印象を裏切るようなサラリとした感触に驚かれることでしょう。

トリートメントの際は、ぜひお好みのエッセンシャルオイルで香り付けを。
香りを楽しみながらエッセンシャルオイルの有効成分を、体内に浸透させることができます。

ローズヒップと相性のよいエッセンシャルオイルには、ラベンダー、ネロリ、フランキンセンス、サンダルウッドなどがあります。

ハーブティーでローズヒップの生命力を取り入れる

ビタミンCが豊富といわれているローズヒップティーは、かすかな酸味と、まるでトマトの果肉のような風味が特長。
他のハーブとも相性が良く、中でもハイビスカスとの組み合わせは王道。
ハイビスカスに含まれるクエン酸が、ローズヒップに含まれるビタミンCの吸収を促進してくれます。

そんな栄養価の高いローズヒップは、飲むだけじゃもったいない!
ハーブティーで楽しんだあとは、はちみつをかけて食べたり、裏ごししてジャムにしたり、ぜひ実も味わってくださいね。

エンハーブのローズヒップは、野生ハーブ〈ワイルドクラフトハーブ〉を、積極的に採用しています。
厳しい自然界で生き抜いてきただけに丈夫で、香りや味も濃いと言われています。


自然を丸ごと取り入れて、輝く季節を楽しみましょう!
ページを共有する
ハーブのトリビア
2021.10.01

エッセンシャルオイルで秋の美活を極めよう!

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
エッセンシャルオイルは芳香浴として香りを楽しむだけでなく、日頃のお手入れにも取り入れることができます。
またエッセンシャルオイルを組み合わせることで、より楽しさが広がります!

そこで今回は、取り入れやすいエッセンシャルオイルを組み合わせた、季節のお悩み対策のトリートメントオイルや入浴剤、芳香浴のレシピをご紹介します。
トリートメントオイルと入浴剤の作り方は、「【保存版】 enherbスタッフが実践! 日常生活でのハーブ活用術 ~手作り編~」をご覧ください。

すっきり解消でダイエットサポートも

エッセンシャルオイルとバスソルトで、ダイエットをサポートする入浴剤を作ってみましょう!


【材料】
エッセンシャルオイル「マンダリン」…3滴
エッセンシャルオイル「ペパーミント」…2滴
「デッドシープレミアム クリスタルバスソルト」…大さじ2


バスタイムは、疲れを取るだけでなく、美を高めるためにも大切な時間。
死海の深層水から摂取したミネラル豊富な「デッドシープレミアム クリスタルバスソルト」でたっぷり汗をかいて、マンダリンとペパーミントの爽やかな香りでリフレッシュ!
リラックスすることで、おなかの動きも活発になり、すっきり快調にも繋がります
要らないモノを出して、ダイエットを成功させましょう。

お風呂上りのボディトリートメントに

エッセンシャルオイルとキャリアオイルで、香りに癒されるトリートメントオイルを作ってみましょう!


【材料】
エッセンシャルオイル「ラベンダー」…3滴
エッセンシャルオイル「オレンジ」…2滴
キャリアオイル「ホホバ」…30ml


秋の美容のポイントは、なんといっても乾燥対策!
皮脂膜と同じ構造のホホバオイルに、健やかな肌へと整えるラベンダーとオレンジのトリートメントオイルで、しっとり艶やかさをキープ。
ラベンダーとオレンジのコンビは、ブレンドエッセンシャルオイル「いきいき世代のアロマ 〈夜〉」と同じ組み合わせのぐっすりサポートのオイル
ココロとカラダをしっかり休ませて、きれいを磨きましょう!

秋のグズグズ対策は、カラダの内と外からケアを

エッセンシャルオイルを3種組み合わせて、クリーンな空間を保ちましょう!


【材料】
エッセンシャルオイル「ペパーミント」…2滴
エッセンシャルオイル「ティートゥリー」…2滴
エッセンシャルオイル「ラベンダー」…1滴


春と同様、グズグズに悩まされる方は、手軽なティーバッグ「グズグズすーっとさせたい時に」に加え、芳香浴で、カラダの内と外からのケアが大切です。
ペパーミント、ティートゥリー、ラベンダーの組み合わせは、空間を清浄に保つだけでなく、憂うつな気分もリフレッシュできますよ。


昨今、メディアで取り上げらる機会も増えたアロマのチカラ。
反響の大きさは、注目度の高さや評価の高さと言えるかもしれませんね。
ぜひ皆さんも、その実力をご実感ください。
ページを共有する
ちょこっとテクニック
2021.09.28

【保存版】 enherbスタッフが実践! 日常生活でのハーブ活用術 ~手作り編~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
日頃より、ハーブに囲まれているenherbスタッフに、日常生活の中で、どのようにハーブを取り入れているのか聞いてみました!
その中で、最も多く聞かれたのが、精油を活用した手作りアイテム。
美容からハウスキーピングまで応用範囲は幅広く、さまざまな精油の組み合わせを楽しんでいました。

そこで今回は、精油を活用した手作りアイテムをご紹介します。
皆さんもぜひ参考にしてくださいね!

精油で、入浴剤や化粧水、ルームスプレーなどを手作りする

精油の楽しみ方は、芳香浴だけではありません。
デッドシーバスソルトや天然塩に混ぜた入浴剤をはじめ、お好みの精油を入れた化粧水、そして虫除けや消臭スプレーとしても活用できるルームスプレー等など、実にさまざまな活用ができます。
精油が1本あれば、どれも真似できそうな手軽さです!

● enherbスタッフの声

〈入浴剤〉

「デッドシーバスソルトに、サイプレスとレモンティートゥリーを垂らして、お風呂の中で足をマッサージするとすっきりします!」


〈化粧水/スキンケアオイル〉

「キャリアオイルのローズヒップにパチュリの精油を混ぜたものを、スキンケアオイルとして使用しています」

「ローズオットーとラベンダーの精油に、グリセリンとフローラルウォーターを入れて、化粧水を作っています」

「朝晩、キャリアオイルのローズヒップにフランキンセンスの精油入りのオイルを、化粧水と乳液の間に使っています。これで肌トラブルが防げています!」 「お風呂上りに、キャリアオイルのホホバオイルとパルマローザの精油で作ったオイルを、お腹や腕、ふくらはぎにトリートメント。気持ちも落ち着き、眠りサポートにも◎」

「キャリアオイルのホホバオイルに、ローズオットーとティートゥリーの精油で作ったボディケアオイルを愛用しています。下半身や二の腕にぬると、つるつる、もちもちになります!」


〈ルームスプレー〉 「お手洗いの一角に、ペパーミントとラベンダーの精油入りの手作り消臭スプレーを作り置きして、気分で空気中にまいています」

「虫除け兼ルームスプレーとして、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウムの手作りミストを使っています」


〈お掃除洗剤〉

「重曹に、オレンジ・スイートの精油を垂らしてお掃除。シンクもぴかぴかに、食器の茶渋も取れます!」


試してみたいアイテムはありましたか?
目的に合わせた基本的なレシピをご紹介しますので、enherbスタッフのおすすめ精油を参考に、手作りアイテムを作ってみてはいかがでしょうか。

【保存版】 手作りアイテムの基本レシピ

〈入浴剤〉

【材料】
自然塩(またはデッドシーバスソルト)…大さじ2
精油…1~5滴

【作り方】 容器に塩を入れ、精油を加えて混ぜます。


〈化粧水〉

【材料】
無水エタノール(またはグリセリン)…5ml
精製水(またはミネラルウォーター)…95ml
精油…1~3滴

【作り方】 100mlのスプレー容器に、無水エタノールと精油を加えてよく混ぜ合わせます。
そこに精製水を加え、振り混ぜます。約1~2週間で使い切り、使用の度によく振ってからお使いください。


〈スキンケアオイル〉

【材料】
キャリアオイル…30ml
精油…3~6滴

【作り方】 キャリアオイルに精油を加え、よく混ぜます。必ず遮光瓶に移し、冷暗所で保管して、約1ヶ月で使い切ります。


〈ルームスプレー〉

【材料】
無水エタノール…5ml
精製水…45ml
精油…5滴

【作り方】 50mlのスプレー容器に、無水エタノールと精油を加えてよく混ぜ合わせます。
そこに精製水を加え、振り混ぜます。


〈お掃除用洗剤〉

【材料】
重曹…100g
精油…3~5滴

【作り方】 重曹に精油を加えて、よく振り混ぜます。キッチン周りのお掃除に最適です。


これからも日常生活で気軽に試せる、さまざまなハーブ活用術をご紹介します。ご期待ください!
ページを共有する
ちょこっとテクニック
2021.03.18

ハーブ生活はじめよう ~初心者必携の基本アイテム~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
春の心地よい日差しを受けると、何か新しい気分になってきませんか?
少し違った服を買ってみたり、模様替えをしたり、ヘアスタイルを変えてみたり。
生活の些細な部分を変えてみるだけでも、春のウキウキを楽しむことができます。
そんな中のひとつとして、生活にハーブを取り入れるというのは、いかがでしょうか。

無理せず使えるものからやってみる

とはいえ、これまであまりハーブを取り入れていなかった方は、何からやっていいのか分からないですよね。
メディカルハーブの検定を受けるのもいいかもしれませんが、まずは生活に必要なものを、ハーブで行ってみるというのはどうでしょう。
体感していくことで、生活が少しずつ心地よく変わる実感は、とても楽しいものです。

1日に飲むコーヒーの3杯に1杯をハーブティーに変える、入浴剤をドライハーブや精油で代用する、スキンケアをオイルで行ってみる、などです。

初心者にマストなハーブアイテム

初心者が持っておくとよいのは、たった2種のとてもメジャーなハーブです。
使い方を知っていれば、この2種で十分に、ハーブを楽しむことができますよ。

その1. カモミールのハーブティー

まずは、ジャーマンカモミールのハーブティー
品質のよいカモミールは、香りとコクのバランスがよく、さまざまなハーブとも合います。
リラックスティーとして有名ですので、おやすみ前に飲むのもよいですが、食べすぎのもたれや、緊張で調子がいまいちの時にも役立ちます。
また、ズキズキや女性リズムの予兆からくるチクチクにも、使うことできます。

意外かもしれませんが、カモミールのフラボノイドは、カラダをゆるめて温めるので、冷えてしまっている時にもおすすめです。 温かいミルクと割って、カモミールのミルクティーにすれば、やさしい風味で、ココロもぬくぬくになりますよ。

ティーとして飲むだけではなく、お風呂に入れてハーブバスにしたり、温湿布として使うこともできます。
外用では、荒れたお肌のケアにも使える、まさに万能なハーブです。

その2. ラベンダーのエッセンシャルオイル

もう1つはラベンダーのエッセンシャルオイル
こちらもリラックスアロマとして有名ですが、寝る前に香らせるだけでなく、イライラやストレスを受けた時の気分転換などに、アロマストーンにオイルを垂らして、お守り代わりに持ち歩くのもよいでしょう。

実は、抗菌のはたらきも持っているので、空気清浄のような使い方や、美容ケア、シューキーパーに垂らすことで、靴の匂い対策などにも使えます。
皮膚刺激が緩和なので、アロマバスやお肌にも使いやすいエッセンシャルオイルです。

美容ケアのすべてをまかなうホホバオイル

トリートメントやスキンケアに使うなら、希釈用にキャリアオイルも一緒に揃えておきたいところ。
どんな肌質にも合いやすく、酸化しにくいホホバオイルなら、デイリーのスキンケアにボディトリートメント、簡単なクレンジングやヘッドスパなど、幅広く役立てることができるので、しっかり使い切ることができるでしょう。
とても手に入りやすい代表的なハーブ2種ですが、使い方を覚えておけば、寝る前に飲んだり香らせたりするだけでなく、こんなにも汎用性があります。

この2種を、使える限り使いながら、必要に応じて増やしていけば、ハーブの魅力を余すことなく使えるようになるはず。

いろいろ揃える勇気が出ない方は、この2種からスタートしてみては、いかがでしょうか。
ページを共有する
ちょこっとテクニック
2021.01.20

ハーブのチカラは「五感」に響く

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
みなさんは今まで、どのようにハーブを楽しんできましたか?
アロマセラピーやハーブティー、お料理のスパイスなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ハーブ特有の「味」や「香り」は、心身のバランスを整えたり、足りないチカラをチャージしたりと、わたしたちをやさしくサポートしてくれます。
しかし、ハーブの働きはそれだけではありません。

「味」や「香り」からだけでなく、「色」「音」「肌触り」からも感じることができるのをご存知ですか?

今回は、あまり知られていないハーブの奥深さや、幅広い楽しみ方をご紹介します。
ぜひ、試してみてくださいね。

ハーブの魅力は、味や香りだけじゃないんです!

そもそも五感とは、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚のこと。
外界の状態を素早く認識して脳に伝達し、体内の機能を調節する働きを担っています。

ハーブの魅力は、そんな人間の五感「すべて」にそっと働きかけることができること。

五感の受容器である鼻や舌からだけでなく、目、耳、肌からも、ハーブのエネルギーを受け取ることができるのです。いつもよりほんの少し、五感に意識を傾けながらハーブを取り入れてみましょう。きっと、ハーブからたくさんのパワーがもらえるはずです。

色を愛で、耳をすませ、肌で触れる。五感をフルに使ってハーブの恩恵を授かりましょう。

五感が受け取った情報はすぐに脳に伝えられ、ココロとカラダにさまざまな作用をもたらします。
では、五感のすべてを使って、ハーブのパワーをうまく受け取るにはどうしたらよいのでしょう。
さっそく、その取り入れ方のヒントをご紹介します。

味覚:ハーブティーやお料理で

私たちが感じる味の基本は、「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「うま味」の五味。
この5つの味は、それぞれ働きが異なります。
たとえば、「甘味」は精神的な充足感をもたらし、「酸味」は食欲を刺激する作用があるとされています。

リラックスしたいときには、甘みの強いリコリスやシナモンのような風味を選ぶといいでしょう。また、疲れやすさを感じたときには、酸味のもとであるクエン酸が豊富なハイビスカスなどがおすすめです。

嗅覚:アロマセラピーで

嗅覚を刺激するには、精油を使った「アロマセラピー」が効果的です。

すっきり目覚めたい朝には、スーッとした香りが爽やかなペパーミント。
リラックスしたいバスタイムには、明るく元気な香りに包まれる柑橘系のベルガモット。
おやすみ前には、清らかな香りで悩みや心配事を洗い流してくれるラベンダーを。

ココロとカラダのSOSに耳を傾けて、ベストな精油を選び、アロマポットやディフューザー、アロマバスなどで香りを楽しみましょう。

視覚:鮮やかなハーブ成分の色から

ハーブティーを飲むときは、ハーブ特有の「色」にも注目してください。
ドライハーブにお湯を注ぐと、赤や黄、中には青などの色が、じわじわと広がっていくのが見てとれます。
それは、ハーブの成分がお湯に溶けだす瞬間。

ハイビスカスの赤い色は「アントシアニン」、ネトルの鮮やかな緑は「クロロフィル」という成分由来のものです。
ポジティブな気持ちに導く赤や、ココロを落ち着かせてくれる緑など。
わたしたちは「色」から得られる刺激から、さまざまなチカラを得ています。

色がよく見えるガラス製のポットやカップを使って、ハーブの成分を目からも感じ取りましょう。

聴覚:お湯を注ぐ音を聴く、緑豊かな公園を歩く

ハーブティーをトポトポと注ぐ音、風にそよぐ草木のザワザワとした音、落ち葉を踏みしめたときのカサカサという音・・・。自然の音に耳をすませてみると、聴覚がさまざまな刺激を受けとっていることに気づきます。

声を発することのない植物ですが、リラクゼーションCDに森林の音が収録されているように、自然が奏でる音は、わたしたちに安らぎを与えてくれます。
テレビやおしゃべりをちょっと控えて、自然がつくりだす音に、意識を傾けてみるのもいいですね。

触覚:植物油を使ったマッサージで

植物油を使ったマッサージは、肌から刺激を受け取る簡単な方法。
まずは、植物油(キャリアオイル)に好みの精油(エッセンシャルオイル)を数滴混ぜて、マッサージオイルをつくります。
これを、手のひらで温めてから、肌をそっと包み込むように優しくマッサージしてみましょう。
オイルに触れた時のソフトな感触や肌すべりのなめらかさ、そして、体内の巡りが心地よく刺激されることで、心身の凝りをやさしくほぐし、リラクゼーション効果をもたらします。

近年では、肌への刺激が人間の活力に影響することが分かってきており、文字通り、触れあいの大切さが見直されてきました。

植物油を使ったマッサージは、優れたコミュニケーションツールとして注目され、介護やベビーマッサージなどの分野でも、積極的に活用されています。

つねに五感に意識を集中させるのは大変ですが、ハーブティーを飲むとき、くつろいでいるとき、歩いているときなど、1日のうちのほんの一瞬だけでも、五感を研ぎすませてみてください。
きっと、ココロとカラダに、嬉しい気づきがあるはずです。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
ページを共有する
ハーブのトリビア
2020.08.27

ハーブのチカラは「五感」に響く

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
みなさんは今まで、どのようにハーブを楽しんできましたか?
アロマセラピーやハーブティー、お料理のスパイスなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ハーブ特有の「味」や「香り」は、心身のバランスを整えたり、足りないチカラをチャージしたりと、わたしたちをやさしくサポートしてくれます。しかし、ハーブの働きはそれだけではありません。

「味」や「香り」からだけでなく、「色」「音」「肌触り」からも感じることができるのをご存知ですか?

今回は、あまり知られていないハーブの奥深さや、幅広い楽しみ方をご紹介します。
ぜひ、試してみてくださいね。

ハーブの魅力は、味や香りだけじゃないんです!

そもそも五感とは、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚のこと。
外界の状態を素早く認識して脳に伝達し、体内の機能を調節する働きを担っています。

ハーブの魅力は、そんな人間の五感「すべて」にそっと働きかけることができること。

五感の受容器である鼻や舌からだけでなく、目、耳、肌からも、ハーブのエネルギーを受け取ることができるのです。
いつもよりほんの少し、五感に意識を傾けながらハーブを取り入れてみましょう。
きっと、ハーブからたくさんのパワーがもらえるはずです。

色を愛で、耳をすませ、肌で触れる。五感をフルに使ってハーブの恩恵を授かりましょう。

五感が受け取った情報はすぐに脳に伝えられ、ココロとカラダにさまざまな作用をもたらします。
では、五感のすべてを使って、ハーブのパワーをうまく受け取るにはどうしたらよいのでしょう。
さっそく、その取り入れ方のヒントをご紹介します。

味覚:ハーブティーやお料理で

私たちが感じる味の基本は、「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「うま味」の五味。
この5つの味は、それぞれ働きが異なります。
たとえば、「甘味」は精神的な充足感をもたらし、「酸味」は食欲を刺激する作用があるとされています。

リラックスしたい時には、甘みの強いリコリスやシナモンのような風味を選ぶといいでしょう。
また、疲れやすさを感じたときには、酸味のもとであるクエン酸が豊富なハイビスカスなどがおすすめです。

嗅覚:アロマセラピーで

嗅覚を刺激するには、精油を使った「アロマセラピー」が効果的です。

すっきり目覚めたい朝には、スーッとした香りが爽やかなペパーミント。
リラックスしたいバスタイムには、明るく元気な香りに包まれる柑橘系のベルガモット。
おやすみ前には、清らかな香りで悩みや心配事を洗い流してくれるラベンダーを。

ココロとカラダのSOSに耳を傾けて、ベストな精油を選び、アロマポットやディフューザー、アロマバスなどで香りを楽しみましょう。

視覚:鮮やかなハーブ成分の色から

ハーブティーを飲むときは、ハーブ特有の「色」にも注目してください。
ドライハーブにお湯を注ぐと、赤や黄、中には青などの色が、じわじわと広がっていくのが見てとれます。
それは、ハーブの成分がお湯に溶けだす瞬間。

ハイビスカスの赤い色は「アントシアニン」、ネトルの鮮やかな緑は「クロロフィル」という成分由来のものです。
ポジティブな気持ちに導く赤や、ココロを落ち着かせてくれる緑など。わたしたちは「色」から得られる刺激から、さまざまなチカラを得ています。

色がよく見えるガラス製のポットやカップを使って、ハーブの成分を目からも感じ取りましょう。

聴覚:お湯を注ぐ音を聴く、緑豊かな公園を歩く

ハーブティーをトポトポと注ぐ音、風にそよぐ草木のザワザワとした音、落ち葉を踏みしめたときのカサカサという音…。
自然の音に耳をすませてみると、聴覚がさまざまな刺激を受けとっていることに気づきます。

声を発することのない植物ですが、リラクゼーションCDに森林の音が収録されているように、自然が奏でる音は、わたしたちに安らぎを与えてくれます。
テレビやおしゃべりをちょっと控えて、自然がつくりだす音に、意識を傾けてみるのもいいですね。

触覚:植物油を使ったマッサージで

植物油を使ったマッサージは、肌から刺激を受け取る簡単な方法。
まずは、植物油(キャリアオイル)に好みの精油(エッセンシャルオイル)を数滴混ぜて、マッサージオイルをつくります。
これを、手のひらで温めてから、肌をそっと包み込むように優しくマッサージしてみましょう。
オイルに触れた時のソフトな感触や肌すべりのなめらかさ、そして、体内の巡りが心地よく刺激されることで、心身の凝りをやさしくほぐし、リラクゼーション効果をもたらします。

近年では、肌への刺激が人間の活力に影響することが分かってきており、文字通り、触れあいの大切さが見直されてきました。

植物油を使ったマッサージは、優れたコミュニケーションツールとして注目され、介護やベビーマッサージなどの分野でも、積極的に活用されています。

つねに五感に意識を集中させるのは大変ですが、ハーブティーを飲むとき、くつろいでいるとき、歩いているときなど、1日のうちのほんの一瞬だけでも、五感を研ぎすませてみてください。
きっと、ココロとカラダに、嬉しい気づきがあるはずです。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
ページを共有する
ハーブのトリビア