2024.07.19

熱帯夜、どう乗り切る? 快眠のための眠りの準備

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眠りの重要性は言うまでもなく、最近では睡眠時間だけでなく睡眠の質に対しても、目が向けられてきました。
普段は「どこでも寝られちゃう」「ベッドに入って1分」というような方でも、ちょっとした心理状態の変化や環境の変化で、いつものように眠れないということもあります。

気候の変化で変わる睡眠

快適な睡眠時間を確保するためには、季節によって変化していく気候に合わせ、環境を整えていく必要があるでしょう。
冬の寒さや夏の暑さを意識していないと、いつものように眠れているつもりでいながら、実は浅い眠りで、しっかりと疲れがとれていないなんていうことも。

特に夏は、日中の体力消耗や、食欲不振によって夏バテを起こしやすい季節ですので、しっかりと寝て回復することが、望ましい季節。
しかし、熱帯夜が続くと、十分な睡眠がとれず、なんだか慢性的に眠気やだるさがとれないというスパイラルに、ハマってしまったことはないでしょうか。

寝る前に、ぬるめのハーブティー

快眠に欠かせないハーブは何種類かありますが、中でもパッションフラワーとバレリアンは、特におすすめ
カモミールとの相性もいいので、ブレンドしたお茶を、ベッドに入る1時間前位からゆっくりと飲むのが、いいでしょう。

熱帯夜対策の場合は、アツアツのものを短時間で飲むと、むしろその温度で暑くなり、眠れなくなってしまいます。
そのため、少し前に入れておいて、ぬるめに冷まし、時間をかけて飲むようにしましょう。

体感温度を下げるペパーミントの香り

熱帯夜対策としては、アロマも向いています。
ベルガモットやラベンダーといった精油は、リラックスさせてくれる香りでありながら、とても爽やかなので夏向き。
これらをメインにして、ディフューザーなどで、部屋に香らせましょう。 さらに、体感温度を4℃下げると言われるペパーミントの香りをプラスするのが、熱帯夜対策のポイントです。
一見、すっきりとして目が覚めてしまうと思われがちなペパーミントですが、実はリラックスとリフレッシュのどちらにも使える、不思議なチカラを持っています。
多様な成分を含むハーブならではですね。

ハーブやアロマとの合わせ技で、無理のない程度に工夫を取り入れて、涼やかで心地よい夜をお過ごしくださいね。
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ライフスタイル
2024.07.08

夏の暑さに負けないハーバルライフ

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梅雨が明けると、本格的な夏がやってきます。
熱中症や夏バテの対策を、今からしっかり準備しておきたいですね。

そこで今回は、夏の健康美を手に入れる「夏の暑さに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

カラダに熱を溜め込まないチカラをつける

夏のカラダづくりには、きちんと汗をかけるカラダにするため、体内の熱をスムーズに放出できるチカラをつけることが大切です。
ダイエット中の人もしっかり食べて、必要なエネルギーに変えていける、代謝のよいカラダを目指しましょう。
そして、生活リズムや生活習慣を見直して、自律神経の働きを整えておきましょう。

健康的なダイエットをサポートする飲むサラダ「マテ」

そんな時に助けになるのは、コーヒーや紅茶と共に、世界三大飲料のひとつである「マテ」。
南米原産のマテは、太陽の日差しをたっぷりと浴び、暑い国のパワーに満ちたハーブです。
「飲むサラダ」と呼ばれるように、ビタミン、ミネラル〈鉄分やカルシウム、食物繊維、亜鉛など〉を豊富に含んでおり、野菜不足の方におすすめです。 
このミネラルがカラダの機能を向上させ、巡りアップも期待できることから、ダイエットにとても有用なハーブなのです。

※マテは茶葉由来のカフェインを少量ながら含んでいます。カフェイン摂取を控えられている方は、ご注意ください。

はちみつレモンの香り「ハニーマートル」で心身を活性!

アロマテラピーでも「ハニーマートル」や「レモンティートゥリー」など、気持ちをシャキッとさせ、心身を活性させてくれる精油がおすすめ。
ルームスプレーにして部屋全体を香らせたり、精油入りの手作り化粧水をボディミストにして、汗ばんだ肌にスプレーしてもよいでしょう。

なおハニーマートルは、温めた〈はちみつレモン〉のような香りの中にスパイシーさを漂わせています。
食欲不振の時にも、よい刺激となってくれそうですね。

>> 「ルームスプレー」の作り方はこちら


ハーブティーでビタミンやミネラル補給をしたり、アロマでココロとカラダのバランスを整えて、猛暑にも負けない健やかで美しいカラダを、手に入れてくださいね。
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ライフスタイル
2024.06.26

ハーブ香るヘッドスパで極上リラックス! ~セルフヘッドスパ編~

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じわじわと汗ばむ季節になってきました。臭いも気になりませんか?
振り返れば、自分の残り香がふわり…。
そこで、頭皮を清潔に保ちながら、極上のリラックスを味わいましょう!

前回の〈おすすめ精油編〉に続き、今回は、自宅でできるセルフヘッドスパの簡単な手順〈セルフヘッドスパ編〉をご紹介します。

ハーブのチカラを借りてヘッドスパ

ヘッドスパといえば、美容院などで、プロが施すものを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ハーブのチカラを借りて、自宅でも手軽にケアすることができます。

「暑さと湿気でイライラした気分を和らげたい」
「今日は疲れたからゆったり癒されたい」
「大切な日に向けて髪の調子を整えたい」


そのときどきの気分にあわせて、精油を使い分けるのもポイント。
ハーブの香りを存分に感じながら、ココロ満ちるリラックスタイムを過ごしましょう。

思い立ったらすぐできる! 簡単セルフヘッドスパ

ここからは、セルフヘッドスパの簡単な手順をご紹介します。
シャンプー前、髪が乾いている状態ではじめましょう。
ケア剤がしっかりと行き渡り、頭皮の汚れをしっかり落とすことができますよ。

ヘッドスパの4STEP

1. ケア剤を指先にとり、地肌にまんべんなくつけていきます。


《ケア剤のつくり方》
10mlほどのホホバオイルに、お好みの精油を1~2滴混ぜ合わせます。


2. 指の腹を使って、生え際、頭頂部、側頭部の順に、頭皮をもみほぐすようにマッサージ。
かたまった頭皮を、はがすようなイメージで行ってください。

3. 両手のひらで、頭全体を挟み込んで、圧をかけたら、仕上げに頭皮を持ち上げるようにリフトアップ。

4. タオルで包んで、約5分キープ。オイルが浸透し、汚れが浮き上がります。

その後は、いつも通りシャンプーを。予洗いをしっかりしておけば、べたつきが気になることはありません。
ゆっくりと深呼吸し、精油の香りも楽しんでくださいね。 合わせて使うシャンプーやコンディショナーも、自然の香りや生命力あふれるハーブのチカラを活かしたものがいいですね。
毎日の心地よいヘアケア習慣で、ハリやコシのある髪を育む健やかな頭皮をキープしましょう。

ハーブの清々しい香りに包まれるヘッドスパは、気分が冴えない梅雨の時期にこそ体感していただきたいリフレッシュ法です。
ぜひ一度、お試しください。
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ちょこっとテクニック
2024.06.26

ハーブ香るヘッドスパで極上リラックス! ~おすすめ精油編~

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じわじわと汗ばむ季節になってきました。臭いも気になりませんか?
振り返れば、自分の残り香がふわり…。そこで、頭皮を清潔に保ちながら、極上のリラックスを味わいましょう!

それは、ハーブの香りを存分に感じながら施すヘッドスパ。

頭皮や髪を健やかに保つことはもちろん、疲れや凝りを感じる時や気分が晴れない時にも、極上のリラックスを与えてくれます。
髪の広がりや頭皮のベタつきに悩まされるこれからの季節に、ぜひ試していただきたいハーブ術です。

ハーブのチカラで爽やか頭皮に

ヘアケアの基本は、頭皮の汚れや余分な皮脂を落とすこと。
いらないものが溜まった状態だと、どんなにいいシャンプーを使っても、念入りにトリートメントしても、狙ったとおりの効果は得られません。
健やかな髪や地肌を育てるため、ぜひ基本を覚えておきましょう。

まずは、ヘッドスパに使うケア剤を用意しましょう。 使うのは、ホホバオイル(キャリアオイル)とお好みの精油(エッセンシャルオイル)。
10mlほどのホホバオイルに、精油を1~2滴混ぜ合わせるだけです。
保存料を含まないので、使うたびにつくるのがベターですが、これなら手間もかからず簡単にできますよね。

その日の気分に合わせて選べるよう、いくつか精油を揃えておくのがおすすめです。
それでは、なりたい気分で選ぶおすすめの精油をご紹介します!

肩のチカラを抜いてリラックス。ココロに潤いが欲しい時

【ラベンダー】
リラックス系ハーブの代表格。フローラル調の甘くやさしい香りが、ココロを穏やかに導きます。 【ネロリ】
華やかさと爽やかさが調和したオレンジの花の香り。明るく前向きな気持ちになりたい時にぴったりです。

すっきりと生まれ変わったように、リフレッシュしたい時

【ローズマリー】
初夏にぴったりのクールで爽やかなグリーンの香り。集中力を高めたい時にもおすすめです。 【ティートゥリー】
すっきりとしたシャープなウッディ調の香り。疲れたアタマをクリアにしてくれます。

女性らしく華やかな雰囲気に包まれたい時

【イランイラン】
濃厚な甘さをもつエキゾチックな香り。喜びと幸せに溢れた気分に導きます。 【ローズ】
美しさを引き立てるエレガントな香り。うっとりするほど深く、甘い芳香が、女性らしさと自信を与えます。


なお、柑橘系の精油には光毒性作用を持つものがあるので、日中の使用は避けましょう。
次回は、〈セルフヘッドスパ編〉をご紹介します!
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ちょこっとテクニック
2024.06.21

部屋干しのニオイは「ティートゥリー」で解決!

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いよいよ梅雨シーズンがやってきます。
梅雨の長雨は、空気がじめじめとしてココロもカラダもすっきりしませんよね。

バスルームのカビ、お部屋にこもった湿気などお悩みは尽きませんが、この時期、もっとも多くの人を憂鬱にさせるのが「洗濯物問題」。
部屋干ししたときに漂ってくるあのイヤなニオイ、なんとかならないものでしょうか。

洗濯物の生乾きのニオイは、雑菌の繁殖が原因。
外で干すよりも乾きが遅く、ぬれている時間が長くなるため雑菌が繁殖しやすくなるのです。

そんなとき、とっても頼りになるのが「ティートゥリー」というエッセンシャルオイル。
爽やかな香りと抗菌力を併せ持つティートゥリーの魅力を知り、梅雨時のお悩み解消に役立ててみてはいかがでしょうか。

抗菌力と清潔感のある香りが魅力の「ティートゥリー」

抗菌の働きで知られるハーブ、ティートゥリーは、オーストラリアに自生するフトモモ科の高木。
先住民であるアボリジニの人々が、その葉をティーにしたことからこの名がつけられたと言われています。
ティーとして楽しむだけでなく、ちょっとしたケガの消毒やかゆみ止めにも使われていたとか。

今でも、オーストラリアでは、ティートゥリーを使ったたくさんの商品が売られています。
葉を蒸留してできるエッセンシャルオイルは、抗菌パワーを持ちながら、肌やカラダへの働きかけは穏やか。
今も昔も、人々の暮らしに欠かせないハーブであることがうかがえますね。

香りは清々しく、まるで森林浴をしているよう。
お部屋の香りを清潔に保ちたいときやリフレッシュしたいときにぴったりです。

「ティートゥリー」でイヤなニオイにさようなら!

それではさっそく、ティートゥリーのエッセンシャルオイルを使って、部屋干しのイヤなニオイを解消しましょう。

使い方は、いたって簡単。
洗濯物を干しているお部屋にティートゥリーの香りを拡散させるだけ。

いろんな方法がありますが、アロマディフューザーを使うとより効果的です。

洗濯物やお部屋から菌を遠ざけてくれるだけでなく、ティートゥリーの清々しい香りがフワッと広がって気分まですっきり!
クリーンな空気に満たされた空間は、じめじめとした梅雨時には格別の心地よさです。

エッセンシャルオイルの量は2、3滴ほどですが、そのパワーは侮れませんよ。
みなさんも、ぜひお試しくださいね。
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2024.06.07

ハーブを味方に! 梅雨時期の不調対策

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梅雨時期になると、頭痛や肩こりがひどくなる、なんとなく体調が悪い、なんてことはありませんか?
それに加え、視覚的にも薄暗い雨雲は気分がどんよりして、やる気も起きにくいものです。

そこで今回は、ハーブのチカラを味方に、梅雨時期の不調対策をご紹介します。

梅雨時期の体調不良の原因は?


主な原因のひとつは、梅雨特有の気圧配置。
梅雨前線は低気圧が発生しやすくなり、その影響からカラダにかかる圧力も低下します。
するとカラダが膨張して、循環不良を招くのです。

また、低気圧時は副交感神経が優位になり、カラダはスイッチオフのリラックス状態に。
日照時間も少なくなるため、やる気が起きず、塞ぎこみがちに。
お天気同様、ココロが晴れない状態になるのです。

循環不良には運動を!


巡りや流れが滞ることで引き起こされるズキズキやコリゴリ。
それらを解消するには、カラダを温めること。
ゆっくりお風呂に入ることも効果的ですが、筋肉のポンプ機能を刺激して巡りを促すには、日常的にウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にしましょう。

ハーブティーなら、巡りを整えるハイビスカスやルイボス、カラダを温めるジンジャーなどがおすすめです。

どうにもならないズキズキには


お風呂に入っても運動をしても、おさまらないズキズキには、「天然のアスピリン」とも呼ばれるホワイトウィロウや、フィーバーフューのハーブティーが、助けになってくれるでしょう。
しかし、どちらも苦味、渋味が強く、決して飲みやすいとは言えません。

そこで、リフレッシュにも最適なレモングラスや、ペパーミントを加えるのがおすすめ。
爽やかな風味のハーブティーに仕上がります。

ココロとカラダのバランスが崩れがちな梅雨時期。
生活習慣を見直すと共に、ハーブの穏やかなチカラを取り入れて、気圧の変化に負けないカラダづくりを心掛けてくださいね!

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ライフスタイル
2024.06.04

虫が嫌うハーブって? ~虫対策編~

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梅雨に入り、ジメジメしてくると、とたんに気になるのが〈虫問題〉。
キッチンの三角コーナーや生ゴミに集まってくるイヤ~な虫、「ぷ~ん」という羽音で熱帯夜をいっそう寝苦しく感じさせるあの虫…… みなさんはこれまで、どんなふうに乗り切ってきましたか?

そこで今回は、前回の虫を遠ざけやすい香りをもつ〈おすすめハーブ編〉に続き、虫が嫌うハーブの具体的な活用術〈虫対策編〉をご紹介します!

今すぐ実践! ハーブ香る虫対策

それでは、虫が嫌うハーブ〈シトロネラ、ゼラニウム、パチュリ〉の具体的な活用術をご紹介します。

お部屋に爽やかなアロマのバリアを

【用意するもの】
・シトロネラの精油
・アロマディフューザー

蚊に嫌われるシトロネラの香りは、アロマディフューザーで漂わせるのが◎
レモンのようなさっぱりとした香りで、夏場の芳香浴にもぴったりです。

玄関や窓のそばに精油ソルトを置いて

【用意するもの】
・ゼラニウムの精油
・あら塩
・レモングラス(ドライハーブ)

あら塩にゼラニウムの精油を数滴垂らします。
レモングラスのドライハーブを混ぜると、ぐっとおしゃれな雰囲気に。
蚊やハエの侵入が気になる窓辺や玄関に飾りましょう。

生ゴミにシュッ! でキッチンを快適に

【用意するもの】
・パチュリの精油(10滴)
・精製水(150ml)

精製水にパチュリの精油を混ぜてスプレーをつくります。
ゴキブリ対策にはもちろん、生ゴミから出るイヤなニオイの予防にも役立ちます。

いかがでしたか? これなら手軽に虫対策をはじめられそうですね。
ハーブを上手に使って、虫を気にしない快適な夏を過ごしましょう!
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ライフスタイル
2024.06.04

虫が嫌うハーブって? ~おすすめハーブ編~

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梅雨に入り、ジメジメしてくると、とたんに気になるのが〈虫問題〉。
キッチンの三角コーナーや生ゴミに集まってくるイヤ~な虫や、「ぷ~ん」という羽音で熱帯夜をいっそう寝苦しく感じさせるあの虫…… みなさんはこれまで、どんなふうに乗り切ってきましたか?

スプレーや駆除剤など、虫を遠ざけるアイテムはたくさんありますが、お子さまやペットと一緒に暮らす家でも安心して使えるアイテムを選びたいもの。
そこで今回は、ハーブを使って虫を遠ざける方法をお教えしましょう。
清々しい香りに包まれて気分もリフレッシュ! まさに一石二鳥のハーブ術です。

香って飾って楽しめる! おすすめハーブ3選

植物の中には、外敵となる虫から身を守るために香りを出すものがあります。
それは、植物自身が自然の中で生き抜くために備えた〈虫に嫌われるチカラ〉。

ここからご紹介するのは、そんな植物のチカラを借りて行う虫対策です。
ハーブの中でも、特に虫を遠ざけやすい香りを持つものとは? まずはこの3種を覚えておいてください。

シトロネラ

スリランカが原産のイネ科の植物。
シトロネラール、シトロネロールというレモンに似た香り成分を含み、蚊や小バエに嫌われる香りとして知られています。
シトロネラの草葉を編み込んでつくった蚊帳を、虫対策に活用していました。

ゼラニウム

ローズに似た甘く優しい香りのハーブ。
蚊が嫌う香りとして、ヨーロッパでは広く知られ、虫よけスプレーにもよく使われています。
見た目にも愛らしいので、玄関や窓辺に鉢植えを置いておくのもおすすめです。

パチュリ

熱帯雨林に生育するにシソ科の低木。
スモーキーかつ湿った土や墨汁を思わせる深みと落ち着きのある香りは、神秘的な東洋をイメージさせます。
虫が嫌うとされる芳香成分が含まれており、古代よりシルクロードの交易で絹やカーペットなど布物を守るために重宝されてきました。

次回は、虫が嫌うハーブの具体的な活用術〈虫対策編〉をご紹介します。
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ライフスタイル
2024.05.27

6月のおすすめハーブ「レモンバーム」

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そろそろ、梅雨入りが気になる頃です。
雨が降ったり止んだり。そんな曇天模様に、ココロまで沈んでしまいがちです。

そこで今回は、不安定なココロを穏やかにしてくれる「レモンバーム」を、ご紹介します。

養蜂にも重宝される「生命のエリキシル」

ギリシャ語で、ミツバチに由来する「メリッサ」の異名をもつレモンバームは、ミツバチが好む、甘いレモンのような香りのするハーブ。
そのため、養蜂にも重宝されています。

16世紀にはスイス人医師のパラケルススが「若さがよみがえり、脳が強くなり、活力の衰えを解消する」と紹介し、ヨーロッパだけでなく中東でも活用されました。
また、レモンバームを「生命のエリキシル(万能薬)」と呼び、治療に用いていたと伝えられています。

高価なアロマ「メリッサ」

アロマセラピーでは、コントロールを失ったココロのバランス回復に用いられます。
ほのかに甘いシトラス調の香りが楽しめるのですが、1キロの精油を得るのになんと約7トンの葉が必要と言われ、高価な精油としても知られます。
つまり、精油の量1グラムに対し、約7キロもの葉が凝縮されているのです。

ハーブティーを飲みながら深呼吸を

ハーブティーでも、ほのかに香りを味わうことができるので、リラックスしたい時は飲みながら大きく深呼吸してみましょう。
女性特有の気分の揺れやおやすみ前、緊張をほぐしたい時に役立ちます。
そして、落ち込みがちなココロに活力を取り戻したい時にもおすすめです。


抽出方法が異なると貴重さも働きかけも変わってしまうレモンバーム。
落ち着きのあるグリーンの香りと甘みのあるレモンの香りがココロとカラダの緊張をやわらげ、新しい季節に向けて背中を押してくれるでしょう。
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季節のおすすめハーブ
2024.05.17

水出しハーブティーの季節がやってきた!

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夏日が続き、こまめな水分補給を心掛けたい季節になってきました。
ハーブティーなら、ミネラル補給もばっちり!
しかし、炎天下の屋外で、温かいハーブティーの水分補給は、ためらってしまいますよね。
そこで、水出しできる爽やかな風味のハーブティーで、ゴクゴク水分補給を!

今回は、水出しハーブティー「ルイボス&マテ」の基本の作り方を、ご紹介します。

2リットルの水に、ティーバッグ1包を入れる

2リットルの水にティーバッグ1包を入れます。

なぜ水出しできるの?
それは、ロースト(焙煎)されたルイボスとマテを使用しているから。
しかも、水出しすることで苦み成分であるタンニンやカフェインの抽出が抑えられ、味がまろやかになるんですよ!
細長いスティックティーバッグタイプなので、ペットボトルにそのまま入れられて、とても便利です! もちろん、このままフタも閉められます。

そして、冷蔵庫で冷やします。

冷蔵庫に入れて、待てば出来上がり!

冷蔵庫に入れて、3~4時間冷やせば出来上がり。
お湯で抽出するより時間は掛かりますが、おやすみ前に作っておけば寝ている間に、じっくり抽出された水出しハーブティーが完成!
朝からゴクゴク飲めるので、作る手間が省かれて楽ですよね♪

ティーバッグを取り出して、お召し上がりください。

ボトルに入れて持ち歩こう

外出先には、ボトルでの携帯が便利!
2リットルあれば、自宅でも外出先でも、1日中、ハーブティーを楽しむことができますね。 ちなみに「KINTO ウォーターボトル」は、手にフィットして持ちやすいハンドル付きで、気軽にハーブティーを持ち歩けます。

水分補給だけじゃないハーブティーの魅力

栄養が偏りがちな夏の食事時はもちろん、スポーツやレジャー時の水分補給や熱中対策に、大活躍まちがいなし!
暑い夏を快適に過ごすために、汗や気温の上昇で失ったビタミン・ミネラルをハーブティーで美味しくチャージしましょう。

夏の水分補給におすすめの理由
「飲むサラダ」とも言われる栄養豊富なマテに、「赤い健康茶」として親しまれるルイボス。これらハーブには、健康・美容維持に欠かせないミネラルや、フラボノイドが豊富に含まれています。
だから、水分補給だけでなく、夏に滞りがちな巡りや元気サポートも期待できるのです。
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季節のおすすめハーブ
2024.05.13

折るだけ簡単&かわいい! 名刺ケース用香り袋の作り方

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「嗅覚」は五感の中でも〈本能的な感覚〉と言われているのをご存知ですか?
だから香り(アロマ)を嗅ぐと、懐かしい記憶や思い出とリンクすることがありますよね。
そこで香りを、自分の演出に使ってみるのはいかがでしょうか。

香りは印象を強める武器! 名刺に香りを取り入れよう

エッセンシャルオイルの香りは、合成のものと違い、香りが残りません。
いわば瞬間的な香りの演出に、最適といえます。
そこで、名刺交換のシーンに香りを取り入れてみるのは、いかがでしょうか。
視覚的な情報より嗅覚を刺激することで、印象を強めることができるのではないでしょうか。

香り袋とは?

名刺にそのままエッセンシャルオイルを垂らすと、シミになってしまいます。
そこでおすすめなのが香り袋。
折り紙などを使った昔ながらのぽち袋を応用して、香り袋を作ってみましょう。
香り袋を名刺ケースにしのばせておけば、名刺に香りが移り、ほのかに香る名刺が完成します。

香り袋の作り方

【材料】
・ 折り紙(またはそれに代わる紙) 1枚
・ ティッシュ 1枚
・ お好きな精油 2-3滴

【作り方】
(1)折り紙の一辺を斜めに折り、 裏返して三つ折りにします。 両脇を折って、 ぽち袋の完成です。 (2)ティッシュに精油を2-3滴垂らし、折り上がったぽち袋と同じ大きさにたたみます。
この時、精油を垂らした部分を内側に折り込むようにすると、沁み出てくるのを防げます。 (3)ティッシュをぽち袋の中に入れたら、香り袋の出来上がりです。 自分を演出する香りを、ぜひ見つけてくださいね!
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ちょこっとテクニック
2024.05.07

100人の夫を持つハーブ!? 女性を元気づけるシャタバリの魅力

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アーユルヴェーダで欠かせないハーブのひとつで、近年メディカルハーブの分野でもポピュラーになっているハーブ、シャタバリ。
女性の機能に働きかけることから、女性を元気づけるハーブとも言われています。

そこで今回、あらためてシャタバリの魅力をご紹介します!

100人の夫も持つハーブ!?

シャタバリの学名は「Asparagus racemosus」で、インドやアフリカに原生するアスパラガスの一種。
和名では「野生アスパラガス」とも呼ばれます。

シャタバリという名は、サンスクリット語で「100本の根をもつ植物」と言われ、肥大化した根が特徴的です。
女性の強壮剤として使われることから転じて「100人の夫を持つ人」を意味するとも言われています。

女性を元気づけるお助けハーブ

アーユルヴェーダでは女性の機能をサポートするために、シャタバリを広く薦めています。
特に、ゆらぎがちな女性リズムを整え、その前兆に現れる不安やストレスのケアにも役立ちます。
消化をサポートする働きも期待できます。

スープのように味わうハーブティー

シャタバリは、根っこハーブ独特のえぐ味はなく、ほっこりした甘さの中にほろ苦さがあり、スープのような風味が楽しめます。
淡白な風味はどのハーブとも合わせやすく、いつも飲んでいるハーブティーにトッピングするのも◎
女性を守るさまざまな働きを持っているので、常備しておくと心強いハーブですね。

なお、enherbにおいて、シャタバリが唯一ブレンドされているハーブティーが「女性リズムを笑顔で過ごしたい時に」。
シャタバリ以外にも、女性を守るハーブがブレンドされていますので、規則正しい穏やかな毎日のためにも、ぜひお試しくださいね。
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ハーブのトリビア
2024.04.30

5月のおすすめハーブ「セージ」

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爽やかで過ごしやすい季節になってきましたね。
一方で気が滅入ったり、無気力な状態に陥るなど、心身の不調が表れる時期でもあります。
これがいわゆる「5月病」です。
ココロとカラダが発するSOSサインに気付いたら、気分転換を図る、十分に休息をとるなど、自分なりのリフレッシュ&リラックス方法を見つけて、新緑の季節を満喫しましょう。

そこで今回は、カラダの調子とココロのバランスを整えてくれるハーブ「セージ」をご紹介します。

樟脳に似た香りのコモンセージ

地中海北岸を原産とするシソ科の多年草。ベルベットのようにしっとりとした手触りの葉に、樟脳(しょうのう)に似たすっきりとした香りが特徴です。
数ある変種の中で代表的なものは「コモンセージ」という種で、肉料理の臭い消しやハーブティーに、また古くからその清浄やひきしめのチカラを期待して、歯磨きなどにも活用されています。

長生きしたい者は5月にセージを食べよ

コモンセージは、別名「薬用サルビア」とも呼ばれ、古代ギリシアの時代から薬草として用いられてきました。
「長生きしたい者は5月にセージを食べよ」や「庭にセージを植えているものがどうして死ぬことができようか」といった諺が残されていることからも、健康維持や長命を願って使われてきたことがうかがえます。

甘く温かみのある香りのクラリセージ

また、アロマセラピーの精油には「クラリセージ」という種も用いられます。
紅茶のように甘く温かみのある香りが、緊張や不安でこわばったココロをやわらげ、気分を明るくしてくれると言われています。
生活のリズムが崩れがちな時、なんとなく気が急いて落ち着かない時などに、ココロのバランスを整えてくれるでしょう。

セージのチカラを活用して、5月も健やかにお過ごしくださいね。
※カラダへの働きかけにチカラがあるため、通常よりもデリケートな状態にある妊娠中、授乳中の方は、使用をお控えください。
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季節のおすすめハーブ
2024.04.19

スタッフ所持率No.1のenherb ハーブコスメとは?

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これは、私の引き出しに入っている「リフレッシュジェリー ユーカリ&アルニカ」です。
本社スタッフはもちろん、店舗スタッフの所持率も高く、さらりとしてよく伸びるジェルが肩や腰、ふくらはぎの疲れをスーッとほぐしてくれます。
そう、このお助けアイテムこそ、スタッフ所持率No.1のハーブコスメです! そのキーとなる成分は、商品名にもあるユーカリとアルニカ。
今回は、その魅力をご紹介します!

ユーカリってどんな植物?

オーストラリア原産の常緑高木であるユーカリは、古くから先住民であるアボリジニたちに使われてきました。
抗菌パワーが人々の健やかさをサポートするとされ、ユーカリの木を伐採すると、周辺ではマラリアなどが流行するとの一説もあるほど。

リフレッシュジェリーに使用されているユーカリ油は、クリーンでシャープな香りを持つ精油。殺菌、血行促進、収斂のためにも用いられます。

アルニカってどんな植物?

ヒマラヤ、ロッキーなど山岳地方の牧草地に成育するキク科の多年草。
日本でも、北海道や高山地域に自生しており、葉の形状がウサギの耳を思わせることから、ウサギギクとも呼ばれています。

リフレッシュジェリーに使用されているアルニカ花エキスは、つらさをゆるやかにほぐす働きがあり、運動後や強張ったカラダのケアに使われます。

冷感ジェルで倦怠感をリフレッシュ

「リフレッシュジェリー ユーカリ&アルニカ」は、ユーカリとアルニカによる浄化と緩和のアプローチで、デスクワークによる肩こりや立ち仕事による腰やふくらはぎの疲れ、スポーツ後のどんよりとしたカラダに、軽快さを取り戻させます。 また、適度なひんやり感とすっきりと通り抜けるような感覚は、お風呂上りのマッサージや勉強、仕事の集中力アップ、家事、育児の気分転換にも最適です。

皆さんもenherb スタッフ所持率No.1アイテムを、ぜひお試しくださいね!
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ハーブのトリビア
2024.04.15

新生活のストレスを和らげるハーブ3選

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4月は、進級や就職、異動や転勤などで、取り巻く環境が大きく変わる時期。
だから、新生活のストレスに負けないココロとカラダづくりが大切です。

そこで今日は、新生活のストレスを和らげてくれるハーブを3つご紹介します。
美味しいハーブティーで、忙しい毎日を元気にマイペースで乗り切りましょう!

1. ジャーマンカモミール

ストレスでキリキリしたり、何か詰まっているような感じがして食事を美味しく楽しめない時におすすめのハーブです。
ココロをリラックスさせるだけでなく、カラダに現れるストレスのトラブルをケアしてくれます。

2. ペパーミント

爽やかな香りでココロとカラダの疲れを癒し、リフレッシュさせてくれるハーブです。
ココロのストレスからくる不調を和らげて、活力を与えてくれます。
気分転換したい時におすすめです。

3. レモンバーベナ

香りが良く、和名でも「香水木(コウスイボク)」と名づけられているほど。
興奮や気持ちの昂ぶりでイライラしてしまう時や、気分が落ち込んで憂うつな時に、平常心に戻って再び元気が出るようサポートしてくれます。


単独でも美味しく飲めるハーブですが、上から大匙《2:0.5:1》の割合でブレンドすれば、ココロとカラダのストレスをケアするハーブティーの完成です! ぜひお試しくださいね。
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ハーブ3選
2024.04.08

頼れるハーブ「カモミール」の活用術

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白と黄色の小さな花、風にそよぐグリーンの葉。
そんな可憐な佇まいが魅力の「カモミール」は、西洋では「ハーブティーといえばカモミールティー」と言われるほどポピュラーなもの。
イギリスの童話でも、カモミールを煎じたお茶を差し出すシーンが描かれています。
そんなところからも、カモミールが人々の暮らしに密接に関わるハーブとして 親しまれてきたことがよくわかりますね。
日本でも「カミツレ」の名で親しまれる身近なハーブのひとつです。

今回は、そんな世界中で愛されているハーブ「カモミール」をピックアップ。
暮らしへの上手な取り入れ方や、春ならではのアレンジ術をご紹介します。

こんな時に飲んで欲しい「カモミールティー」

カモミールのもっともポピュラーな取り入れ方といえば、やっぱりティーですよね。
熱湯を注いで抽出するだけと、とても簡単ですが、注意したいのがカモミールの選び方。

じつはカモミールには「ジャーマン種」と「ローマン種」という2種類があり、ティーにして楽しむなら、ジャーマンカモミールがおすすめ。
リンゴのような香りと、苦味の少ない味わいが特長です。

いつでも手軽に楽しめるのがハーブティーの魅力ですが、リラックスを意識して、ゆったりとカモミールティーを楽しむ時間を日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

忙しい朝やおでかけ前はバタバタと気もそぞろ。カモミールティーをゆったり楽しむ時間を取り入れて、穏やかな気持ちで出かけましょう。

ストレスを感じたら、頭の中をからっぽにして、カモミールティーを味わいましょう。カモミールの甘い香りがキリキリとした気持ちを鎮めてくれますよ。

眠りが足りていないと感じたら、おやすみ前の過ごし方を見直してみては? 温かいカモミールティーと過ごすひとときが、眠りの準備を整えてくれます。

春にぴったり! シュワッと爽やかなスパークリングカモミールティー

シンプルに飲んでも美味しいカモミールティーですが、クセがないためアレンジしやすいのも大きな魅力。
いつもとは違った味わいを楽しむことができますよ。

抽出したカモミールティーにハチミツを加えたら、常温になるまで冷ましましょう。
氷を入れて炭酸水で割ればできあがりです。

オレンジをトッピングすると、柑橘系のフレッシュな風味がプラスされて、シュワッと爽快な美味しさに。
こだわりのグラスを使えば、春らしいおもてなしドリンクにもぴったりです。


環境や人付き合いなど、何かと変化が起きやすい春は、いつもよりちょっと心身がクタクタになってしまいがち。
何かに頼りたい、そんな気持ちになったときには、ぜひカモミールを味方に。
美味しく楽しく取り入れながら、新しい季節を元気に乗り切りましょう!
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季節のおすすめハーブ
2024.04.01

ハーブ生活はじめよう 初心者必携の基本アイテム

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春の心地よい日差しを受けると、何か新しい気分になってきませんか?
少し違った服を買ってみたり、模様替えをしたり、ヘアスタイルを変えてみたり。
生活の些細な部分を変えてみるだけでも、春のウキウキを楽しむことができます。
そんな中のひとつとして、生活にハーブを取り入れるというのは、いかがでしょうか。

無理せず使えるものからやってみる

とはいえ、これまであまりハーブを取り入れていなかった方は、何からやっていいのか分からないですよね。
ハーブを飾ったり、メディカルハーブの検定を受けるのもいいかもしれませんが、まずは生活に必要なものを、ハーブで行ってみるというのはどうでしょう。
体感していくことで、生活が少しずつ心地よく変わる実感は、とても楽しいものです。

1日に飲むコーヒーの3杯に1杯をハーブティーに変える、入浴剤をドライハーブや精油で代用する、スキンケアをオイルで行ってみる、などです。

初心者にマストなハーブアイテム

初心者が持っておくとよいのは、たった2種のとてもメジャーなハーブです。
使い方を知っていれば、この2種で十分にハーブを楽しむことができますよ。

その1. カモミールのハーブティー

まずは、ジャーマンカモミールのハーブティー
品質のよいカモミールは、香りとコクのバランスがよく、さまざまなハーブとも合います。
リラックスティーとして有名ですので、おやすみ前に飲むのもよいですが、食べすぎのもたれや、緊張で調子がいまいちの時にも役立ちます。
また、ズキズキや女性リズムの予兆からくるチクチクにも、使うことできます。 意外かもしれませんが、カモミールのフラボノイドはカラダをゆるめて温めるので、冷えてしまっている時にもおすすめです。
温かいミルクと割って、カモミールのミルクティーにすれば、やさしい風味でココロもぬくぬくになりますよ。

ティーとして飲むだけではなく、お風呂に入れてハーブバスにしたり、温湿布として使うこともできます。
外用では、荒れたお肌のケアにも使える、まさに万能なハーブです。

その2. ラベンダーのエッセンシャルオイル

もう1つはラベンダーのエッセンシャルオイル
こちらもリラックスアロマとして有名ですが、寝る前に香らせるだけでなく、イライラやストレスを受けた時の気分転換などに、アロマストーンにオイルを垂らして、お守り代わりに持ち歩くのもよいでしょう。 実は、抗菌のはたらきも持っているので、空気清浄のような使い方や美容ケア、シューキーパーに垂らすことで、靴の匂い対策などにも使えます。
皮膚刺激が緩和なので、アロマバスやお肌にも使いやすいエッセンシャルオイルです。

美容ケアのすべてをまかなうホホバオイル

トリートメントやスキンケアに使うなら、希釈用にキャリアオイルも一緒に揃えておきたいところ。
どんな肌質にも合いやすく、酸化しにくいホホバオイルなら、デイリーのスキンケアにボディトリートメント、簡単なクレンジングやヘッドスパなど、幅広く役立てることができるので、しっかり使い切ることができるでしょう。 とても手に入りやすい代表的なハーブ2種ですが、使い方を覚えておけば、寝る前に飲んだり香らせたりするだけでなく、こんなにも汎用性があります。

この2種を使える限り使いながら、必要に応じて増やしていけば、ハーブの魅力を余すことなく使えるようになるはず。

いろいろ揃える勇気が出ない方は、この2種からスタートしてみてはいかがでしょうか。
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ちょこっとテクニック
2024.03.22

カラダも陽気に♪ 春のハーブなお手入れ

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春は寒暖差やストレスからココロとカラダのバランスが乱れ、なんとなく調子が悪いと感じることが多くなります。
さらに、日照時間が長くなることで、紫外線量も増加。
陽気な気候を晴れやかに楽しむためにも、春に向けたカラダづくりをはじめましょう!

春の紫外線量は、冬の時期の3倍!

b170220_uv 春一番にも代表されるように風の強い時期。
花粉やほこり、紫外線などの刺激もあり、お肌のトラブルも気になりますよね。
中でも春の紫外線量は、冬の時期の3倍とも言われています。
油断しがちな紫外線対策は、外からのケアだけでなく、内からのケアもお忘れなく。 b170220_beauty フェイシャルトリートメントには、キャリアオイルのローズヒップに、エッセンシャルオイルのローズとゼラニウムのブレンドがおすすめ。
ワントーンアップし透明感のあるたまご肌へ導いてくれます。
他にもエッセンシャルオイルをラベンダーに変えても◎

ハーブティーでは、ビタミンCの宝庫・ローズヒップや、天然のアルブチンを含むヒース、粘膜質を豊富に含むブルーマロウ、紫外線トラブルをケアするカモミールなどがおすすめです。

春の食材には、ちょっぴりの苦味

菜の花やふきのとう、小松菜、かぶ、たけのこ、ふき、わらびなど、春の食材には、ちょっぴり苦味のあるものが多いですよね。
この苦味〈植物性アルカロイド〉には、カラダをサビさせない働きや紫外線対策、要らないモノを出す働きなど、すぐれたチカラを秘めています。 ハーブでは、ダンディライオン(たんぽぽ)やミルクシスルなどが、春のハーブです。
苦味成分が含まれ、二日酔い防止や要らないモノの排出を促してくれます。
旬の食材は栄養価も高く、冬の厳しい寒さを耐え抜いただけに、生命力にあふれています。
苦味でカラダを目覚めさせ、冬に溜め込んだ要らないモノをすっきりさせましょう。

気持ちのいい春を過ごすために

中医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』には「この季節には少し早起きし、楽な格好で外に出てゆったりと歩き、春に芽生えた万物と同じように、心身ともに活き活きと活動的な気持ちで過ごすと良い」とされています。

暖かくなり草花が芽吹くこの季節は、ウォーキングにも最適です。
春の息吹を感じつつ明るい景色を眺めながらカラダを動かし、心身ともにのびのび過ごしましょう!
そして水分補給にはミネラル豊富なハーブティーを、どうぞお忘れなく。
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ライフスタイル
2024.03.18

春の気候がもたらす時差ぼけ? 上昇アロマでアンバランスな心身をケア

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季節はまさに三寒四温。ぽかぽか陽気が増えてきたと思えば、次の日には冬へ逆戻り。
春への期待感が高まる一方で、まだまだ油断ならない、季節〈冬〉と季節〈春〉の間の、不思議な気候がしばらくは続きます。

旅行もしていないのに、時差ぼけ?

春の陽気に浮かれる一方で、ふと気づくと眠りが浅かったり、いつも以上にイライラしてしまったりしていませんか? もし何か違和感があれば、その信号は見逃さないで!

春は、気温の上下もさることながら、低気圧と高気圧が交互に通過して、気圧も大きく変化します。
結果的に、カラダはまるで時差ぼけのような状態に。
別にしんどいと思っていないのに動けないのは、このせいかもしれません。

アンバランスな自律神経

メディアに出てくる自律神経という言葉は、ココロの問題のようなイメージがありますが、本来は心身のコントロール機能全体を指します。
とても繊細で精密なこのコントロール機能は、様々な情報を受けてカラダを勝手にコントロールしようとします。

だから、寒暖差や生活環境などの変化に合わせて、カラダをコントロールしようとするのですが、毎日の変化が大きすぎるとそれが追いつかなかったり、自律神経自体が疲弊してしまい、コントロール機能が弱まります。
そして結果的に、なんとなく心身がズレを起こした状態になるのです。

自律神経の調整には香りが効果的

繊細な自律神経に対してのケアは、お薬のような極端な作用のものより、自然療法のような緩やかなケアが向いています。
少しずつ調整していくということですね。

特に、アロマセラピーでは嗅覚が主役となりますが、嗅覚は五感の中で、最も直接的に脳へ情報を送ります。

自律神経へ指令を出すのは脳なので、香りを使って自律神経をコントロールするのは、とても理にかなっている方法。
毎日の状態に合った香りで芳香浴をするだけで、心身のズレを未然に防ぐことができます。

春に役立つ「上昇アロマ」

中でも、少しぐったりとしてしまう季節には、少しアッパーな上昇系アロマがおすすめです。
アロマセラピーというと、リラックス=落ち着ける印象がありますが、スイッチオンのルーティンとして、活力をもたらす香りを用いれば、自然とだるさは和らいでいくでしょう。 目覚ましにはローズマリー、日中のだるさにはレモンの香りもおすすめです。
気分が上がらない時には、ジャスミンの香りもいいですね。
あまり乗り気でない、落ち込んでしまうような気分には、もう少しやさしく押し上げる、オレンジやマジョラムが向いているでしょう。 夜のリラックスタイムには、これと逆の作用を示すラベンダーやベルガモットなどを使って、スイッチのON/OFFを使い分ければ、より効果的です。

何かを始めたり、始めたくなる春への期待感。
ちょっと活動的になるだけで、毎日の景色が素晴らしいものに変化するかもしれません。
なんだかやる気スイッチが入らない、とモヤモヤしている方は、ぜひ試してみてくださいね。
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ライフスタイル
2024.03.06

アレンジ自在の「ハーブチンキ」を作ろう

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ハーブを効率よく取り入れる手段のひとつ「ハーブチンキ」。
わたしたち日本人にはあまり馴染みのないものですが、アメリカやヨーロッパでは、ドラッグストアなどでも買うことができ、家庭でも日常的に使われているのだとか。
さまざまにアレンジして使えるハーブチンキの作り方をマスターして、あなたの暮らしにも、取り入れてみてくださいね。

「ハーブチンキ」とはハーブの濃縮エキスのこと

ハーブをウオツカやホワイトリカーなどの無臭蒸溜アルコール液に浸し、特徴成分を抽出したものをハーブチンキと呼びます。
お湯や水では抽出できない脂溶性の成分もアルコールには溶け出すため、ハーブのチカラを一度に効率よく取り入れることができるのは大きな魅力です。

それではさっそく、ハーブチンキ作りに挑戦しましょう!

今回は「ジャーマンカモミール」のドライハーブ(ハーブティー用のもの)を使ったレシピをご紹介します。

作り方

【材料】
・ドライハーブ(ジャーマンカモミール)…約10g
・40度のウオツカ(または35度のホワイトリカー)…約100ml

【用具】
漬け込み用のガラス容器(200ml程度)、保存用の遮光ガラス容器、計量カップまたはビーカー、茶こし、日付ラベル(2枚)

1.熱湯消毒した漬け込み用のガラス容器にドライハーブを入れ、ウオツカを注ぎ入れます。 2.ガラス容器のふたを閉め、ドライハーブがウオツカによく浸るように振ります。
日付ラベルを貼って、冷暗所で約2週間保管します。
成分がしっかり溶出されるよう、1日に1~2回程度容器を振りましょう。 3.2のドライハーブを茶こしで濾し、保存容器に入れ替えれば完成です。
日付ラベルを貼り冷暗所で保管してください。

※アルコールを使用しているため、容器のふたをしっかりと閉め、子どもの誤飲や火気には十分注意して保管してください。

内用・外用どちらでもOK! いろいろ使えてコスパも◎

  アルコールの殺菌作用があるため、ハーブチンキは冷暗所で1年ほど保存できます。
薄めて飲むことはもちろん、お肌のお手入れなどにも使えます。
先ほどご紹介した「ジャーマンカモミール」のハーブチンキはりんごに似た甘く素朴な香りも楽しめて、アレンジも自由自在。おすすめの使い方をご紹介しますので、ぜひお試しください。

おすすめの使い方① 薄めて飲んでインナーケア!

あたためたミルクやお湯にハーブチンキを数滴(1~3mlほど)垂らして混ぜるだけ。
ほのかに甘いカモミールの香りが漂い、リラックスした気持ちに導いてくれるので、おやすみ前にもピッタリです。

※妊娠中の方やお子様、お酒が苦手な方は、混ぜた後から電子レンジで温めるなど、アルコール分をしっかり蒸発させてからお飲みください。
※飲用時にアルコール分が残る場合がありますので、運転中および運転をされる前にはお飲みにならないようご注意ください。

おすすめの使い方② 洗面器に垂らして手浴や足湯を!

冷えが気になる時は、手浴や足湯でポカポカに。
お風呂よりも少し熱めのお湯を洗面器に張り、ハーブチンキを数滴垂らします。
手や足を10~15分ほど浸しながら、湯気とともに立ちのぼるハーブの香りを浴びるように楽しみましょう。

手作りコスメや湿布剤にアレンジできるもの、うがいの際に使えるもの、お掃除に役立つものなど、漬け込むハーブによってハーブチンキはあらゆることに活用できます。
基本をマスターしたら、さまざまなハーブを使ってアレンジしてみましょう。

芳醇な香りのローズ、寒さと乾燥のシーズンに頼りになるエキナセアなど、ハーブのチカラが凝縮されたハーブチンキは、あなたの暮らしを力強くサポートしてくれるはずですよ!
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ちょこっとテクニック