季節の変わり目によるプチ不調や、乾燥、冷えに悩まされるこの時期。
これから訪れる本格的な寒さに負けないためにも、ハーブのチカラでカラダとココロを穏やかに整えておきたいものですね。
今回は、この季節におすすめの2つのハーブをピックアップ。
手軽に美味しく生活に取り入れる方法をご紹介いたします。
冬の元気をサポートする2大ハーブ
寒さに負けないカラダづくりをサポートしてくれるのが、「エルダーフラワー」と「リコリス」という2つのハーブ。ヨーロッパでは、冬に向かうにつれて需要が高まる、とてもポピュラーなハーブです。
ハーブティーに使われるのは花と実「エルダーフラワー」
エルダーフラワーは、ヨーロッパ原産の落葉低木に咲く花で、和名は西洋ニワトコ。乳白色の小さな花はとても可憐で、イギリスでは庭先でよく育てられているのだとか。
マスカットのような香りも魅力です。
ヨーロッパでは数百年前から万能ハーブとして人々に親しまれ、花を煎じたティーは、季節の変わり目のグズグズやムズムズに役立ちます。
使用部位は根っこ! 天然の甘味料「リコリス」
リコリスは、和名で「甘草」と呼ばれるハーブ。マメ科の多年草で、初夏になると薄紫色の美しい花をつけます。
学名にギリシャ語で「甘い根」を意味する Glycyrrhiza が使われており、根から抽出されたエキスは砂糖の50倍もの甘さ。
のど飴に配合されているのをよく見かけますよね。
空気の乾燥などでイガイガが気になる時期や、美声を保ちたい時に活躍するハーブです。
「ハーブコーディアル」で美味しく取り入れる
今回は、「エルダーフラワー」と「リコリス」を使ったハーブコーディアルを作ってみましょう。
ハーブコーディアルとは、ハーブや果実を原料に、保存のために砂糖や酸を加えたノンアルコールシロップのこと。
ハーブのパワーを存分に取り入れられる、甘くて美味しいシロップです。
『英国版おふくろの味! 巷で話題のハーブコーディアル』でもご紹介したつくり方を、もう一度おさらいしましょう!
「エルダーフラワー」と「リコリス」のコーディアルのつくりかた
【準備するもの】
・ ドライハーブ (エルダーフラワー …15g、 リコリス … 15g)
・ ブラウンシュガー … 250g
・ 水 … 400cc
・ レモン汁 … 大さじ1
【用具】
・ 鍋 ・計量カップ ・ろうと ・スプーン ・茶こし ・保存瓶(0.5L)
1
鍋に水を沸騰させ、火を消してからドライハーブ(エルダーフラワーとリコリス)を入れ、蓋をして5分蒸らす。
2
茶こしを使ってハーブを濾し、再び鍋に戻す。
3
ブラウンシュガーとレモン汁を加えたら火にかけ、よく溶かす。
4
冷めたら保存瓶に移して冷蔵庫で保管する。(消費期限は約1週間)
お湯割りでポカポカ! コーディアルのホットアレンジ
肌寒い季節は、カラダをあたためるお湯割りがおすすめ。大さじ1程度のコーディアルをカップに入れ、お湯(200cc)を注ぐだけ。
湯気とともにエルダーフラワーの優しい香りがふわっと広がり、ほっこりリラックスできます。
冬の元気を優しくサポートする「エルダーフラワー」と「リコリス」。
保存がきくハーブコーディアルなら、すぐに使えてとっても便利。
希釈してさまざまなドリンクにアレンジしたり、お菓子づくりに活用したり、楽しみながら、寒さや乾燥に負けない健やかなカラダを目指しましょう!



ハーブ界の万能選手、エルダーをご存じでしょうか。
エルダーは魔除けの木として、庭先に植えたり生垣になっていたりする一方で、エルダーを切ると木に宿る精霊の怒りに触れ、仕返しをされるという伝説もあり、古いお屋敷には切れずに、大きく育ったエルダーがよく見られるとか。
古くは、根や幹は下剤として、葉は軟膏として、すべての部位が生活に活用されていました。
現代では主に、花と実が有名ですが、特にハーブティーなどとして飲む際には花が活用されます。
近年、日本でもエルダーのコーディアルは、知られるようになってきました。
コーディアルは、お水やお湯で5倍くらいに希釈して飲むほか、炭酸水や白ワインで割ったり、ヨーグルトなどにかけても美味しく召し上がれます。![[限定]柚子しょうが茶(茶葉 / 50g(約10杯分))](/img/simpleblog/233/goods/4412477-11_cae4bf1333bf4cdf848a8ac59bdea061.jpg)


![[限定]柚子しょうがシロップ(内容量 / 120g)](/img/simpleblog/233/goods/e173010-01_f18db3921d234d66bb71cbafdaa6bd6a.jpg)
ハーブの成分を凝縮したイギリス発のドリンク「ハーブコーディアル」。
コーディアルに使われるハーブは、お悩みや味の好みに合わせてさまざまですが、エルダーフラワーやローズヒップ、ネトル、ジンジャーなどが代表格。
【材料】
鍋に水を入れ沸騰させ、火を消してからドライハーブを入れ、蓋をして5分間蒸らします。
茶こしを使ってハーブを濾し、ふたたび鍋に戻します。
ブラウンシュガーとレモン汁を加えたら火にかけ、よく溶かします。
冷めたら保存瓶に移して冷蔵庫で保管します。消費期限は約1週間です。
炭酸水で割れば、ハーブ香る爽やかなドリンクに。
イギリス発祥の「ハーブコーディアル」を、ご存知でしょうか。ハーブコーディアルとは、ハーブの成分を凝縮したドリンクのこと。
コーディアルの原型は、ハーブをアルコールに漬けて成分を抽出し、健康維持に利用したものでした。
一方、ハーブをアルコールに漬けたものは、お酒のジャンルで「リキュール」として進化を続けました。
ハーブコーディアルには、ハーブのチカラがたっぷり濃縮されているので、栄養価は抜群。