2020.10.13

英国版おふくろの味! 巷で話題のハーブコーディアル ~歴史編~

ページを共有する
閉じる
ページを共有
ページリンクをコピー
イギリス発祥の「ハーブコーディアル」を、ご存知でしょうか。ハーブコーディアルとは、ハーブの成分を凝縮したドリンクのこと。
濃厚なハーブシロップを、炭酸水やミネラルウォーターで希釈して飲みます。
お料理やスイーツのアクセントにもなり、ハーブのチカラを手軽に摂りいれられる点が魅力です。
人工のフレーバーに頼ることなく、自然の香りと風味が活きた味わいは格別!
最近では雑誌などで紹介されることも増えて、日本でもちょっとしたブームになっているようです。

わたしたちの暮らしにも、ぜひ取り入れたいハーブ習慣ですね。そこで今回はその歴史や背景をご紹介します。

きれいと元気をサポート! ハーブコーディアルの魅力

コーディアルの原型は、ハーブをアルコールに漬けて成分を抽出し、健康維持に利用したものでした。
長い歴史の中でさまざまに変化し、いつからか、ハーブや果実を原料とし、保存のために砂糖や酸を加えたノンアルコールシロップの形となっていきました。

イギリスのお母さんたちが「せっかく健康に役立てられるなら、子どもたちにも飲みやすいように」と考えたのでしょうか。
愛情のこもった〈おふくろの味〉として、受け継がれています。

リキュールをコーディアルと呼ぶことも

一方、ハーブをアルコールに漬けたものは、お酒のジャンルで「リキュール」として進化を続けました。
そのせいか、イギリスでは、コーディアルと言えば「リキュール」のことを指す場合もあるそうです。

ハーブのチカラをたっぷり濃縮

ハーブコーディアルには、ハーブのチカラがたっぷり濃縮されているので、栄養価は抜群。
保存性もあり、希釈して、少しずつ飲める手軽さが魅力です。
甘味と酸味がプラスされているので、ハーブティー特有の香りや味わいが苦手な人も、これなら飲みやすいですね。

毎日の食生活をおいしく健やかにサポートしてくれる英国版おふくろの味、ハーブコーディアル。
自宅のキッチンでも案外簡単につくることができます。
さっそくチャレンジしてみませんか?

次回は、自家製コーディアルの作り方〈レシピ編〉をご紹介します。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
ページを共有する
ちょこっとテクニック