2026.05.01

菖蒲湯のはじまりとは? ルーツを知って端午の節句を楽しもう

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端午の節句と菖蒲湯のイメージ

5月5日は端午の節句。端午の節句といえば、菖蒲湯(しょうぶゆ)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
年に一度親しまれてきたこの日本ならではのハーブバスには、どのような由来があるのでしょう。

そもそも端午の節句とは?

端午の節句のイメージ

端午の節句は、男の子のお祝い、あるいは「こどもの日」として広く知られていますが、もともとは季節の節目を祝う行事のひとつです。
日本では古くから、奇数が重なる日を縁起のよい日として大切にする風習があり、3月3日の上巳の節句(桃の節句)や、7月7日の七夕なども、節句として親しまれてきました。

なかでも端午の節句は、別名「菖蒲の節句」とも呼ばれます。
これは、菖蒲(しょうぶ)と尚武(しょうぶ/武をたっとぶ)が同じ音であることにちなみ、武を重んじる節日として広まったことが背景にあるといわれています。
そうした流れの中で、のちに男の子の成長を祝う行事として定着していったと考えられています。

なぜ菖蒲をお風呂に入れるのか

菖蒲湯のイメージ

現在ではお風呂に菖蒲を入れる風習として親しまれている端午の節句ですが、もともとは香りのある植物を飾ったり、身近に取り入れたりして、季節の節目を清々しく過ごすための行事だったといわれています。
菖蒲もそのひとつとして用いられ、日本の暮らしの中に受け継がれてきました。

少し話はそれますが、古くは『枕草子』にも「薬玉」が登場します。
これは、菖蒲などの植物を袋や彩りのよい糸でつくった玉に詰めたもので、季節のしつらえや贈り物として楽しまれていたそうです。
ちなみに、これが「くす玉」の原型ともいわれています。

菖蒲の特徴

菖蒲のイメージ

菖蒲の魅力のひとつは、すっと立ちのぼる印象的な香りです。
端午の節句に菖蒲が用いられてきた背景には、こうした香りや佇まいが、季節の節目のしつらえとして親しまれてきたこともあるのかもしれません。

そういえば、西洋にも、香りを楽しむアイテムとして知られる「ポマンダー」があります。
日本のくす玉と西洋のポマンダー。
由来や形は異なりますが、香りを暮らしに取り入れるという点では、どこか通じるものがあるように感じられます。

香りを楽しむ読みもの

「〈香りの魔除け〉フルーツポマンダーをつくろう」もあわせてどうぞ

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菖蒲湯とご一緒にいかがですか

菖蒲湯とくつろぎのバスタイムのイメージ

端午の節句には、やはり菖蒲湯を楽しみたくなるもの。
そんなひとときに、エッセンシャルオイルを少し加えて、和と洋それぞれの香りを楽しむバスタイムにしてみるのも素敵です。
凛とした印象の菖蒲に、ラベンダーのやわらかな香りや、フランキンセンスの落ち着いた香りを合わせれば、心地よいバスタイムを演出してくれそうです。

※5ml程度の無水エタノールに精油1~5滴を混ぜ、自然塩やバスソルトに馴染ませてからすぐに浴槽に入れると、お湯と混ざりやすくなります。

ハーブティーのイメージ

また、お風呂あがりには、湯上がりのひとときを楽しむ一杯としてハーブティーを取り入れてみるのもおすすめです。
バードックやジンジャー、ネトル、クリーバーズなど、風味に個性のあるハーブを選べば、季節の行事に寄り添うティータイムを楽しめます。

人の歴史に植物あり。 ハーブというと少し敷居が高く感じられることもありますが、日本にもこうして植物を暮らしに取り入れてきた習慣が数多くあります。
これを機に、日本のハーブの魅力をあらためて見つめてみてはいかがでしょうか。

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