ココロとカラダをゆるめる
リラックスのハーブ
「リンデン」の物語
頑張りすぎた季節の合間に。
穏やかな時間を過ごしたいときに寄り添う
リンデンをご紹介します。
仕事に趣味にレジャーにと、思わず張り切ってしまいますね。
でも、いつもエンジン全開で走り続けていると、
ココロもカラダも、知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでしまうことがあります。
「少し飛ばしすぎたかな」と感じたら、
ハーブティーでひと息入れて、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
今回は、やさしい香りでくつろぎの時間を演出してくれる、リラックスのハーブ「リンデン」をご紹介します。
平和を象徴する菩提樹
リンデンは、和名をセイヨウボダイジュというシナノキ科の樹木です。
ヨーロッパでは街路樹や公園の木としても親しまれており、
大きなものでは樹高30~40mにもなるといわれています。
初夏から夏にかけて咲くクリーム色の花は、甘くやさしい香りが特徴です。
その香りに誘われるように、鳥や蜂が集まる様子も見られます。
HERB PROFILE
和名:セイヨウボダイジュ
英名:Linden
科名:シナノキ科
利用部位:花、葉、樹皮、木部など
主な用途:ハーブティー、蜂蜜、木工品など
あらゆる部位が活躍する
「千の用途をもつ木」
リンデンの葉はハートのような形をしており、
表裏を柔らかな繊毛に覆われています。
まるで薄いベールをかけたような、やさしい風合いが魅力です。
リンデンの葉や花が健康維持を意識したハーブとして利用されるようになったのは、
18世紀以降といわれています。
それ以前には、樹皮なども暮らしの中で活用されてきました。
また、リンデンの木部は白くなめらかな質感を持つことから、 繊細な表現が求められる彫刻作品や、 ピアノ、オルガンなどの楽器の材料にも使われてきました。
THE TREE OF A THOUSAND USES
葉や花はハーブティーに。花から採れる蜂蜜は、香り高い蜂蜜として。
木部は彫刻や楽器の材料として。
暮らしのさまざまな場面で活用されてきたことから、 リンデンはヨーロッパで「千の用途をもつ木」と呼ばれてきました。
「ナイトティー」とも呼ばれるリラックスのハーブ
リンデンのハーブティーは、フランスでは
「Tilleul(ティユール)」と呼ばれています。
やさしい花の香りと穏やかな味わいから、
食後や就寝前など、ゆったりと過ごしたい時間に親しまれてきました。
また「ナイトティー」や「ベビーティー」と呼ばれることもあり、 ヨーロッパではくつろぎの時間に親しまれてきました。
「頑張る時間のあいだに、休む時間を。」
大きな木陰でひと休みするように、 リンデンのやさしい香りは、 慌ただしい毎日に穏やかな余白を与えてくれます。
忙しい日々のなかで、ほんの少し立ち止まり、 自分をいたわる時間を思い出させてくれるハーブです。
爽やかな季節は、つい予定を詰め込んで、いつもより少し頑張りすぎてしまうもの。
そんなときは、リンデンのやさしい香りに包まれながら、ゆっくりと深呼吸する時間をつくってみませんか?
大きな木が静かに枝葉を広げるように、リンデンとともに、ココロとカラダをいたわる穏やかなティータイムを楽しんでみてください。

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