2024.11.29

ハーブのチカラを閉じ込めた美容液「インフューズドオイル」って何?

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美容アイテムとして根強いファンの多い植物オイル。
植物のチカラを、ありのままでスキンケアに使う植物オイルは、合成のスキンケアとはひと味違う、頼もしさや心地よさを持っています。
アロマセラピーでは「キャリアオイル」という名前でお馴染みの名脇役ですが、この名脇役をちょっとした工夫で、スター級の主役にする方法をご紹介します。

キャリアオイル(植物オイル)とは?

エッセンシャルオイルを肌に塗布して使う際に、希釈するためのベースオイルとして使われる植物性の油がキャリアオイルです。
ベースオイルと言いながら、このオイル自体が持つはたらきも見過ごせない魅力的なもの。
オリーブオイルやホホバオイル、ローズヒップオイルなどが有名です。

植物オイル+ハーブ=インフューズドオイル

それだけでもパワフルな植物オイルですが、さらにハーブを漬け込むことで、インフューズドオイル(浸出油)と呼ばれるオイルに変身。
ハーブティーでは水溶性成分(ビタミンやミネラルなど)しか抽出されませんが、インフューズドオイルなら、ハーブの脂溶性成分(ビタミンA、D、E、Kや精油成分など)を抽出することができます。
ハーブティーと一緒に楽しめば、ハーブのチカラを最大限に得ることができます。

カモミールのインフューズドオイル

中でもポピュラーなのが、カモミールのインフューズドオイルです。
カモミールは保湿力に優れており、肌荒れや乾燥対策のスキンケアとして用いると、そのパワフルさに驚かされます。
特に手荒れ、ひび割れなどのハンドケアに最適です。

インフューズドオイルの作り方

今回は、ジャーマンカモミールを使用したレシピをご紹介します。
その他、ラベンダーやセントジョンズワート、パッションフラワーなどは、スキンケアや痛みを緩和する働きの他に、ストレスや不安を和らげる働きもあり、使い勝手の良いオイルです。

[材料]
・ジャーマンカモミール(ドライハーブ) 5~10g
・ホホバオイル 80ml


[作り方]
1. 広口の保存瓶に、ジャーマンカモミールをいれ、ハーブが浸るようにホホバオイルを注いで、しっかりとフタをしめて保存します。(日付ラベルを貼るとよいでしょう)

2. 1日1回ビンを振り、成分を抽出しやすくしながら、2週間つけこみます。

3. 保存瓶の中身をガーゼなどで濾し、保存用のビンに移したらできあがりです。
約3ヶ月程度が使用期限となるので、再度、期限を書いた日付ラベルを貼っておくとよいでしょう。


ポイント
・オイルは空気に触れると酸化してしまうので、保存瓶いっぱいにハーブを入れて、なるべくオイルが空気に触れないようにしましょう。

・少量をつくる際は、保存瓶の8分目位までハーブを入れて、そこにオイルを足してください。
きっちり計量しなくても、目分量で問題ありません。

・オイルもハーブも、お好みのものでOKです!
食用のオリーブオイルにハーブをつければ、調味料として使用できます。



植物の成分が凝縮されている分、お肌のタイプによっては刺激になってしまうこともあるので、パッチテストをしてから使うのが安心です。
一度実感してしまうと手放せないこの素晴らしさを、ぜひ実感してみてください。
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