2021.10.29

11月のおすすめハーブ「ジンジャー」

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日に日に寒さが増し、ぬくもりが恋しくなる季節。
温かいハーブティーや鍋などでカラダを芯から温めて、着膨れせずに外出を楽しみたいものですね。

そこで今回は、冷え切ったココロとカラダをスパイシーな風味で温めてくれる、東洋発のハーブ「ジンジャー」をご紹介します。

紀元前から重宝されてきた歴史のあるハーブ

ジンジャー=しょうが(生姜)は何世紀にもわたり、人々の生活に役立てられてきた植物のひとつです。
インドや中国・東南アジアが原産とされ、その歴史は紀元前に遡ります。
ジンジャーは、古代ギリシャやローマを経て、ヨーロッパに伝えられたのは10世紀以降といわれており、当時から薬草として活用されていました。

船酔いにも効果あり!?

日本では古くから、しょうがのおろし汁を入れた温かいくず湯や、蜂蜜を入れたしょうが湯などが、寒い冬にカラダを温める飲み物として親しまれてきました。
一方、中国では、船乗り達が船酔いの吐き気止めに、しょうがの根をくわえていたと伝えられ、今でも海外のクルーズ船内には、酔い止めのジンジャータブレットが常備されています。

弾けるようなスパイシーな香りは、冷え切ったココロを温めてくれるといわれ、アロマテラピーでは元気をなくしたココロに刺激を与え、感覚を鋭敏にしたい時に使われます。

生しょうがと乾燥しょうがで異なる効能

実は、生のしょうがと乾燥しょうがでは、カラダへの働きかけが異なります。
生のしょうがは、末端をすばやく温めますが、その分、深部の熱が奪われるので、カラダの芯が冷えます。

一方の乾燥しょうがは、加熱による成分変化(ジンゲロール→ショウガオール)で、深部にも熱を作り出して、全身を芯から温めることができます。
乾燥しょうがをブレンドしたハーブティーは、温活にぴったりと言えますね。

ジンジャーのピリリとした風味が、やがて訪れる厳しい季節に備えて、ココロとカラダにパワーをチャージしてくれるでしょう。
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