2024.03.22

カラダも陽気に♪ 春のハーブなお手入れ

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春は寒暖差やストレスからココロとカラダのバランスが乱れ、なんとなく調子が悪いと感じることが多くなります。
さらに、日照時間が長くなることで、紫外線量も増加。
陽気な気候を晴れやかに楽しむためにも、春に向けたカラダづくりをはじめましょう!

春の紫外線量は、冬の時期の3倍!

b170220_uv 春一番にも代表されるように風の強い時期。
花粉やほこり、紫外線などの刺激もあり、お肌のトラブルも気になりますよね。
中でも春の紫外線量は、冬の時期の3倍とも言われています。
油断しがちな紫外線対策は、外からのケアだけでなく、内からのケアもお忘れなく。 b170220_beauty フェイシャルトリートメントには、キャリアオイルのローズヒップに、エッセンシャルオイルのローズとゼラニウムのブレンドがおすすめ。
ワントーンアップし透明感のあるたまご肌へ導いてくれます。
他にもエッセンシャルオイルをラベンダーに変えても◎

ハーブティーでは、ビタミンCの宝庫・ローズヒップや、天然のアルブチンを含むヒース、粘膜質を豊富に含むブルーマロウ、紫外線トラブルをケアするカモミールなどがおすすめです。

春の食材には、ちょっぴりの苦味

菜の花やふきのとう、小松菜、かぶ、たけのこ、ふき、わらびなど、春の食材には、ちょっぴり苦味のあるものが多いですよね。
この苦味〈植物性アルカロイド〉には、カラダをサビさせない働きや紫外線対策、要らないモノを出す働きなど、すぐれたチカラを秘めています。 ハーブでは、ダンディライオン(たんぽぽ)やミルクシスルなどが、春のハーブです。
苦味成分が含まれ、二日酔い防止や要らないモノの排出を促してくれます。
旬の食材は栄養価も高く、冬の厳しい寒さを耐え抜いただけに、生命力にあふれています。
苦味でカラダを目覚めさせ、冬に溜め込んだ要らないモノをすっきりさせましょう。

気持ちのいい春を過ごすために

中医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』には「この季節には少し早起きし、楽な格好で外に出てゆったりと歩き、春に芽生えた万物と同じように、心身ともに活き活きと活動的な気持ちで過ごすと良い」とされています。

暖かくなり草花が芽吹くこの季節は、ウォーキングにも最適です。
春の息吹を感じつつ明るい景色を眺めながらカラダを動かし、心身ともにのびのび過ごしましょう!
そして水分補給にはミネラル豊富なハーブティーを、どうぞお忘れなく。
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2024.03.18

春の気候がもたらす時差ぼけ? 上昇アロマでアンバランスな心身をケア

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季節はまさに三寒四温。ぽかぽか陽気が増えてきたと思えば、次の日には冬へ逆戻り。
春への期待感が高まる一方で、まだまだ油断ならない、季節〈冬〉と季節〈春〉の間の、不思議な気候がしばらくは続きます。

旅行もしていないのに、時差ぼけ?

春の陽気に浮かれる一方で、ふと気づくと眠りが浅かったり、いつも以上にイライラしてしまったりしていませんか? もし何か違和感があれば、その信号は見逃さないで!

春は、気温の上下もさることながら、低気圧と高気圧が交互に通過して、気圧も大きく変化します。
結果的に、カラダはまるで時差ぼけのような状態に。
別にしんどいと思っていないのに動けないのは、このせいかもしれません。

アンバランスな自律神経

メディアに出てくる自律神経という言葉は、ココロの問題のようなイメージがありますが、本来は心身のコントロール機能全体を指します。
とても繊細で精密なこのコントロール機能は、様々な情報を受けてカラダを勝手にコントロールしようとします。

だから、寒暖差や生活環境などの変化に合わせて、カラダをコントロールしようとするのですが、毎日の変化が大きすぎるとそれが追いつかなかったり、自律神経自体が疲弊してしまい、コントロール機能が弱まります。
そして結果的に、なんとなく心身がズレを起こした状態になるのです。

自律神経の調整には香りが効果的

繊細な自律神経に対してのケアは、お薬のような極端な作用のものより、自然療法のような緩やかなケアが向いています。
少しずつ調整していくということですね。

特に、アロマセラピーでは嗅覚が主役となりますが、嗅覚は五感の中で、最も直接的に脳へ情報を送ります。

自律神経へ指令を出すのは脳なので、香りを使って自律神経をコントロールするのは、とても理にかなっている方法。
毎日の状態に合った香りで芳香浴をするだけで、心身のズレを未然に防ぐことができます。

春に役立つ「上昇アロマ」

中でも、少しぐったりとしてしまう季節には、少しアッパーな上昇系アロマがおすすめです。
アロマセラピーというと、リラックス=落ち着ける印象がありますが、スイッチオンのルーティンとして、活力をもたらす香りを用いれば、自然とだるさは和らいでいくでしょう。 目覚ましにはローズマリー、日中のだるさにはレモンの香りもおすすめです。
気分が上がらない時には、ジャスミンの香りもいいですね。
あまり乗り気でない、落ち込んでしまうような気分には、もう少しやさしく押し上げる、オレンジやマジョラムが向いているでしょう。 夜のリラックスタイムには、これと逆の作用を示すラベンダーやベルガモットなどを使って、スイッチのON/OFFを使い分ければ、より効果的です。

何かを始めたり、始めたくなる春への期待感。
ちょっと活動的になるだけで、毎日の景色が素晴らしいものに変化するかもしれません。
なんだかやる気スイッチが入らない、とモヤモヤしている方は、ぜひ試してみてくださいね。
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2024.03.06

アレンジ自在の「ハーブチンキ」を作ろう

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ハーブを効率よく取り入れる手段のひとつ「ハーブチンキ」。
わたしたち日本人にはあまり馴染みのないものですが、アメリカやヨーロッパでは、ドラッグストアなどでも買うことができ、家庭でも日常的に使われているのだとか。
さまざまにアレンジして使えるハーブチンキの作り方をマスターして、あなたの暮らしにも、取り入れてみてくださいね。

「ハーブチンキ」とはハーブの濃縮エキスのこと

ハーブをウオツカやホワイトリカーなどの無臭蒸溜アルコール液に浸し、特徴成分を抽出したものをハーブチンキと呼びます。
お湯や水では抽出できない脂溶性の成分もアルコールには溶け出すため、ハーブのチカラを一度に効率よく取り入れることができるのは大きな魅力です。

それではさっそく、ハーブチンキ作りに挑戦しましょう!

今回は「ジャーマンカモミール」のドライハーブ(ハーブティー用のもの)を使ったレシピをご紹介します。

作り方

【材料】
・ドライハーブ(ジャーマンカモミール)…約10g
・40度のウオツカ(または35度のホワイトリカー)…約100ml

【用具】
漬け込み用のガラス容器(200ml程度)、保存用の遮光ガラス容器、計量カップまたはビーカー、茶こし、日付ラベル(2枚)

1.熱湯消毒した漬け込み用のガラス容器にドライハーブを入れ、ウオツカを注ぎ入れます。 2.ガラス容器のふたを閉め、ドライハーブがウオツカによく浸るように振ります。
日付ラベルを貼って、冷暗所で約2週間保管します。
成分がしっかり溶出されるよう、1日に1~2回程度容器を振りましょう。 3.2のドライハーブを茶こしで濾し、保存容器に入れ替えれば完成です。
日付ラベルを貼り冷暗所で保管してください。

※アルコールを使用しているため、容器のふたをしっかりと閉め、子どもの誤飲や火気には十分注意して保管してください。

内用・外用どちらでもOK! いろいろ使えてコスパも◎

  アルコールの殺菌作用があるため、ハーブチンキは冷暗所で1年ほど保存できます。
薄めて飲むことはもちろん、お肌のお手入れなどにも使えます。
先ほどご紹介した「ジャーマンカモミール」のハーブチンキはりんごに似た甘く素朴な香りも楽しめて、アレンジも自由自在。おすすめの使い方をご紹介しますので、ぜひお試しください。

おすすめの使い方① 薄めて飲んでインナーケア!

あたためたミルクやお湯にハーブチンキを数滴(1~3mlほど)垂らして混ぜるだけ。
ほのかに甘いカモミールの香りが漂い、リラックスした気持ちに導いてくれるので、おやすみ前にもピッタリです。

※妊娠中の方やお子様、お酒が苦手な方は、混ぜた後から電子レンジで温めるなど、アルコール分をしっかり蒸発させてからお飲みください。
※飲用時にアルコール分が残る場合がありますので、運転中および運転をされる前にはお飲みにならないようご注意ください。

おすすめの使い方② 洗面器に垂らして手浴や足湯を!

冷えが気になる時は、手浴や足湯でポカポカに。
お風呂よりも少し熱めのお湯を洗面器に張り、ハーブチンキを数滴垂らします。
手や足を10~15分ほど浸しながら、湯気とともに立ちのぼるハーブの香りを浴びるように楽しみましょう。

手作りコスメや湿布剤にアレンジできるもの、うがいの際に使えるもの、お掃除に役立つものなど、漬け込むハーブによってハーブチンキはあらゆることに活用できます。
基本をマスターしたら、さまざまなハーブを使ってアレンジしてみましょう。

芳醇な香りのローズ、寒さと乾燥のシーズンに頼りになるエキナセアなど、ハーブのチカラが凝縮されたハーブチンキは、あなたの暮らしを力強くサポートしてくれるはずですよ!
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2024.02.28

ローズ&ユーカリで花粉シーズンを乗り越えよう

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春がやってくるのは嬉しいけれど、鼻のムズムズや目のショボショボが気になり始めている人も多いのではないでしょうか?

薬は即効性があるため辛いときには頼りになりますが、飲み続けるとなると副作用など少し気になってしまいますよね。

そんな花粉シーズン直前の今回は、辛い時期にとっても頼りになる2大ハーブにフォーカス。
2つの頼れるハーブを上手に取り入れながら、花粉ダメージをやさしくケアする方法をご紹介します。

ひんやり心地よい!「ローズの冷湿布」でショボショボ対策

花粉シーズンのお助けハーブと言えば、爽やかな香りやスーッとした清涼感のあるものと思われがちですが、じつは「香りの女王」でおなじみのローズも、この時期とっても役に立ちます。
ここでは、春の不調をサポートするローズの魅力と、ローズのドライハーブを使った簡単ケアをご紹介します。

春のショボショボになぜローズ?
女性の美をサポートするローズは、化粧品やフレグランスの原料としてもよく使われますが、ローズをお湯で抽出した抽出液には、収れん作用や熱を取り去る作用があります。
タオルやガーゼを浸して作る冷湿布を目もとにのせれば、ショボショボがスーッと引いてラクになりますよ。

「ローズの冷湿布」のつくり方

1)大きめのお茶・だしパックに詰めたドライハーブ(5~10g)を、鍋で沸騰させたお湯(500ml)に入れて、10分程度蒸らして成分を抽出します。 2)抽出した液をボウルに移して常温に冷ましたら、薄手のタオルを浸して絞り、まぶたの上にのせましょう。これを数回繰り返します。
※タオルに着色しますので、使い捨てのガーゼやコットンなどを代用してもよいでしょう。

毎日マスクが手放せない方に、す~っと爽快!「ユーカリマスク」

ユーカリは、花粉シーズンの代表的なハーブ。
クールで澄み渡るようなスッキリとした香りは、空気を浄化したり、呼吸器をサポートしたりと、のどのイガイガや鼻の通りが気になる春先の体調管理に役立ちます。
ひとつ持っておくと安心の精油です。


【idea1】
ユーカリの精油を1滴、マスクの表側に垂らすだけ。
スッキリ通り抜けるような爽快感のある香りが、憂鬱なマスクライフを快適にしてくれますよ。


【idea2】
精油を垂らしたティッシュをマスクケースに入れておくのもおすすめ。
精油の瓶を持ち歩かなくても、旅先や外出先でふいにマスクが必要になったときに重宝します。



自然のチカラを活かした花粉対策は、内側からやさしく健やかに導かれる心地よさ。
春を辛いだけの季節にしてはもったいない!
2つのハーブを取り入れて、アクティブな春をお過ごしください。

※enherb 監修コラム「ほっとひと息 ハーブの時間」掲載記事です
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2024.02.19

春先のゆらぎをケアするハーバルライフ

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梅が見頃を迎え、春の訪れを少しずつ感じ始めるこの時季。
しかし、乾燥や寒暖差、花粉など外からの刺激が一層高まるため、普段と同じように過ごしていても何となく不安定で、いつもとは違った不調を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、そんな春先にゆらぎがちなココロときれいをケアするハーバルライフをご紹介します。

花のハーブでゆらぐきれいをケア

季節の変わり目のさまざまな外的ストレスに刺激され、不安定になっている〈ゆらぎ〉のケアには、優しくいたわってくれる花のハーブやフローラルな香りのハーブがおすすめです。
中でも、ローズやゼラニウムなどの甘い香り はバランスを整え、ゆったりと落ち着きのあるリズムを取り戻してくれます。

ローズをトッピングしてきれいをプラス

ティーで楽しむなら、リラックス系や美肌のブレンドにローズをトッピングしてみましょう。
ローズには渋みがあるため、ほんのりと心地よく、ローズの香りを感じる程度の量を入れるのがよいでしょう。
さらに、ブルーマロウを加えると潤いや味の深みが増し、茶葉の色合いも一層華やかになります。

華やかな芳香で笑顔満開に!

ゼラニウム、ローズ、ベルガモットなどの華やかな芳香は、バランスを崩して、うつむきがちな女性に笑顔を与えてくれる香り。
キャリアオイルで希釈し、入浴剤やトリートメントオイルとして使いましょう。
オイルケアが初めての方は、気軽にできるハンドトリートメントから初めてみるのもよいでしょう。


お肌など外側に現れる不調も内側からケアすることで、より根本的な改善につながります。
インナービューティーを心がけて、春先のストレスにもゆらがない、安定感のある美しさを手に入れてくださいね!
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2024.02.08

ゴホゴホ予防に! 冬のお守り、手作りアロマミストで空気を浄化しよう

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季節柄、体調を崩しやすい時期です。
前もって予定を組んでいても、当日体調不良だと家族や同僚に迷惑をかけてしまったりと、生活への影響が大きいものです。
しかし、身の回りに体調のあやしい人が増えてきても露骨に避けるのは心苦しいですよね。

そこで、外敵から身を守る、アロマを活用した予防術をご紹介します。

周りの空気を浄化するようなイメージ

マスクで空気を遮断したり、うがいをして水際で食い止めたり、ピークのシーズンには、こういったことは大変有意義です。
そこにプラス、少し楽しめる予防の方法として、アロマスプレーがあります。

エッセンシャルオイルには抗菌や殺菌、さらには抗ウイルスの作用を持ったものが多くあります。
そのチカラを利用して、自分の周りの空気をきれいにするようなイメージです。

ゴホゴホ予防に使いたい精油

まず外せないのが、ティートゥリーとユーカリです。
強力な抗菌および抗ウイルス作用を持っており、どちらもすっきりとした香りのエッセンシャルオイルです。

また、リラックスのイメージが強いラベンダーも、実は抗菌・抗ウイルスに優れています。
ティートゥリーやユーカリに少しクセを感じる場合には、ラベンダーと合わせると使いやすくなります。

他にも、爽やかな香りのペパーミントもおすすめです。

これらをディフューザーなどで香らせておくのもいいですが、持ち運べるアロマミストを作っておくと便利です。

ゴホゴホ予防に! アロマミストの作り方

【材料】
・精製水 80cc
・無水エタノール 20cc
・エッセンシャルオイル(合計10滴)
 └ ラベンダー 5滴
 └ ユーカリ 2滴
 └ ティートゥリー 3滴

【道具】
・スプレーボトル(容量100cc、瓶タイプのもの)
・計量カップ

【作り方】
① 清潔なスプレーボトルに無水エタノール、続いて精油を入れます。
② さらに精製水を入れ、キャップをします。ゆっくりと上下にひっくり返すようにして混ぜればできあがりです。

 
注意点
・無水エタノールは、肌刺激が強く、引火性もあるため、取り扱いには十分注意をしましょう。
・目や口などに入らないように使いましょう。
・このレシピでは、肌に使うのはおすすめしません。
・使用時、家具や衣類などのシミや変色に注意してください。


無水エタノールは薬局などで手に入ります。
エタノールや精油はプラスチックを溶かすので、スプレーボトルは瓶タイプのものを選びましょう。
それ以外は意外と簡単にできてしまうので、冬のお守り代わりにぜひ一度チャレンジしてみてください。
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2024.02.02

3日は節分、カラダを衣替え!? 季節の変わり目を軽やかに過ごすハーバルライフ

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2月3日(土)は季節の分かれ目を意味する「節分」。
翌日は春の始まりとされる「立春」です。
暦の上では春になりますが、三寒四温のこの時期。
暖かい時は、カラダの流れもスムーズですが、寒いときは縮こまって滞りがちに。
気候の変化は、カラダの流れにも大きく影響を与えています。

そこで今日は、冬から春へ、季節の変わり目をスムーズに過ごすためのハーバルライフをご紹介します。

芽吹きの春。カラダも衣替えの時期

春は新しい命が芽吹き、大自然が装いを新たにする季節。
そんな春の陽気が盛んになるにつれて、私たちの体内も活発になり、エネルギー消費量も増加します。
冬の間に貯えたものをいよいよ使い始めようと、カラダの衣替えが行われる時期です。

しかし、冬の不調で蓄積されてた余分なモノも、一気に溶け出してきます。
カラダの働きが悪いと浄化が追いつかず不調の原因に。
だるさやむくみなどを感じやすい人はクリーニングハーブ(ネトルやダンディライオンなど)を活用し、しっかりケアしてあげましょう。

春は寒暖差に要注意!

花咲くポカポカ陽気に誘われて、急に薄着になるのは要注意!
寒の戻りや花冷えで途端にバランスが乱れトラブルの原因に。
着るものを少しずつ減らして、ゆっくり春を迎えるようにしましょう。
上半身は薄着でも、下半身を冷やさないようにすることも大切です。

また暖かくなると、脳に送られる血液量が減って、何となく頭がぼーっとするのも春の特徴です。
ハーブやアロマを生活に取り入れ、季節対策をしましょう。

シャキッとしたい時のハーブとアロマ

仕事や勉強に集中できない、あくびがとまらない、物忘れやミスが多くなるなど、ぼーっとしてしまう時は、気だるい気分を吹き飛ばすハーブティーやアロマで、すっきりクリアになりましょう。

ハーブティーでは、ローズマリー、ギンコウ、ゴツコーラ、ペパーミント、レモングラス
アロマも同じくローズマリー、ミント、そしてハニーマートル、オレンジなどがおすすめです。 ぽかぽか気持ちの良い春も、不安定な気候でバランスが乱れ、気持ちも不安定になりがちです。
そんな時は、ハーブティーやアロマを日常に取り入れて、生活のリズムを整えるよう心掛けてくださいね。
好きな香りを嗅ぐだけでもリフレッシュでき、春を楽しく過ごせますよ!
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2024.01.31

ハーブの香りで、もやもや気分にさよなら! ~アロマバーム編~

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今年もムズムズやショボショボが気になる季節が到来。
しばらくはマスクが手放せないという方も多いのでは?
長時間マスクをつけていると、呼気がこもったりニオイが気になったり「煩わしいなあ」と感じることもありますよね。

クリアに導く爽快アロマバーム

アロマバームは植物オイルとミツロウでつくる、練り香のように塗って楽しむアロマ活用術。
子どもの頃、スーっとする香りのバームを、お母さんに塗ってもらったという人も多いのではないでしょうか。

そんなバーム、ご自宅でも手軽につくることができるんですよ!
そこで今回は「香るマスク」と併せて、ぜひ試していただきたい「アロマバーム」の作り方を、ご紹介します。

爽快感のあるユーカリの精油を混ぜてつくった手作りバームは、気分をすっきりとリフレッシュさせたい時にもおすすめです。
さっそくご紹介しましょう。

【用意するもの】
・耐熱ガラス容器(容量50ml) ・湯煎のためのボウル ・混ぜ棒 ・遮光瓶


【材料】
・ミツロウ(無精製のもの)8g ・ユーカリ精油 5滴 ・ホホバオイル 30ml

1

ミツロウとホホバオイルを湯煎にかけ、ミツロウの粒がなくなるまで、棒でかき混ぜながら良く溶かす。

2

ミツロウが溶けて液状になったら遮光瓶に移して粗熱をとり、精油を垂らし混ぜる。

3

バーム状に固まったらできあがり。
冷暗所で保管して、6ヶ月を目安に使い切りましょう。
小さな瓶に入れて持ち歩いておけば、おでかけ時にも安心ですね。
首や胸元など、香りを感じやすいところに塗れば、ムズムズやショボショボで気分が沈みがちな季節でも、きっと快適に過ごせるはずですよ。
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ライフスタイル
2024.01.29

ハーブの香りで、もやもや気分にさよなら! ~おすすめ精油編~

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今年もムズムズやショボショボが気になる季節が到来。
しばらくはマスクが手放せないという方も多いのでは?
長時間マスクをつけていると、呼気がこもったりニオイが気になったり「煩わしいなあ」と感じることもありますよね。
今回は、そんなときに役立つハーブの香り活用術をご紹介します。

爽やかですっきりとしたハーブの香りは、不快な気持ちを吹き飛ばし、気分を明るく導いてくれます。
心地よい香りを味方につければ、1日中マスクをつけていてもずっと快適。
この季節を健やかに過ごすためにも、さっそく取り入れてみましょう!

ハンカチ+精油でマスクをふんわり香り付け

マスクの不快感をやわらげたい時には、ハーブのチカラにお任せを。
ハンカチに精油を1~2滴垂らし、マスクと一緒に保管しておくだけで、マスクに精油の香りがほどよく移り、つけている間も爽やかな気分で過ごせます。

ハンカチの中にお茶パックに入れたドライハーブを詰めるのもおすすめ。
精油をたっぷり吸わせることができるので、香りが長持ちします。

おすすめの精油はこちらの2つ。
季節の変わり目のムズムズやすっきりしない気分をサポートする代表的な香りです。

ムズムズが気になる時は「ユーカリ」

クリーンでシャープな香りは、すっきりしたい時にぴったり。
気持ちの良い深呼吸をサポートしてくれます。

穏やかにリラックスしたい時は「ラベンダー」

やさしい香りは、不快な気分を和らげたい時におすすめ。
清廉な香りでマスクの中もココロも清らかに保ちましょう。

次回は、香るマスクと併せてぜひ試していただきたい「アロマバーム」の作り方を、ご紹介します。
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ライフスタイル
2024.01.24

ハーブティーの美味しい淹れ方

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こんにちは、通販担当の佐藤です。

エンハーブの店舗では、ハーブティーを試飲していただきながら、店内をみていただいたり、オーダーメイドのカウンセリングを行い、お客様だけのハーブティーを調合したものも、最後にお味見いただいてブレンドをお作りします。
そのブレンドハーブティーの魅力を存分にお伝えするために、試飲づくりにはチカラが入ります!

今回は、わたし佐藤が、店舗で店長をしていた時に、美味しくハーブティーが淹れられるように気をつけていた、ちょっとしたテクニックをご紹介します。

>> 基本の「美味しいハーブティーの淹れ方」はこちら

1. しっかり茶葉をかき混ぜてからすくう

「美味しいハーブティーの淹れ方」でもお伝えしていますが、ブレンドのハーブティーは、細かいものが底の方に溜まってしまうので、かき混ぜてからスプーンですくうようにするのは大事なポイントです。

2. お湯は全体に静かに注ぐ

茶葉全体にお湯がかかるよう静かに注ぐのがおすすめです。
注ぎ終わったらすかさずフタをして、香りを閉じ込めましょう。

3. 抽出時間を守る


自分用にハーブティーを淹れる時は、うっかり長時間フィルターをつけっぱなしな事もありますが、時間を守った方が美味しく淹れられます。
花や葉が多いブレンドは3分、根や実が多いブレンドは3~5分。
自分のベスト蒸らし時間をみつけるのも楽しいですよ。

4. フィルターをくるりくるりがポイント!

蒸らし終わったら、フィルターを出す前にくるりと2回ほど回して、茶葉を少し動かしてからフィルターを取り出します。
あまり荒々しくしてしまうと雑味が出ることがあるので、やさしく取り出しましょう。 「美味しいハーブティーの淹れ方」に載っている事はほぼ省略しましたが、合わせて試してみてくださいね。
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ちょこっとテクニック
2024.01.11

新・健康習慣!自分のためのブレンドハーブティー

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「今年こそは……!」
新年を迎えると、今までできなかったことにチャレンジしたり、生活習慣を見直してみたり、何か新しいことを始めたくなるものですよね。

今回のハーブズコラムでは、楽しく続けられる健康習慣、自分のためのブレンドハーブティーづくりをご提案します。

ハーブティーは1種類でも十分美味しくいただけますが、香りや味わいの異なるハーブをブレンドすることで、その時々の気分やコンディションにマッチしたオリジナルハーブティーを楽しむことができます。

「自分でつくる」と言っても数種類のハーブを混ぜて淹れるだけ。
思い立ったらすぐにできる手軽さも魅力です。

ハーブをブレンドするメリットとは?

ハーブには、そのひとつひとつに健やかさや美しさをサポートする働きが備わっていますが、数種類のハーブをかけ合わせると相乗作用で健康パワーがアップ!
さらに、クセが気になるハーブでも、ブレンドすることで風味がまろやかになり、飲みやすく美味しくなるというメリットもあるのです。
ハーブティーの働きはとても穏やか。毎日継続して飲み続けることで、ココロとカラダに自然のチカラがじんわりと行き渡ります。

春夏秋冬ブレンドレシピ

季節のお悩みをサポートしてくれるブレンドレシピをご紹介。
一年を通じてブレンドハーブティーを楽しめる、知っておくと役立つ基本のレシピです。
ティーカップ1杯分(200cc)のブレンドハーブティーをつくるには、ブレンドするハーブを全部で大さじ1程度になるように調節しましょう。

寒さに負けずアクティブになりたい「冬」に


芯から温めてくれるジンジャーと巡りを整えるルイボスの、冬のカラダに美味しいブレンド。 ルイボス:大さじ3/4 + ジンジャー:大さじ1/4

花粉やムズムズが気になる「春」に


メントールを含むペパーミントと、花粉シーズンのカラダをサポートするネトルを組み合わせたスーッと爽やかなブレンド。 ペパーミント:大さじ1/2 + ネトル:大さじ1/2

シャキッと元気をチャージしたい「夏」に


酸味のきいたハイビスカスと、すっきりとしたレモングラスが、夏のカラダに嬉しいブレンド。 レモングラス:大さじ3/4 + ハイビスカス:大さじ1/4

ココロも喉も潤したい「秋」に


「潤いのハーブ」との異名をもつブルーマロウと、ほっこり優しい風味で心身を穏やかに満たすカモミールをブレンド。 ブルーマロウ:大さじ1/2 + カモミール:大さじ1/2


超簡単! ブレンドハーブティーのつくり方
1)お湯を注ぐ
選んだハーブを茶こしに入れて95℃~98℃のお湯を注ぎます。

2)抽出する
カップに蓋をして3~5分蒸らし、最後に茶こしを揺らして成分を十分に抽出してできあがり。


今回ご紹介したブレンドレシピはほんの一例で、アレンジは無限大。
自分にベストなブレンドを見つけていく過程で、思いもよらない組み合わせや新しい風味を発見していくのもブレンドハーブティーの醍醐味です。
自分のペースで美味しく楽しみながら、カラダが喜ぶハーブティー生活を続けてみてくださいね。
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ちょこっとテクニック
2023.12.28

お屠蘇にならって、ハーブな健康酒をつくっちゃおう!

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お正月にお屠蘇(とそ)を飲まれる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
「邪を屠(ほふ)り、カラダを蘇らせる」といわれるお屠蘇は、今でこそ縁起ものの側面が大きいですが、よくよく中身を見てみると、大変理に適った健康酒のようです。

日本のハーブ酒、お屠蘇

お屠蘇をつくるのに欠かせない屠蘇散(とそさん)は、薬草の入ったティーバッグ。
清酒にみりんで甘味をつけたお酒に一晩つけると、あの独特の風味になります。
もともと屠蘇散は漢方薬として使われていたもの、と聞けば、あの風味にも納得が行きそうです。

もう少し中身をよく見ていくと、西洋ハーブと共通する材料もいくつか使われており、ハーブ酒と呼んでしまっても過言ではないようです。

成分をあますことなく抽出

通常ハーブティーでは、熱湯でハーブの成分を抽出しますが、アルコールを使って抽出すると、お湯よりも多くの成分を取り出すことができます。

また、一晩しっかり漬け込んだお屠蘇には、成分がたっぷりと溶け出していることでしょう。
これは、ハーブを取り入れる方法として、マネしない手はありませんね。

お屠蘇風健康酒の作り方

【材料】
● 清酒とみりんを合わせたもの 400cc
● ブレンドハーブ
★ クローブ:小さじ1
★ シナモン:小さじ1
★ カルダモン:大さじ1
★ オレンジピール:小さじ2
★ ジンジャー:小さじ2

【つくり方】
1)清酒とみりんを合わせ、お好みの甘さのベースをつくる。
2)ブレンドハーブをお茶パックへいれ、1)に浸して一晩おいたらできあがり。

いろいろなシーンで

寝る前に少量飲めばカラダをぽかぽかとさせてくれますし、食前酒として飲めば胃もたれを防げます。
口当たりも甘く、意外と現代の女子会にもぴったりなオシャレな風味なので、お家パーティーでのおもてなしにもよいかもしれません。

今回は屠蘇散にならい、スパイスをメインにした風味ですが、ローズやカモミール、またミントをいれるなどしても美味しそう。
ぜひオリジナルの健康酒にも、チャレンジしてみてくださいね。
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2023.12.21

掃除にもアロマを! 精油と重曹で身の周りすっきり

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新年を心地よく迎えるためにも年末の大掃除で、一年の汚れは根こそぎ取り除きたいですよね。
しかし、なかなかやる気にならないお掃除。
そんな時は、植物のアロマでモチベーションをアップ!
さらに、クリーンな空間づくりにも、アロマが役に立ちますよ。

そこで今回は、手づくりアロマ重曹を活用した、快適な掃除術をご紹介します。

お掃除好きには欠かせない重曹

重曹とは、炭酸水素ナトリウムのことです。
昔から生活の中で利用してきた鉱物で、弱アルカリ性の性質を使って油汚れを落としたり、消臭作用、研磨作用をお掃除や洗濯、その他さまざまなことに利用することができます。

例えば、ガス台の油汚れ、水アカで曇ったシンク、まな板の匂い、鍋やフライパンの焦げ付きなどをきれいに解消してくれるため、お掃除好きな方は、これを常備されているのではないでしょうか。

抗菌・抗ウイルス・抗真菌に精油が役立つ

植物が、外敵から自分を守る方法として備えたチカラのひとつが、抗菌・抗ウイルス・抗真菌などのチカラ。
これらは、例えば消臭や抗カビなどに役立ってくれるため、身の回りを清潔に保つためには、ぜひ精油を使いたいところ。
中でも、ユーカリやティートゥリー、ペパーミントなどは、すーっとした爽快な香りも魅力的で、空間をリフレッシュさせる作用に優れています。
フローラルな香りが好きな方は、デオドラント作用のあるラベンダーがおすすめです。

アロマ重曹の作り方


それでは早速、つくってみましょう! 【材料】
・重曹 1カップ
・ユーカリ精油 3滴

【つくり方】
1.カップ1杯の重層に精油を3滴加え、よくまぜる。
2.口に細かい穴のあいたスパイス容器やビンなどに入れ替えて、よく振ってから使用しましょう。

ユーカリでつくったこのレシピでは、洗面台やトイレの掃除、バスタブ、お風呂用品などにおすすめ。
レンジや換気扇などのキッチンまわりには、油性汚れを分解するオレンジの精油が向いています。
汚れに直接ふりかけ、湿ったスポンジなどでこすってから、きれいに拭き取ってください。

ご注意ください
・精油を直接触ると皮膚刺激になる場合があるので、重層と混ぜる際には注意してください。
・口に入るものに用いる場合には、しっかり拭き取るようにしましょう。
・掃除するものの材質や素材によって、重曹の研磨作用で傷をつけてしまったり、精油がシミになってしまう場合もあるので、注意しながら適切に使いましょう。

今年の大掃除は、アロマを活用して快適な空間を! そして新年を気持ちよくお迎えくださいね。
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ライフスタイル
2023.12.11

大切な人と一緒に楽しむハーバルライフ

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来週末はクリスマス。街にネオンやツリーなどの彩りが増えてくると、わくわくと楽しい気分になりますね。
今年は久しぶりに忘年会やクリスマスパーティーを催される方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、ハーブを活用したおもてなしやクリスマスアロマなど「大切な人と一緒に楽しむハーバルライフ」をご紹介します。

おもてなしにはハイビスカスティーを

最近では日本でも、ホームパーティーをすることが多くなっています。
足を運んでくれた方には、特別なおもてなしをしたいところです。
そこでおすすめなのが、赤いクリスマスカラーのハーブティー。

赤いハーブティーにはハイビスカスを使いますが、一般的に男性やお子様は、この酸味が苦手なよう。
そこで、クランベリーやラズベリーなどベリー系のドライフルーツをブレンドすると、まるでサングリアのようなフルーティーな風味に仕上がります。
濃い目にいれて、アルコールが苦手な方のウエルカムドリンクにも。
お好みで、はちみつの甘味を足してもよいでしょう。

華やかな香りもよし、聖なる香りもよし

香りの演出も忘れてはいけません。ハーブを使ったリースやポマンダーを作るのもよし、パーティーならローズの華やかな香りも合います。
ゼラニウムやラベンダーをブレンドすれば、甘い香りが苦手な方でも気持よく過ごせます。

聖なる香りでクリスマスを彩るなら、クリスマスと関わりが深い「没薬(ミルラ)」と「乳香(フランキンセンス)」がおすすめ。どちらも深く厳かな香りが魅力です。
シナモンとブレンドすれば、スパイシーで温もりある雰囲気に包まれます。


せっかく馴れ親しんだ欧米文化のひとつであるクリスマス。
同じく西洋からきたハーブを取り入れて、大切なひとたちの健康を願いながら、ココロもカラダも温かく過ごしてみてはいかがでしょうか。
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ライフスタイル
2023.12.05

美味しく冬に備える「手作りハーブコーディアル」

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季節の変わり目によるプチ不調や、乾燥や冷えに悩まされるこの季節。
これからやってくる本格的な寒さに負けないためにも、ハーブのチカラでカラダとココロを穏やかに整えておきたいものですね。

今回は、この季節におすすめの2つのハーブをピックアップ。
手軽に美味しく生活に取り入れる方法をご紹介いたします。

冬の元気をサポートする「エルダーフラワー」と「リコリス」

寒さに負けないカラダづくりをサポートしてくれるのが、「エルダーフラワー」と「リコリス」という2つのハーブ。
ヨーロッパでは、冬に向かうにつれ需要が高まる、とてもポピュラーなハーブです。

ハーブティーや食用として使われるのは花と実「エルダーフラワー」

エルダーフラワーは、ヨーロッパ原産の落葉低木に咲く花で、和名は西洋ニワトコ。
乳白色の小さな花はとても可憐で、イギリスでは、家の庭先でよく育てられているのだとか。マスカットのような香りも魅力です。
ヨーロッパでは、数百年前から万能ハーブとして人々に親しまれ、花を煎じたティーは、季節の変わり目のグズグズやムズムズに役立ちます。

使用部位は根っこ! 天然の甘味料「リコリス」

リコリスは、和名で「甘草」と呼ばれるハーブ。
マメ科の多年草で、初夏になると薄紫色の美しい花をつけます。
学名にギリシャ語で「甘い根」を意味するGlycyrrhizaと名づけられているとおり、根から抽出されたエキスは砂糖の50倍もの甘さ。
のど飴に配合されているのをよく見かけますよね。
空気の乾燥などでイガイガが気になる時期や美声を保ちたい時に活躍するハーブです。

「ハーブコーディアル」で美味しく取り入れる


今回は、「エルダーフラワー」と「リコリス」を使ったハーブコーディアルを作ってみましょう。
ハーブコーディアルとは、ハーブや果実を原料に、保存のために砂糖や酸を加えたノンアルコールシロップのこと。
ハーブのパワーを存分に取り入れることができる、甘くて美味しいシロップです。 『英国版おふくろの味! 巷で話題のハーブコーディアル』でもご紹介したつくり方をもう一度おさらいしておきましょう!

「エルダーフラワー」と「リコリス」のコーディアルのつくりかた


【準備するもの】
・ ドライハーブ (エルダーフラワー …15g、 リコリス … 15g)
・ ブラウンシュガー … 250g
・ 水 … 400cc
・ レモン汁 … 大さじ1

【用具】
・ 鍋 ・計量カップ ・ろうと ・スプーン ・茶こし ・保存瓶(0.5L)

1

鍋に水を沸騰させ、火を消してからドライハーブ(エルダーフラワーとリコリス)を入れ、蓋をして5分蒸らす。

2

茶こしを使ってハーブを濾し、再び鍋に戻す。

3

ブラウンシュガーとレモン汁を加えたら火にかけ、よく溶かす。

4

冷めたら保存瓶に移して冷蔵庫で保管する。(消費期限は約1週間)

お湯割りでポカポカ! コーディアルのホットアレンジ

肌寒い季節は、カラダをあたためるお湯割りがおすすめ。
大さじ1程度のコーディアルをカップに入れたら、あとはお湯(200cc)を注ぐだけ。
湯気とともにエルダーフラワーの優しい香りがふわっと広がって、ほっこりリラックスした気分に。


冬の元気を優しくサポートする「エルダーフラワー」と「リコリス」。
保存がきくハーブコーディアルなら、すぐに使えてとっても便利。
希釈してさまざまなドリンクにアレンジしたり、お菓子づくりに活用したり、楽しみながら、寒さや乾燥に負けない健やかなカラダを目指しましょう!
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ちょこっとテクニック
2023.11.30

冬のココロとカラダに嬉しい「ゆず」の魅力

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湯船にぷかぷかと浮かべたり、あたたかいお鍋にキュッと搾りかけたり。
日本の冬は、「ゆず」の出番がたくさんありますよね。
ココロがほっと和む清々しい香りと落ち着いた酸味に、「冬がやってきたな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな和ハーブを代表する「ゆず」の魅力について、たっぷりとご紹介します。

香りよし、食べてよし「ゆず」が日本人に愛される理由

あらゆる柑橘類の中でも、もっとも耐寒性に優れているといわれる「ゆず」。
寒冷地で育つことから、寒い季節を乗り切るのに役立つ、私たちにうれしい成分がたっぷり含まれているんですよ。

「ゆず」の香りに含まれるリモネンという成分には、巡りをサポートして寒さ知らずの毎日を応援してくれるという嬉しい働きも。
健康を祈って冬至の日にお風呂に「ゆず」を浮かべるのには、こうした目的があったのですね。

柑橘ならではの清々しい香りは、イライラを落ち着かせ、穏やかで和やかな気分にさせてくれます。
この優しい香りに加えて保湿効果もあることから、古くから化粧品の原料としても重宝されてきました。 続いて、食べてもうれしい「ゆず」の働きをご紹介しましょう。

まずは、果皮に美しさや健康づくりに役立つビタミンCがたっぷり含まれていること。
そして果肉や果汁には、日々を元気に導くクエン酸が多く含まれています。
果汁を搾ってお料理にかけたり、果皮を刻んで椀ものに添えたり。日本の食文化には「ゆず」が深く結びついていますね。

皮も種もまるごと使い尽くす、先人たちの知恵

果汁はもちろん、果皮や種に至るまで、幅広く役立てられてきた「ゆず」。
ここからは、古来受け継がれる活用術をご紹介します。

果皮たっぷりのこく深い調味料「ゆず味噌」

【材料】
・ゆず …… 1個
・味噌 …… 150g
・砂糖 …… 大さじ5
・みりん、酒 …… 各大さじ2

【作り方】
1.ゆず1個分の果皮をよく洗い、千切りにし、果汁を搾っておく。
2.味噌、砂糖、みりん、酒を鍋に入れ、木べらでかき混ぜながら中火で煮詰める。
3.火を止めて、1.を入れてよく混ぜ、密封瓶に入れ、冷蔵庫で保管する。

Point
ナスやこんにゃくの田楽にはもちろん、鶏肉や豚肉につけて香ばしく焼くのもおすすめです。ごはんとの相性も抜群。さまざまにアレンジしてお楽しみください。

ほっこり香ってしっかり保湿「ゆずの種ローション」

【材料】
・ゆずの種 …… 20g
・焼酎 …… 140ml

【作り方】
1.ゆずの種を瓶に入れ、1日に1回瓶を振りながら、約10日間焼酎漬けにする。
2.ゆずの香りや色が移り、少しとろみのあるテクスチャーになれば完成。種を取り出し、密封瓶に入れて、冷蔵庫で保管する。

Point
とろみの正体は、ゆずの種に含まれる「ペクチン」という成分。保湿・保水性に優れたローションに仕上がります。ボディに塗って使う場合は、そのままでもOKですが、顔に塗る場合は精製水で約3倍程度に薄めてから使いましょう。
※使用前には必ずパッチテストを行ってください。


「ゆず」は、寒い季節の肌・ココロ・カラダを応援してくれる頼もしい味方!
暮らしのさまざまなシーンで活用し、寒さに負けない元気ときれいを、目指しましょう。
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ライフスタイル
2023.11.17

ゴホンッを跳ね返したい時のハーブ3選

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季節の変わり目や体力が落ちていると思ったら、なんだか喉に違和感が…。
冷え込みが厳しくなり、乾燥する時期は、外敵を跳ね返すバリア機能が弱まります。
イガイガやゴホゴホに負けないカラダをつくるためにも、ハーブを上手に活用しましょう。

1. エキナセア

人間が本来持っている、健康を維持するチカラの発揮に役立つとして、近年注目が高まっているエキナセア。
空中に浮遊する外敵を跳ね返すチカラが期待できるので、引き始めには活用したいハーブです。

2. リコリス

著名なシンガーが、ライブ中の水分補給にリコリスティーを飲むなど、声を守る働きが有名です。
漢方で「甘草」と呼ばれるように、砂糖の50倍もの甘さがあり、のど飴にも利用されるハーブです。

3. ローズヒップ

レモンの20~40倍のビタミンCを含むと言われ、ビタミンCを消耗した時の補給に役立ちます。
他にも、リコピンやカロテンなどを含み、高い栄養価は体力の回復だけでなく、予防にも役立てることができます。



単独でも美味しく飲めるハーブですが、上から大匙《1:0.5:2》の割合でブレンドすれば、ゴホゴホのあらゆるトラブルに働きかけるハーブティーの完成です!

さらに、エルダーフラワーとシベリアンジンセンを、それぞれ《0.5》プラスすれば、カラダにこもった不要な熱や水分を排出し、ココロをも元気づけてくれるハーブティーにバージョンアップ!
ぜひお試しくださいね。
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ハーブ3選
2023.11.10

〈植物のお医者さん〉コンパニオンプランツとは?

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実りの秋。家庭菜園で育てた野菜や果実の収穫を、楽しまれている方もいらっしゃるかと思います。
一方で、これから秋植え野菜にチャレンジされる方に、ぜひ知っていただきたいのが、コンパニオンプランツ(共栄作物、共存作物)。
野菜や花と一緒に植えることで、病害虫を防いだり、生育や風味によい影響を与える植物のことを指します。

そこで今回は、一般的に相性がよいとされているハーブと植物の組み合わせを、3つご紹介します!

ローマンカモミール×タマネギ、キャベツ

「植物のお医者さん」の別名を持つカモミール。
近くに生えている植物を、健康にする働きがあるといわれるためで、タマネギやキャベツ(アブラナ科全般)などのコンパニオンプランツとして知られています。
病害虫の天敵(アブラムシやカマキリ)を呼び寄せたり、受粉に必要な昆虫(ミツバチやアブなど)を呼ぶなど、生育の助長だけでない活躍が期待されます。

ラベンダー×バラ

清々しい芳香がリラックスに最適なラベンダー。
受粉に必要な昆虫を呼ぶ一方で、この芳香が多くの害虫の忌避成分となります。
このような働きのある植物は、バンカープランツ(おとり植物、天敵温存植物)とも呼ばれます。
バラやバラ科の果樹(ラズベリーやイチゴなど)と相性がよいです。

ミント類×トマト、大根

爽快な香りで生活のあらゆるシーンで活用されるミント類。
トマトや大根(アブラナ科全般)、ブルーベリーなどと相性がよく、さまざまな害虫やネズミを遠ざけ、生育を助長します。
しかしながら、ミント類は繁殖力が旺盛なため、混植すると、肝心の植物の成長を妨げる恐れがあります。
そのため、鉢植えにしたものを、植物の近くに置くのが有効的です。


他にも、飛翔害虫を忌避する働きのあるセージや、キャベツの生育を助けるフェンネル、そしてトマトの生育を助けるレモンバーム、パセリ、バジル等など、相性のよいハーブと植物の組み合わせはたくさんあります。

家庭菜園を華やかに彩り、香りも楽しめるハーブ。
無農薬栽培の助っ人として、試してみてはいかがでしょうか。
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ハーブのトリビア
2023.11.07

木枯らしに負けないハーバルライフ

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朝晩や日ごとの寒暖差が著しく、急激に冷えるこの季節。「上着が一枚足りなかった!」という日もあるのではないでしょうか。
この寒暖差が、ココロとカラダにとって大きな負担となり、バランスは崩れがちに。
そこで今回は「木枯らしに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

リラックスして寒さを解放

寒さを感じたり緊張したとき、カラダは筋肉をこわばらせます。
逆にリラックスした状態では、手足の先まで血が巡るため、寝ている赤ちゃんのようにあたたかなカラダになります。

寒さを解放させるためにも、あくびや深呼吸、肩甲骨を上下に動かすなど、意識的にリラックスすることを心掛けましょう。

ハーブティーはそのイメージ通り、リラックスに役立つものが多くあります。
カモミールやレモンバームといったおなじみのもの以外にも、日本人に馴染みの深いジンジャーも、安心感を得られるハーブといえるかもしれません。

また、エキナセアやエルダーフラワーは、冬に負けない防衛力を高めるハーブとして知られています。
冬に体調を崩しやすい方は、この2つのハーブが「緑のくすり箱」として、大いに役立つでしょう。

柑橘の香りで活力チャージ

アロマでもリラックスに向くものは多いのですが、中でも柑橘系の香りはただリラックスするというだけでなく、同時に活力も与えてくれるのが特徴です。

寒い時期では、甘さやビターさを併せ持つマンダリンや柚子(ゆず)が特に合うでしょう。
おすすめは、天然塩とアロマを組み合わせたアロマバス。
リラックスした状態を保つためには、38~40度のぬるめのお湯に、長めに浸かるのがポイントです。

気温の変化が大きく体調にも気を使う季節ですが、あたたかなハーブティーが美味しい季節でもあります。
本格的な寒さが訪れる前にひと工夫。
縮こまらず活発に、健やかな冬を迎えましょう。
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ライフスタイル
2023.10.31

伝説の数だけ魅力がある! 庶民の薬箱、エルダーフラワーの活用法

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ハーブ界の万能選手、エルダーをご存じでしょうか。
イギリスでは生垣や道端によくみられる低木で、クリーム色の小さな花を房状にまとまって咲かせる、可愛らしく素朴な印象のハーブです。
花が終われば黒味がかった紫色の小さな実をつけ、その黒い色から学名は「nigra=黒い」という意味があります。

数々の伝説や迷信を持つハーブ

エルダーは魔除けの木として、庭先に植えたり生垣になっていたりする一方で、エルダーを切ると木に宿る精霊の怒りに触れ、仕返しをされるという伝説もあり、古いお屋敷には切れずに、大きく育ったエルダーがよく見られるとか。

他にも、魔女が好む木といわれていたり、キリスト教ではユダが首をくくった木であり、キリストの十字架になった木、と考えられているなど、エルダーに関連するエピソードの多さは、他のハーブの比ではありません。

古来から人々が実際に体感したエルダーの働きや、生活に密着して使われてきた存在感の大きさを証明しているかのようですね。

庶民の薬箱

古くは、根や幹は下剤として、葉は軟膏として、すべての部位が生活に活用されていました。
高価な薬を買えない庶民にとっては、欠かすことのできない万能ハーブだったことから「庶民の薬箱」と呼ばれていたといいます。 現代では主に、花と実が有名ですが、特にハーブティーなどとして飲む際には花が活用されます。
エルダーフラワーのハーブティーは、主に春先のグズグズなどで止まらない鼻水を和らげたり、ゴホゴホやイガイガを緩和させることに用いられます。

そして、マスカットに例えられる甘くフルーティーな香りを持っており、砂糖やレモンを加えた「コーディアル」と呼ばれるシロップとしても愛されてきました。

コーディアルをつくってみよう

近年、日本でもエルダーのコーディアルは、知られるようになってきました。
ビン詰めで販売しているものもありますが、意外と簡単につくれるので、お家でつくってみてはいかがでしょうか。
イギリスでは、生のものからつくりますが、手に入りにくい場合は、ドライハーブでつくることができます。

コーディアルは、お水やお湯で5倍くらいに希釈して飲むほか、炭酸水や白ワインで割ったり、ヨーグルトなどにかけても美味しく召し上がれます。
さらに、ミントやライムでアレンジすれば、ドイツで人気のワインカクテル「フーゴ」も楽しめます。

様々な逸話を持ち、恐れられたり頼られたりしながら、身近に育つエルダーを使ったコーディアルという伝統的な飲み物がある。
そんな文化に触れると、古くから重宝され続けているハーブであることがよくわかりますね。
ドライハーブでも十分にエルダーの働きを役立てられるので、あなたの薬箱にも加えてみませんか?
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ハーブのトリビア