• 店舗のご案内
  • オンラインショップ

enherb BLOGハーブをこよなく愛する者たちの課外活動

2017/04/26

ライフスタイル

昔はお風呂に入れなかった? ルーツを知って菖蒲湯を楽しもう

b170425_main
5月5日は端午の節句。端午の節句といえば、菖蒲湯(しょうぶゆ)がつきものですが、年に一度入るこの日本版ハーブバスには、どんな意味があるのでしょうか。

そもそも端午の節句とは?

b170425_1
男の子お祝い、もしくは子供の日としての印象が強い端午の節句ですが、そもそも奇数が重なることを、縁起の良いこととしていた日本古来の風習があり、3月3日の上巳の節句(別名:桃の節句)や、7月7日の七夕の節句など、奇数が重なる日は、式日として祝われてきました。

なかでも端午の節句は、別名〈菖蒲の節句〉といわれます。菖蒲は尚武(しょうぶ=武をたっとぶ)と音が同じことから、尚武の節日として盛んに祝うようになり、のちに男の子の誕生の祝いへと結びついていったと考えられています。

なんで菖蒲をお風呂に入れるのか

b170425_4
そんな端午の節句も、もともとは薬草を摘んで袋に詰めて送ったり、軒先に飾って邪気をはらうといった行事でした。その薬草こそが菖蒲で、魔除けのようなものとして考えられていました。いつからかお風呂に入れることで、健康を守るといったものになっていったようです。

少し脱線しますが、古くは枕草子にも「薬玉」として菖蒲が登場します。菖蒲などの薬草を摘んで、袋や彩りのよい糸でつくった玉の中に詰めたものを「薬玉」といい、邪気を除けるお守りのようなものとして、贈り物にされていたといいます。ちなみにこれが「くす玉」の原型だそうです。

菖蒲の特徴

b170425_3
このように魔除けとして使われているということで、だいたい想像がつくかもしれませんが、菖蒲には、強い抗菌作用があるようです。主な成分は、クローブに含まれることでおなじみのオイゲノールという成分。
そういえば、クローブを使った西洋の香り玉「ポマンダー」も、魔除けとして使われていたものですよね。日本のくす玉と西洋のポマンダー、こうしてみるととてもよく似たものなのかもしれません。
>> 「〈香りの魔除け〉フルーツポマンダーをつくろう」はこちら

菖蒲湯とご一緒にいかがですか

b1612_bathoil_680
端午の節句には、やはり菖蒲湯に浸かりたくなりますが、エッセンシャルオイルを少し足して、西洋と日本のコラボアロマバスも良いかもしれませんね。凛とした香りに、ラベンダーのやさしい香りやマージョラムのほの甘い香りは相性もよく、魔除けの効果を高めてくれそうです。

また、菖蒲湯は巡りをよくし、カラダを温めるともいわれています。お風呂あがりの水分補給にハーブティーを飲めば、よい水分が巡って、内側からきれいで健やかなカラダを、手に入れることができそうです。おすすめは、バードックやジンジャー、ネトルやクリーバーズなどのクレンジングハーブです。

人の歴史に植物あり。ハーブというと少し敷居が高くなってしまいますが、日本にもこうやって植物を役立てる習慣は多く存在します。これを機に、日本のハーブの魅力を、再発見してみてはいかがでしょうか。

カテゴリ
タグ
最近の投稿