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enherb BLOGハーブをこよなく愛する者たちの課外活動

2017/11/30

季節のおすすめハーブ

伝説の数だけ魅力がある! 庶民の薬箱、エルダーフラワーの活用法

※2016年11月29日に掲載した記事の再掲です

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ハーブ界の万能選手、エルダーをご存じでしょうか。イギリスでは、生垣や道端によくみられる低木で、クリーム色の小さな花を房状にまとまって咲かせる、可愛らしく素朴な印象のハーブです。花が終われば黒味がかった紫色の小さな実をつけ、その黒い色から学名は「nigra=黒い」という意味があります。

数々の伝説や迷信を持つハーブ

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エルダーは魔除けの木として、庭先に植えたり生垣になっていたりする一方で、エルダーを切ると、木に宿る精霊の怒りに触れ、仕返しをされるという伝説もあり、古いお屋敷には切れずに、大きく育ったエルダーがよく見られるとか。
他にも、魔女が好む木といわれていたり、キリスト教ではユダが首をくくった木であり、キリストの十字架になった木、と考えられているなど、エルダーに関連するエピソードの多さは、他のハーブの比ではありません。
古来から人々が実際に体感したエルダーの働きや、生活に密着して使われてきた存在感の大きさを、証明しているかのようですね。

庶民の薬箱

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古くは、根や幹は下剤として、葉は軟膏として、すべての部位が生活に活用されていました。高価な薬を買えない庶民にとっては、欠かすことのできない万能ハーブだったことから、「庶民の薬箱」と呼ばれていたといいます。

現代では主に、花と実が有名ですが、特にハーブティーなどとして飲む際には、花が活用されます。エルダーフラワーのハーブティーは、主に春先のグズグズなどで止まらない鼻水を和らげたり、ゴホゴホやイガイガを緩和させることに用いられます。そして、マスカットに例えられる甘くフルーティーな香りを持っており、砂糖やレモンを加えた「コーディアル」と呼ばれるシロップとしても愛されてきました。

コーディアルをつくってみよう

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近年、日本でもエルダーのコーディアルは、知られるようになってきました。ビン詰めで販売しているものもありますが、意外と簡単につくれるので、お家でつくってみてはいかがでしょうか。イギリスでは、生のものからつくりますが、手に入りにくい場合は、ドライハーブでつくることができます。

[材料]
・ エルダーフラワー(ドライハーブ) 50g
・ ブラウンシュガー 200g
・ 水 500cc
・ レモン汁 大さじ1~2

[道具]
鍋/計量カップ/茶こし/保存瓶

[つくり方]
①鍋に水を入れ沸騰させ、エルダーフラワーを入れて火を消し、蓋をして5分間蒸らします。
②茶がらを濾して液だけを鍋に戻したら、 ブラウンシュガーとレモン汁を加えて火にかけ、よく溶かします。
③冷めたら保存瓶に移してできあがり。冷蔵庫保管で1週間ほど楽しめます。

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[召し上がり方]
お水やお湯で5倍くらいに希釈して飲むほか、炭酸水や白ワインで割ったり、ヨーグルトなどにかけても美味しく召し上がれます。さらに、ミントやライムでアレンジすれば、ドイツで人気のワインカクテル「フーゴ」も楽しめます。
 
 

様々な逸話を持ち、恐れられたり頼られたりしながら、身近に育つエルダーを使った、コーディアルという伝統的な飲み物がある。そんな文化に触れると、古くから重宝され続けているハーブであることがよくわかりますね。ドライハーブでも十分にエルダーのはたらきを役立てられるので、あなたの薬箱にも加えてみませんか?

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